終末なにしてますか? 忙しいですか? 救ってもらっていいですか? を見る。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2017年4月11日
何も救えなかった無様な敗残兵が、死ぬこと以外に存在意義のない可憐な少女たちを相手に、生きたり死んだり死んだり生きたりしていく話…でいいのかな。(原作未読)
どれだけ無為の中の輝きに向き合えるかが勝負か。
第1話を見た感想をザラッと既存言語で表現すると、『ファンタジー世界を舞台にしたGUNSLINGER GIRL。主役はマジカルコールドスリープ済み』って感じ。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2017年4月11日
ガンスリは長い旅路を経て、美少女を兵器として使い潰す悪趣味を見事寄り切ったけども、1クールの短いスパンでどこまでかけるか。
とりあえず『刺す』ための事前準備はきっちり整えていて、少女たちは無垢で可憐だし、出だしからして『綺麗な風景見れたし、死んでも悔いなんてね~し!』って強がってるし、主人公も子どもたちには柔らかく接しているしで、アバンみたいな大惨事になって胸がかきむしられる準備はOK。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2017年4月11日
保管庫(実態は養護院)の清潔で暖かな感じが結構好きで、そこでのんびりまったり活きていて欲しい…死から遠ざけられ愛され健やかに育って欲しい…という願いが、自然とにょきにょき伸びる。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2017年4月11日
無論それは的確に踏むために伸びる苗で、感情移入するからこそ悲劇による足払いはダメージが大きい。
作者の筆一つで遠ざけることが出来る不幸を、創作世界に持ち込む理由。それは無残や悲惨を通じて、なにか言いたいことがあるから…のはずだ。ポーズや客受けのためだけに動員される残虐、それに踏みにじられるキャラクターは表現ではなく消費物であって、それを食い散らかす自分含めて如何様さもしい。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2017年4月11日
このお話が悲劇ポルノなのか、わざわざ世界と少女を殺す意味合いのある物語なのかは、見てみないとわからない。それこそアニメで表現される範囲を超えて、その終わりまで付き合わないと分からないところではあろう。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2017年4月11日
しかし、エンドマークに至る途中であっても、創作の姿勢と至誠は見えるものだ。
僕はそこで背筋が伸びていてほしいな、と思う。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2017年4月11日
死にたくないのに死んでいく子供、死ぬべきではないのに死んでいく子供、死にたくないのに死んでも大丈夫と強がる子供に、避け得ない滅びに、滅んでいく世界に、向き合いきってほしいなと願う。
そういうお話に、このアニメはなってくれるのだろうか?
とりあえず第一話で見えた範囲で言うと、主役が何かを守ろうとして何も守れず、しかし千葉繁声のゴブリンの真心を無下にはしない程度に人間性が残っていることはわかった。子どもたちを邪険にしないことも。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2017年4月11日
守れなかった遠い過去、同じような場所で交わした約束がCパートに入るのは、エグくて良い。
夕日や木漏れ日の表現がとても綺麗で、この世界が生きるに値するくらい美しいのはよくわかった。スカボロー・フェアも好きな曲だ。意味的には薄暗い曲だし、死出のデートにマッチしてると思う。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2017年4月11日
どーでも良くない世界、死んで当然ではない命達は、巧くキラキラ扠せられていた。その上で、どう殺すか。
それは『少女=兵器』という、=で繋げてはいけない存在が現実にそこにあるという殴りつけで引いた後、どういうモノをどういう風に切り取っていくかで決まると思う。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2017年4月11日
青髪の女の子や、可愛いちびっこ達が何故死ななければいけないのか。死んで守るべき世界はどんな塩梅なのか。それはまだまだ謎だ。
そういう世界レベルの謎だけではなく、主人公が散るために咲く花を前にして何を思い、何をするかという行動の積み重ねも、というかそれこそが、悲惨を語る姿勢そのものになるだろう。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2017年4月11日
穏やかで知的な感じがして、第一印象は凄く良いんだよな、ヴィレムくん。
ひどく穏やかでいい雰囲気の世界の臓物は、女の子の生け贄で出来ていて、叶えられなかった生存への願いが腐臭を放っている…はずだ。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2017年4月11日
綺麗に綺麗に、死後の世界にように汚濁を排除した第1話は、生存への剥き出しの欲求と今後対比させるために、綺麗すぎて生活感がないのかもしれない。
犠牲のもとに成り立つお話の汚濁と清浄を、今後どう扱っていくか。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2017年4月11日
ショッキングなネタのチョイスで足を止めず、死ぬべきじゃない命が死んでいくということにどういうアンサーを返していくのか。
来週以降の歩き方が楽しみでもあり、不安でもある良いスタートでした。世界が綺麗なのが、残酷で良い