イマワノキワ

TRPGやアニメのことをガンガン書き連ねていくコバヤシのブログ

ミス・モノクローム -The Animation 3-:第10話『RADIO』感想

新OPは"モノクロ音頭"と予測していたが、第二候補の"モノクロ体操"がぶっ込まれたアイドロイド・アニメーション、今週は仙台。
トンチキアンドロイドがボケ倒すのを暖かく見守りつつ、気付けば人の真心で自体が解決しているという、非常にモノクロ世界っぽいお話でした。
好き勝手絶頂に暴走するモノクロさんを、とにかく見守り続けるマネオの振る舞いが好きすぎる。

お話の運びとしてはいつもの観光案内を枕に、唐突に『新幹線を乗り過ごす』という問題が発生して、さてこれをどう乗りこなすかという漫才開始。
意思持つ掃除機・るーちゃんが聖域と化しているのを逆手に取って、リニアるーちゃんで解決! と思わせておいて外してくるのは、結構好みの流れでした。
いつも拾わずボケっぱなしのモノクロの笑いですが、今回は特に手際よく畳み掛けてきていて、テンポよく笑いを生んでいた印象。

眼帯を気に入った(そしてそれを頑なに認めない)モノクロさんの可愛い姿で一ネタ盛り上げて、オッドアイ+牛の暴走ネタでもう一転がしした上でやっぱり外してくる広げ方も、二期モノクロらしくて好きだ。
モノクロさんは誰かをバカにして下げる笑いが少ないコメディなのですが、ホッコリしつつ笑える理由は、短い時間でどう『モノクロームらしさ』を詰め込み、笑いを元気よく転がしているかを考えた構成に多くがある気がする。
『異形のモノたちが時々我を通したりしつつ、お互い思いやって穏やかに暮らし、小さな何かを成し遂げていく』話がとにかくツボで、モノクロさんはほぼ完璧に好みを満たしている自分の贔屓目の可能性は、十分にあるけども。
今回見せてくれた『感性の赴くまま好き勝手にやるモノクロさんと、それを見守るマネオ&やよいたん』の絵面が持ってる多幸感に脳みその裏っ側までやられちゃってる身としては、あんまロジカルな感想出てこないよなぁなどと、書いた文章を読み返して思ったりする。

そんな立場なので、『真面目にラジオに出たら、気の優しい人が助けてくれて万事よろしく収まりました』という優しいオチはマジで最高。
話の作り、転がし、まとめ方、奇っ怪な世界を受け入れる包容力。
全てが僕の好きなミス・モノクロームであり、やっぱ俺このアニメ好きなんだなぁとつくづく思う。
岩崎監督に求める要素が全部詰まっていて、最高やホント……4thシーズンあんのかな、来季。