バンドリを見る。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2017年2月5日
メンバー攻略戦第二弾、ベース担当牛込りみを倒す回。
有咲とはまた別の意味でりみを、天性のゼロ距離戦闘能力とロックンローラーの血を持つ主人公が一気に寄り切る…と思わせておいて、案外押し引きのある回。
りみのコンプレックスである姉・ゆりの描写が結構良かった。
かなりとんでもない初ステージとなったが、そうそう簡単に魔法を起こさせない世界設定が感じられ、あの拙い初舞台は結構好きだ。ベースが増え、バンドになり、繰り返されるきらきら星がだんだん曲になっていく様子は、情がある。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2017年2月5日
あそこでノープランでぶっこんじゃう香澄は、本当ロックンローラーだな
感情が溢れるあまり泣き出してしまうりみの描写もそうなんだが、今回は演出がちょっと重たいというか、加減がうまく出来ていない印象も受けた。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2017年2月5日
きらきら星のシーンはもうちょっとザッザと進め、結論に早めにたどり着いてもいいかなぁと思ったが、ベースの準備を失敗交えじっくりやるのは良かった。
香澄が常時ギターに触り続け、ヘッタクソな音を鳴らし続けているのは、魔法のない世界で上手くなる唯一の方法に忠実で、とても良かったと思う。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2017年2月5日
りみがステージに踏み出すまでの逡巡に時間を使ったのも、同じように魔法のない世界を照らす演出なのだろう。いきなりは上手くならないし、変われもしない
魔法があるとすれば、あのきらきら星に怒りもせず、盛り上がってくれるお客さんの優しさだとは思うが。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2017年2月5日
音楽にまつわるリアリティのレベルと、人間の感情にまつわるリアリティのレベルが巧く釣り合っていなくて、見てる僕が調整しないといけない感じを受けたかな。
とは言うものの、りみとゆりの間にある感情を、日常生活を丁寧に切り取りながら見せるシーンはとても好きだ。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2017年2月5日
姉の前だけでは自然に振る舞えるのに、姉がいるから頑なになってしまう。そういう矛盾の土台となる日常が見えるので、かなりエキセントリックなりみの気持ちも身近になってくる。
生徒会長をやってる時と、姉をやっている時と、スーパー高校生バンドとして瑕疵なくステージを回し切る時。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2017年2月5日
ゆりの様々なペルソナがスパッと描かれていたことで、彼女のキャラが印象的に映えていた。このぐらいの軽みがいいと思うのだが…やっぱ僕は今週の話、全体的に『持ちすぎ』だと思ってるな。
先週攻略された有咲はギャーギャー文句言いつつ、すっかり香澄のロックンロールに巻き込まれてしまっていて、良い距離感でいい友人をしてくれていた。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2017年2月5日
あいつ根本的に善人なので、今後もグダグダ文句垂れつつ、香住のボケの水気を切ってくれるだろう。ありがたい立ち位置の、ありがたいキャラだ。
さておき、ステージへの恐怖感を乗り越えさせたのが、他者への思いだという運びは良かった。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2017年2月5日
結局演奏も練習も自分がやりたいからやるものなのだが、その背中を推すのは憧れなり優しさなり、内側から出て外側に飛び出していくものなのだ。そしてそれが自分にも帰ってくる。感情は循環する。
自分をステージに運んだグリグリのために香澄が踏み込み、それに引きずられる形でアリサが上がり、無様な勇姿に勇気づけられてりみが前に進む。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2017年2月5日
ここらへんの連鎖が凄く良い構図なだけに、もうちょっとスマートに見せてくんなかったかな、という気持ちはある。やっぱ今回ぎこちない。
とまれ、少女たちは初舞台を踏み、ベース担当は自分の音楽を見つけた。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2017年2月5日
魔法のない世界で彼女たちはバンドになっていくわけだが、その先に何が待っているのか。
さばけた態度のドラム担当・山吹沙綾を来週攻略するっぽいけども、さてはてどうなるかな。地道さが面白いので、きめ細かくやってほしい。