イマワノキワ

TRPGやアニメのことをガンガン書き連ねていくコバヤシのブログ

プレイレポート 25/04/04 BLP『氷獄のポーチカ』

 去る金曜日、お誘いを受けて久々のブラッドパスを遊んできました!

 

 シナリオタイトル:氷獄のポーチカ システム:ブラッドパス GM:シェンツさん

 

 文月蜜柑さん:レンヌ:22歳女性:金愚=戦衛:異端改修室 過酷な幼少期を教会によって救われた、宗教者らしからぬ態度のヤサグレシスター。自堕落なようでいて、その隻眼は人のあるべき姿を常に探り、見定めている。

 コバヤシ:”未生卵(インキュナブラ)”キトルス:外見11歳男性:源祖=群団:異端改修室 鳥が舞う巨大な温室という牢獄に閉じ込められ、教会の監視下に置かれている最も幼き源祖。可能性を卵として孵す異能を有するが、これにより世に怪物を解き放ちかけた元カルトの生き神。いかにして人の中で生きるべくか、生来持たない疑念をなんとか捏造して明日を探している。

 

 こんな二人が、孵らなかった卵の始末をつけるお話を遊びました。
 実はこのシナリオの原型は執筆当初に遊んでいるのですが、全く別物にブラッシュアップされているということで飛び込ませていただいて、新鮮な気持ちでプレイ。
 そしたらシナリオの中から飛び出してくるものが血盟二人にドンピシャでぶっ刺さり、否応なく傷だらけの過去を思い返しながら、これから先どこへ進んでいくべきか、BLPらしい重たい思考に浸るセッションとなりました。
 異端改修室ということで、宗教的思考がキャラ作成段階から混じっていたのが、さらなるブースターとなった感じで、大変面白かったです。

 レンヌさんが重い影を引きずりながらも、タフにラフに前見て生き延びるタイプの人だったので、自分も適度に悩みつつ、不確かな答えに向かってしっかり進むことが出来る感じになりました。
 人間が好きで人間のマネをしているけど、根本の部分で人間ではない一つの現象をやりきれたのかはなかなか難しいところですが、BLPじゃないと味わえない感じのロールを堪能できて、大変良かったです。
 外国から東京にやってくるシチュエーションだったので、異邦人の目で雪に閉ざされた真夏の東京に迷い込み、小さな幸せを守ろうとするお話しがその場で紡がれていったのも、異形だからこそ日常が大事になるBLPっぽい流れで、とても面白かった。

 

 久々に触ってみるとやっぱりセッションハンドリングも戦闘ルールも、エモい物語の生成補助も、優れた設計でたっぷり楽しめる、素晴らしいシステムでした。
 所属組織ごとに血盟の雰囲気とか、見えてる世界が違う感じが、多彩なシナリオを形にする良い助けになってんだなぁとか、宗教色の濃いPCとシナリオをたっぷり浴びながら感じたりした。
 ミドルシーンをこなすことでブレイクスルーのためのリソースが増えていくルールが、まだ強敵に挑むには速い感覚をデータ的に支えもしていて、臥薪嘗胆の苦さと後に待ち受ける逆転劇の熱さを、両方担保しているのはやっぱ良い。
 こういうるーるの軛が、ロールの燃料になったりもすることを、改めて教えてもらうセッションにもなりました。

 あとBOSSがアホみてーに強くて、こっちも昔取った杵柄、相当良い感じに仕上がったキャラだったはずなのにマジギリギリの細い線を掴み取って勝流れになって、いい具合にヒリツけました。
 人間と歩むの諦めるほどに業の深い怪物という、業血鬼の設定に恥じることのない強靭無敵最強っぷりで、それに打ち勝った俺等の血盟マジ偉い! という気持ちになれて良かった。
 BLPの戦闘は運命の相棒と、否応なく全ての力を合わせて強敵に挑むことになるので、二人で勝った……二人だからこそ勝てた感じが濃かったのも、システム特有の経験をした感じがありました。

 

 というわけで、大変楽しいセッションでした。
 同卓していただいた方、ありがとうございました!