イマワノキワ

TRPGやアニメのことをガンガン書き連ねていくコバヤシのブログ

武神降臨 58回雑感

無事武神戦まで終わりまして、ザックリと自キャラ軸に振り返ってみようじゃないの! という日記でス。

 

・開始前

色々ございまして、58回が直近ラストの参加になりそう、ということで、自キャラのお話を総仕舞いするべく根回しをする。

掲示板を使ったり、メールを使ったりして、チマチマと地固めをした結果、他PLさんの協力もあって結構うまく行きそうな状況を整えることが出来た。

スペック的にはみんな変更はねぇので、お話方面だけに注力する形に。

 

・久延彦

久方の出番と為った久延彦だが、スペック的にはハーラそのまんま。

遠距離戦に持ち込まれた時のアドの無さが嫌だったので、夢幻掌を最後まで切れず、となるとハーラのスペック流し込みが一番安定してるかな、と。

開幕バックジャンプをしないように戦術を再定義し、安定性重視でチューンしたくらい。

 

※予選Aブロック VS飛鳥井雅紀

耐久型を誘って、手刀ラッシュを切って捨ててカウンターと追撃でフィニッシュ。

結局このゲーム、しっかり仕上げると階級関係なく火力過剰になるので、こういう詰め筋もある。

簡易筋肉鎧は喉狙いに対して脆いので、5CPの節約にどのくらいの価値を認めるかで、10CP筋肉鎧とどっち積むか決める所だなぁ。

 

※予選Aブロック VSアリス

集中に集中を合わせ、その隙間に最速の連撃ねじ込まれて負け。

空蝉対策で乱列・最速はトレンドに為ってると思うのだが、非耐久型の防御を抜く役にもたつので、汎用性は案外高い。

耐える系相手には決定力にかけるので、此処は割り切るか、耐久型を殺す別の武器を載せるか、ちょっと考える所。

自分の立ち回りとしては、集中に対する対応ミス以外の何物でもねぇ。集中を咎める手段としても手数系は優秀なのだが、漫画技能を積んだ達人は前提やらなにやらで流派構造がキチキチになりがちであり、サブウェポンを積むのも大変。ココらへんのやりくりが、腕の見せどころではあるなぁ。

スペックに変更がない場合、最善手は何になるんだろうか。集中からその中身は見えない(ので、例えば最速に全力防御は正解でも夢幻掌には不正解であり、そこの見切りは不安定な賭けになる)し、単発で突っかけても切り崩せないだろうし……バックジャンプかなぁ。

 

 

・ アナ=オランジェ

一度も負けずに櫓を登りきり、天敵スペックな微笑の防御を抜いて初めて、自分の生存が獲得できるというすげーハードモードな今回のニノン。

最後まで愚直に先手フェイントコンボ&強打な耐久狩りシフト。

 

※ 予選Bブロック VS鎮守杜戦志郎

足の遅い相手にコンボをねじ込み、達人なので防御シフトを維持したまま相手にターンを渡し、次のターンの二の矢で殺した試合。

こういう形になるので、耐久型を現状の武神で出すのはためらわれる。

強打を使ってきた自分が退場する形になるので、その隙間をどなたかが埋めて抑止力が残るか、使われなくなって耐久天国に成るか、それは判らんね。

 

この辺りでBブロックのステロVSソフィアがあって、カースの動きがとても面白かったので、それを拾う形で武神戦に小説入れたらどうっすか! と無茶苦茶な提案を板さんにする。

それに対するレスポンスは「それだけだと面白く無いので、カースの不利な特徴である『特異点』をアナの黄金化でアイテムに変えて、武神戦で運命引き寄せる展開に説得力出しましょうよ!」というものだった。

神すぎる。

正直、自分はまとめること最優先で動いていて説得力のあるロジックを組み込めていなかったので、この動きは渡りに船であった。ラストにこういう創作が出来て、自分は本当にラッキーだと思います。

なので、ゴリゴリゴリゴリと小説のたたき台を作り、板さんに台詞をレスポンスしてもらいました。感謝。

 

※ 準々決勝

VS ジェフリー・オズボーン

試合内容としては耐久型相手に先手を取って勝利という感じ。

ニノンの詰め筋は一発目のアクロ振り蹴りよりも、二発目の移動攻撃KOパンチの方が重要であり、これを打たせないためには実はサブターン3以上ある達人のほうが結果的に耐える/逆転の目があるというね。

とはいえ貰ったら大体負けるので、貰わないようにするか、貰う前に戦型を押し付ける方が、先手必勝型(というほど、ニノンはイニシアチブにリソース割いてなかったりすんだけどね)相手は勝ち筋が見えると思います。

 

板さんとのやりとりが「今あるお話を終える」方向に向いているとすれば、PIPさんとのやりとりは「これからの物語を作る」方向の打ち合わせでした。

自分が関われなくても、お話の種は積極的に撒いていくべきだと思うし、そのためには相手のキャラを見て、言うことを聞いて、お互い納得できるラインを見定めることが大事かな、と思います。

百花園関係のお話がスタートする土台は巧く整えられたと思うので、他のPLの方々も是非、ふるって参加してください……と、しばらく離れる男が言うのもアレか。

 

※ 準決勝 VSコード・レッド

純カウンター型柔法相手に背面を取り、コンボをねじ込んで勝利。

二発目のフェイントを見切りで消されてたら、まぁ負けてた試合。

こういう細かい指定で勝敗が割れるのは、スペックが拮抗している証拠だと思っています。

逆に言えば、スペックを煮込んだ後は如何に戦術指定でバグを出さないか、落とし穴を減らすかという地道な勝負になるので、校正にかけた時間=勝率だと個人的に思っています。

 

お話としてはBルート希望者代表決定戦であり、ドロテアの鼻っ柱をへし折る展開。

強キャラは物語要素が崩れにくく、立場が安定していると同時に物語が回転しにくいので、強キャラ相手に負けたタイミングで大きく回すのがいいかなー、と思って妖精眼ネタをねじ込みました。

快く受けて頂いて、感謝の極み。

 

※ 決勝 VSアシュリー・ノーレッジ

カウンター型剛法が相手で、攻めあぐねている間にカウンターで死んだ。お見合いしてるより、どっかでぶっ込んだほうが勝ち筋は見えたかなぁ。ココらへんの判断は非常に面倒だ。

アッシュ先生は古参なんだが、ルールとトレンドの変化に合わせて最新版にアップデートされており、具体的には機動攻撃と全力攻撃を多用するようになっている。

カウンター一本槍だとどうしても事故死が避けれないのだが、戦術フェイントで確実に崩しつつ、高い防御性能で相手の無謀な攻めを切り落とす積極性の高さは、すげー強い。

隙を伺っている間に相手のターンになるし、大きく動くと切り崩されるし、最新版に追いつくキャラクターの基準は、現状のアッシュに勝ち筋が見えるかどうかで決まると言っていいと思う。

勝ちたければ、勝利の鍵からダウンロードして穴が空くまで見るのがグッドナイスだ。

 

お話としてはAルート希望者が更地にされ、此処を抜ければ勝利が見える! というライン。

なのだが、アッシュはお話に絡んでいない相手なので、あえてそっち方面の話ではなく、試合を軸に据えて回転させる。

最後の試合になるかもしれないし、テーマは『場としての武神降臨、その称揚』として、ニノンを武神降臨に対してデレさせる方向でいく。

結果、かなり綺麗になって負けることが出来たので、エンディングもすんなり行きそうな気配に。いやーありがたい。

ニノンは厳しいルートセットをされていたが、あと一息のところまで頑張ってくれて、製作者としては『よく頑張った』としか言えねぇ。

 

・ 天羽微笑

武神位にいて暇な微笑だが、お話としては予選段階から試合前小説の仕込みをしたり、ソフィアがトスを上げてくれたり、色々していた。

武神降臨はお話を展開する場所としては時間の流れが圧倒的に早いが、色々準備をし当日も気張るという前提条件が整うと、グルーヴ感満載の面白い物語体験が出来る場所だと思う。

開催時期がモロにお盆休みと重なったのが良かったなぁ。こういう意味でも、ラッキーなタイミングでお話を回せたと思います。

 

※ 武神戦 VS アシュリー・ノーレッジ

というわけで武神戦、相手はさっき当たったアッシュ。実際の話、灰さんは文句なしに最高のスペックビルダーであり、連戦するのも理由あってのことだなぁ。

試合の方はお互い移動権限を残し自分のターンにしたいタイプだが、隠し芸を色々積んでいるぶん微笑の方がサブターン数が少ない。

最初に誘いを通すも巧く紛らわされ、旋回不可に合わせたカウンター組付きもベース性能の高さで弾かれる。

この状況下での選択肢は待つか出るかなんだけど、微有利背負ったら攻めたほうがリターンの高いゲームだと思うので、微笑の積極性は上げてある。基本的に組めば優位入れるキャラではあるし。

一度攻めてしまえば側面の取り合いでほぼガー不な攻撃をしのぎ合うことこになるので、ダイス目に嫌われたほうが負ける状況。待っていても、二度目のチャンスが来るとは限らない。ダイス目は荒れるときは荒れる。

なので、身長差を活かしてC侵入から足組み付きを仕掛けるも、1/2を引かれて攻撃的避けを貰い、追撃でKO、という流れ。講評でも言われてるけど、「やれることはやった」展開

別パターンがあるとしたら誘いの代わりに集中なんだけど、下手にこっちの分岐度を上げると予選のアリス戦みたいになる。結局読み合いと割り切りかなぁ、ココらへん。

 

お話としても総決算になるのだが、アッシュは今回参加表明をしていない。どうするか相談する時間はあんまない。結果として自分が選んだのは、「灰さんを信じて丸投げ」というもの。

準決勝でPIPさんのソフィアと当たっていたので、ココを足がかりに選択をして頂きました。"勝ち残った"ということは尊重すべきことだと僕は思っているし、灰さんも部外者ではなかったので、結果として投げてしまってよかったかな、と思いました。

残すはエンディングですが、試合の日付という厳密なリミットが定まっているわけではないので、比較的のんびりススメてもいいかなぁ、と考えてます。

 

というわけで、56回を振り返ってみました。

自分は結構勝ちつつ、新規スペックを掘り下げたPLにきっちり負けた大会でした。それは当たり前で、前々回辺りから自分、一切スペック周りを弄っていない人間であり、そういうイキモノがちゃんとやってる方に負けないほうが、ゲームとして不健全だと思う。

しばらく当事者ではなくなるので、武神関係の記事も数が減るとは思いますが、もしリクエストがある場合は受け付けて分析したりしますので、何かあった時はどうぞ気軽に。