Bang Dream! 2nd Seasonを見る。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年1月11日
星の鼓動の赴くままに、主催ライブを決めた香澄。春の日差しは暖かく、お弁当の卵焼きはとても美味しく、世は事もなく過ぎていく。
そんな長閑な日々は、青い焔に焼き尽くされる。本気で自分たちを高め、届けるべく、厳しい嵐に立ち向かう氷の華、その名はRoselia!
そんな感じのRoselia回であり、ポピパ回の助走であり、新たな可能性の胎動回でもある。人数がとにっかく多いので、色々手際よくやっていかないとな!
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年1月11日
それでもどっか抜けて生っぽいダイアログの魅力は損なわれず、むしろ加速していく。おたえと有咲が掛け合いでつえー…。
ヒキを見れば判るように、今回は香澄が現実の厳しさを思い知る…前段階くらいのお話で(も)ある。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年1月11日
いつものようにノリと勢いで主催ライブを口にしたものの、看板背負う銭金扱うってのは重たく厳しい。呑気なきららノリだけじゃ解決できないものを、至近距離で学んでいくことになる。
これを背負うのがRoselia、特に言葉が足らないツンツンクールガールの友希那さんである。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年1月11日
バリッバリに尖った意識高い系をセンターに、緑髪のクールな実務担当者、朗らかな黒髪とちびっ子、ポンコツ不器用人間のケア担当ギャルという分配は、なかなか面白く感じた。(アニメからのにわかですいません)
友希那さんはジトッとした眼で不機嫌に世界を見据えている…ように見えて、相当音楽と音楽をやる自分を信じてるんだな、と思えた。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年1月11日
自信があるから、ヘヴィな試練もチャンスに変えて飛び込める。そこに仲間を巻き込むこともためらわない。香澄とは違う、寡黙なカリスマとリーダーシップが見える。
その不器用な生き方は時に誤解と摩擦を生むけども、そこら辺は茶髪のケア担当がバリッバリやってる…のだろう。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年1月11日
今井さんが”紫”の宝石を撫でるOP、自分は門外漢なんですが”文脈”過ぎませんかね? リサゆき担当の人は心停止とかしてない?
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Roseliaはカラーリングが凄く印象的、かつそれを活かした演出が強いバンドだなと感じた。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年1月11日
衣装に散りばめられた黒、紫、緑を各キャラの髪に分配(逆算かもだけど)し、統一感のあるシックなカラーリングでまとまった印象を出す。
バンドとしての完成度、熱量、信者の本気っぷり(強まったゴス女たちが隊列為してザッザッザと闖入してくるシーンは、『Roselia”強い”な…』と秒で解って好き)も合わせて、いい意味でのアマチュアリズムを背負うポピパとは好対照だ。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年1月11日
友達目線ではないからこそ、青く高い星として見上げられるバンド。
だからといって信頼感が無いわけではなく、友希那さんのクールさが冷たく全てを冷凍しているわけでもない。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年1月11日
3Dになって目立つようになった目線の演技が、主に今井さんに生きてて、彼女がどんだけポンコツリーダーを思いやり、ケアしながら”Roseliaらしさ”を発揮できるよう気を配っているかはよく判る。
中二病でちびっ子で可愛いのに、ドラムプレイはパワフルなあこちゃんと、控えめなんだけども出る時は出る白金さんの凸凹コンビも良い。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年1月11日
有咲に現実を見せるべく、最初の助け舟を出すのが白金さんだったのは凄く良いな、と思う。気弱ガールが、意を決して前に出る瞬間に弱い。
緑の氷川さんもスルスルと状況を取り回しているように見えて、バンドのため、自分の音のために出来ることを片っ端から背負って闘う音楽戦士(バンドウォリアー)の静かな闘志を感じさせた。(妹との巨大感情がとんでもないことになってるらしいことは、一応知ってるマンの感想)
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Roseliaは友希那さん筆頭に高い目標を掲げ、それに届くための地道な足場づくり、自己確認、チームワークの構成を怠けない、とてもいいバンドだと思った。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年1月11日
少女らしい瑞々しさを活かしたまま、いいパフォーマンス、それで表される本当の自分をしっかり見据えている感じ、というか。強いバンドだ。
それが回想を挟まない一本回しのステージングでキッチリ叩きつけられるのは、3Dに舵を切った利点だろう。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年1月11日
おそらく現実の声優さんによるステージングを強く反映しただろう、細やかな演奏描写。手元を頻繁に確認して、音をしっかり捕まえて届ける感覚が生々しくていい。
”BLACK SHOUT”の楽曲としての強さもあるが、照明によるカラーリングの演出が鋭い。”色と光”を使って、演奏体験をより鮮明に観客の記憶に焼き付けようという野心が、白から赤、青へと移り変わるライティングから漏れている。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年1月11日
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ちょっと冷たいホワイトアウトから、血の色の鮮烈、各メンバーの個性を活かしつつも”Roselia”の青で統一した完成度へ。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年1月11日
ステージを見る観客全員が、Roselia(のヘッドである友希那さん)の世界へ吸い込まれていくような、音と光の総合美術。Roseliaは既に、そういうステージを見据え、実現してみせた。
高い意識を現実に焼き付けるRoseliaの主催ライブに、客演として、未来の主催として足を運んだポピパは、あくまでのんびりお気楽気分、ハードな実務は有咲任せである。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年1月11日
蔵の引きこもりだったあの子が、今では生徒会業務もバンドの折衝もバリバリやるようになって…なかなか眩しい。
ポピパの心臓である香澄が勢いはあっても足元がお留守で、衝動最優先の危なっかしいじゃじゃ馬だというのは、一期でも描かれたところだ。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年1月11日
『手伝ったほうがよくねーか?』と、有咲に言われて初めて気づいたり。
袖で勉強する立場なのに、Roseliaの真似で結果を出す(としか取れない)発言をしたり。
色々危なっかしい。そこに秘められた可能性と決意を見て取ったから、友希那さんも頭を下げてステージに上ってもらったのに、『Roseliaみたいなバンドになります!』って言われたら、まぁガッカリよね…。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年1月11日
そこで『持ち味活かせよ! Roseliaにない”身近な可愛さ”で推せ!!』と言えない不器用さが好き
あくまで学生感覚のポピパと、(多分)友希那さんに引っ張られる形でちょっとプロ入ったRoselia。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年1月11日
その目標も強みも当然違うはずで、友希那さんは『それもいい』と思っている。だから全てが自由になるステージに、自分の裁量で参加を許可した。でも、その違いと強さに香澄は気づいていない。
その距離感の差が2つのバンドの到達点、センターの立ち位置の違いを巧く示して、なかなか面白かったです。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年1月11日
個性をただの記号にせず、衝突させたり引っ張り合ったり、物語的運動の中でちゃんと見せるのは、キャラとドラマがスルスル食べれたありがたい。人数消化する上でも大事だな。
ポピパの呑気でトンチキなところがしみじみいいもんだというのは、結構時間を使った日常シーンでじんわり感じられる部分で。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年1月11日
相変わらずどっかズレてて、それ故生っぽく、繋がってるのにお互いぶっ飛んでるポピパの空気が、上手くセリフに乗っかっていた。これを摂取すると肌ツヤッツヤしてくるわ。
しかしそういうヌルいノリだけでは、主催ライブはこなせない。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年1月11日
自由に全てを描けるということは、自分が何を描きたいのか、描けるのかを明瞭に見据える必要がある、ということだ。
友希那さんにはそういうビジョンがある。それを形にするべく走り回ってくれる仲間もいるし、自分自身もストイックに磨く
今回Roseliaが見せた”BLACK SHOUT”の完成度を、そのままコピーする必要はない。だがそれを生み出した理想の高さ、現実の努力、胸から溢れる熱量、それを支える強い繋がりを、香澄とポピパは見せれるか。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年1月11日
そういう課題も、抜け目なく描く第2話だったと思う。Roseliaの”凄み”をこう活かすのは巧い。
そして三本目の柱が、二期から動き出す新入生たちのお話…だと思う。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年1月11日
馴染み深いあっちゃんを楔にして、ロックに憧れる田舎メガネと、つまんね顔をしたヘッドフォン娘が、抜け目なく画面を飛び回っていた。
新参担当に抜擢されたおかげで、あっちゃんの出番が多いのほんとありがたい…あの子好きなの僕
ポピパのフレンドリー路線ではピクリともしなかったのに、Roseliaの”圧”にぶち抜かれて目を覚ます少女は、一体今後どう立ち回るのか。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年1月11日
田舎メガネの吹き上がり描写と合わせて、なかなか楽しみである。今後も癖の強いメンバーが、ドシドシ集結なのかな?
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今回は妙に細かいところに巧さを感じるシーンが多くて、その丁寧な仕上がりが動き出した物語の勢いを加速させていたとも思う。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年1月11日
有咲が主催ライブ対策でメモ取る時、手にとるのがペンではなくて携帯なところとか。まーもうそういう時代だよなぁ~~。
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楽屋でRoseliaの”圧”を浴びてる時、おたえを座らせて右下がりの直線に頭を合わせ、画面の収まりを良くしてたりとか。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年1月11日
キレーに直線が引けて、横並びの構図があんまのっぺりしない。それぞれの表情も当惑と期待が混ざっててなかなかいい。
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主に六花が賑やかしの空気抜きを担当してたけども、コミカルな表現が全体的に”ブブキ・ブランキ”を思い出させ、『サンジゲンの”血”ッ…』って感じだった。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年1月11日
漫符の使い方とか、途中の動きぬいてバババッって動く所とかね。色々あったけども、あのアニメの笑いは嫌いじゃなかったな、やっぱ。
別のアニメの話はさておき、複数要素を贅沢に盛り込みつつ、一個一個を丁寧に磨いて見せてくれるいい第二話だったと思います。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年1月11日
ガーッと横幅広くキャラを見せた第1話に対し、ポピパとRoselia(と、未だ名付けられざるバンドの胎動)をどっしり掘り下げ、それぞれの色と現状を見せる。
アニメで主に摂取してる自分は、Roseliaというバンド、湊友希那という少女(リーダー、ボーカリスト)がどういう存在なのかようやく分かった感じで、彼女たちをとても好きになれました。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年1月11日
いや実際、あの尖ったナイフの鞘担当する今井さん、相当”ヤバ”でしょ…ガルパ、”履修”スっかなぁ…。
そんなRoseliaからすべてを背負う覚悟を手渡されたポピパは、現実に戸惑い立ちすくむばかり。一期と違って順番待ちの女の子が列をなす中、あんま悩む時間は残ってないぞ!
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年1月11日
とはいえ次回予告の満面の笑み、元気な”キラキラだとか夢だとか”を見れば、巧く行きそうな期待がバチバチで、次回が楽しみです。