イマワノキワ

TRPGやアニメのことをガンガン書き連ねていくコバヤシのブログ

楽しいロケテスト

今日はシェンツ先生が開発した、格ゲーやるためのオリジナルサプリ「GURPS Crazy-Punch-Up」のオンライン対戦会でした。原型が残らないほど加速されたシステムにより誕生した、美闘士たち(オッサン含む)はこちら
"凶悪なるイノセンス"イルーミナティ(重量級投げキャラ) コンパクトなサイズと、掴んだ後の爆発力を秘めたロマンキャラ。打撃技は一切ない。いつでもお腹ぺっこぺこだおう。PLはBraveoneさん。
"森の守護神"エルフ川タンク子(重量級投げキャラ) サンプルキャラ最強の名前も高い、重さは強さを体現する投げキャラ。細かい距離調節や、ディフェンスも出来る。PLは浅間忍さん。
"最強の格闘王"ケンジ(中量級打撃キャラ) 徹底的に手数を出し、苛烈な攻めで相手を追い込むパワーファイター。親指を建てる勝利ポーズが印象的。PLはシェンツさん。
"アイドル死闘主義"明桜遊繭(軽量級投げキャラ) 軽量級の手数を活かし、投げハメを狙う攻め重視のキャラ。タレ目が可愛いヤンデレ系アイドル。PLはコバヤシ。
"最後の忍道"蘇芳秋日子(重量級打撃キャラ) 元企業工作員の忍術使い。バステを与えることを重視した、ややトリッキーな戦い方をする。コーポレイト殺すべき、慈悲はない。PLはコバヤシ。
こんなかんじの面々(キャッチコピーは捏造)が集って、模擬戦をしてみたよ。1試合の時間はだいたい一時間、早いと30分でした。

○第一試合 ケンジ VS 遊繭
軽量級の足の速さを生かし、即効で崩しにかかる遊繭。開幕攻撃がかちあい、ラッシュに負けた遊繭が弾き飛ばされる。めげずに攻める遊繭の猛攻を、3D6で10以下の判定に上手く成功し、致命打を貰わないよう立ちまわったケンジ。だが、投げを通され起き上がりに中段投げを重ねられる。これによる確定ダウンで相手をハメるのが、遊繭の狙い。
なのだが、防御しづらい中段投げを見事に切り返し、ケンジが攻めに回る。手数と火力を兼ね備えたケンジのコンボに、遊繭の体力ゲージが一気に枯れる。上段に打撃を集められ、一気にスタンまで。なんとか状況を切り返して、クイックスタンディングからのコンボで逆転を狙う遊繭だが、冷静に捌かれてKO。
打撃力のある相手をハメきれないと、軽量級はあっという間にライフがなくなりますね。自分は「期待値が出る」ものとしてキャラを仕上げてしまうタイプですが、3D6はとにかく荒れる。場が荒れた時のリスクコントロールが、GURPSベースでは大事だなぁ。

○第二試合 イルーミナティ VS エルフ川
両者投げキャラであり、得意間合いはだいたい同じ。僅差で先手を取ったルーミィが攻めに行くも、再び起こるラッシュ勝負。確率的にはそんなに高くないはずなのだが、やっぱり3d6は荒れる。ルーミィの起き上がりを待ち構えていたエルフ川先輩が、バニシングフラットをこすりながらゴリラのように接近してくる。ジリジリとダメージを受けるルーミィ。
対空投げでダウンを取られ、おまけのラッシュで追撃を入れる。超減った。素直に起き上がり距離を離すルーミィだが、再びバニフラで距離を詰めてキツい投げを打つエルフ先輩。これをルーミィは何とか凌ぎ、超火力の必殺投げを入れる体勢を作る。起き上がりを詰めに来るバニフラが、数字丁度でルーミィのセビを割って、根性ゲージも空になってK.O。
ほぼ同型だったのですが、劣勢でダメージを抑える手段、移動困難な状況で間合いを詰める手段の有無が勝負を分けた感じです。ルーミィの火力はマジヤバイので、最後のセビが割れなければ逆転の目も十分あったのですが。呼吸法つえーなーマジ。

○第三試合 ルーミィ VS 蘇芳
重量級同士ではあるものの、純組み技と近距離打撃使いと、得意間合いが大きく異なる二人。先手を取ったルーミィがジャンプで詰めるものの、重量級なので空中での行動制限がキツい。手を出せない所に、待ってましたとばかりに蘇芳の対空が刺さる。情け容赦のない踵蹴りが重量級幼女を襲い、一気に体力ゲージが危険領域に。
しゃがみ状態になったところで、定番ムーブである中段投げ重ねを狙うも、タイミングがズレてルーミィに手番を渡す蘇芳。距離もドンピシャなのでそのまま関節を決め動きを止め、必殺の六道がジャストタイミングで決まる。なかなか面白い量のダメージが発生し、蘇芳の体力ゲージが真っ赤に染まる。詰め方を誤ることもなく一気に決めきり、そのままKO。
重量級同士だと、お互いの火力が跳ねますね。お互いの焦りが一気に流れを変える辺り、いい具合に格ゲーっぽさが再現できていると思います。そして3D6は荒れすぎだ。知ってるけど。

○第四試合 蘇芳 VS 遊繭
蘇芳PLはシェンツ先生にお願いしました。開幕、牽制のつもりで昇竜が出る遊繭。「やってない!」と思わず叫ぶものの、画面とダイスは正直です。迷いなく踏み込んで重いパンチを入れ、有利状況を作る蘇芳。だが遊繭との手数の差が激しく、暴れて状況を作られる。そのまま崩して投げハメに持って行き、かなりHPを削る。
ダメージコントロールに気力ゲージを持って行かれた蘇芳だが、なんとかリカバリーしてターンを取る。起死回生のスタン狙い攻撃を放つが、遊繭をピヨらせきれない。アラート領域に入って残り時間が少ないので、一気に攻めに行く遊繭。蘇芳の体力ゲージも大きく減るが、起死回生ならず。空中状態の遊繭を詰めるべく対空を放つものの、仕込みブロッキングからのカウンターコンボが炸裂し、ぎりぎりのところで遊繭の勝利。
お互いやるべきことはやって、最後の最後でダイス目が勝敗を分けた感じでした。今度は強制ダウン→しゃがみ→中段投げの「理論値通りならリターンが大きいセットプレイ」も成功したしね!

こんな感じで、模擬戦回は終了しました。クレパンはGURPSの「キャラ表現力」「なんか競り合ってる感じ」を生かしつつも、面倒くさかったりストレス溜まる部分は徹底的に潰していて、いいシステムだなぁと思う。「格ゲーっぽく」というデザインテーマが生き生き表現されていて、キャラ作っていても、試合しても、観戦してても楽しく見れるのは素晴らしいことだ。一週間後くらいにトーナメントが始まるのですが、今から楽しみデス。うむ。