イマワノキワ

TRPGやアニメのことをガンガン書き連ねていくコバヤシのブログ

プレイレポート 16/06/19 TNX『Escape From Labyrinth』

今日はオンセでUL-NOVAを遊んだよ。自作のバディものワン・ナイト・ビズシナリオだよ。

 

シナリオタイトル:『Escape From Labyrinth』 システム:NOVA-X 

時雨さん:"信念の牙(トゥルースバイト)"神威蓮:28歳男性:カゼ◎フェイト●レッガー 企業テロによって両親を奪われ、身を寄せたBHには正義はなく、今はフリーランススマグラーとして生きている男。星なき災厄の街でも信念を貫く、タフな好青年。

ブラフマンさん:ジギィ・ハードペイン:40代男性:タタラ◎●チャクラ、ヒルコ 地べたを這いずりまわって生きる、メカニック中年。辛い過去故に一見ソリッドな生き方をしているが、実は相棒に劣らずウェットなオジサン。

と言うわけで、『俺が一時間半でやってみたいShadowrun』を裏テーマにお送りする、痛快バディアクションシナリオでした。自分的にサイバーパンク浪花節なので、スゲー悪いやつがいて、そいつに非道い目に合わされてる(が、自分なりに頑張ろうとしてる)ヒロインがいて、そいつらに立ち向かう主役がいるというオーソドックスな構図がビシっとハマるのだ。

今回PLのお二人は初顔合わせでして、好みや得意な手筋も分かってない状態。そんな二人が相棒として事件を切り抜けていくシナリオなんて出来るの? と思わなくもなかったが、UL-NOVAのポテンシャルを活かせば出来る、出来るのだ。(TRPGシグルイ

若い正義を思う存分貫く走り屋・蓮と、中年の渋面で彼をたしなめつつ実は自分もウェットなメカニック・ジギィのバディムーブは非常に楽しそうで、NOVAってまじスゲーなーと。スタイルやPC間コネ、プレアクトテキストやハンドアウトなど、システムを構成する要素が非常に効率的に『カッコイイ』を実現するように仕上がってんだな。

そしてULというスタイルはそれを高速化・高圧縮して使いこなせるわけで、NOVAの楽しさをギュッと圧縮すればPLの心理的・時間的間合いもまた圧縮されるのだなと思いました。PLみんながとても楽しそうでよかった良かったです。

ゲームって実は集中力が残ってる前半のほうが密度・速度ともにピークが来る(なので出合い系シーンが一番凝ったシーンに成りがち)なんだけど、緊張がほぐれてきたのと、プレイが短いのが相まって、クライマックス辺りで最高速に入ったのは珍しい経験だった。TRPG的なスタミナの使い方も、想定されるプレイ時間・スタイルによって変わるんだなぁ、当然だけど。

と言うわけで、良いセッションでした。やっぱ速さは強さだなぁとつくづく思いました。同卓していただいた方、ありがとうございました。