ドリフェス!Rを見る。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2017年10月7日
深夜の男子アイドルスポ根アニメが帰ってきた! あまりにもまっすぐで、あまりにもアイドルのど真ん中なボーイズが、夢を掴んだその後の物語。
主役五人の現在と未来を手際よく描きつつ、そこに絡んでくる外野もしっかり捕え、自分たちの武器もブンブン振り回す。良い一話だ
自分は!が異常に多かったドリフェスにズッポリはまり込んじまっているガイなので、まず冒頭のライブシーンが凄く嬉しかった。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2017年10月7日
泥臭く暑苦しい青春のぶつかり合いを経て、デビューをもぎ取った彼らがプロとして、あんなに大きい舞台に立つ。堂々と自己紹介をしてキャーキャー言われる。
そういう晴れ舞台を非常にナマっぽい追体験として味あわせてくれて、なんというか『感謝』があった。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2017年10月7日
二期としてステージが切り替わった感じ、アマチュアからプロへの変化が物語の底にあるわけで、あのシーンの『仕上がった感じ』は作品全体にとっても大事なんだと思う。
俺の好きな少年たちがキラキラと、デカイ舞台で輝いた後はその先にある風景を描くことになる。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2017年10月7日
仲良しで、初々しくて、一生懸命な五人組。その可愛げをたっぷり描きつつも、話はそこで終わらない。絆にも色んな形があるし、ステージが変われば意識や求められる者も変わる。
そういう新しい場所に導線を引くのが、メンターではなく同格のアイドルとしての顔を強調してきた三神さんであり、ACEの三人組(特に小笠原)なのだろう。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2017年10月7日
三神さんと三貴子が創造すらつかない『遠い天井』だとすると、ACEは触れるけども確かに上にある『近い天井』って感じかなぁ。
ディアドリーム個人の掘り方でもそうだったし、KUROFUNEを描くときでもそうだったんだけども、ドリフェスは男の子たちの絆を描きつつも、それぞれがバラバラの存在であることを大事にする。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2017年10月7日
それぞれプライドと個性があって、バラバラだからこそ刺激になるし、変化も生まれる。
三貴子がデビュー組に対し、画一的な対応をしない(そしてその反応も、一面的ではない)ところは、ドリフェスらしい多角的な描写だったと思う。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2017年10月7日
ディアドリにだけに声をかけた五月女をフォローするように、『KUROFUNEもライバルだからな!』と言ってくれる三神さんの目の良さな。
んで、同じKUROFUNEでも圭吾は特例でデビューした状況に焦っていて、勇人は状況へのリアクションがいまいち見えない。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2017年10月7日
ユニットだからって一つ同じである必要はないし、むしろそのギャップを埋めていく努力が、均質な状態より良いものを生み出すかもしれない。ここら辺は来週以降か。
腹パン人間小笠原も、スタッフさんが慰めてくれるところを『可愛いだけだな!』とバッサリ。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2017年10月7日
でもそれは、ドリフェスを殻付きの小鳥とナメず、同等のエンターテイナーとして見ているからこその言葉。ココらへんの意識がシンプルに、ストレートに台詞に乗っかってるのは相変わらず強い。
僕がドリフェス好きな所は、昭和臭のするオールドスクールなアイドル感とか、声優陣の初心で必死な演技とか、トンチキで押す時は思いっきりトンチキにするところとか、まぁ色々あるわけだが、キャラクターが泥臭く本気で、アイドル活動に汗を流しているところだ。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2017年10月7日
ベタ足熱血で青春のど真ん中を、地面に足つけて描き分けていく土臭さ。舞い上がる埃と人間の証明が鼻を付いてくる所が好きで、それはこの第1話も変わらない。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2017年10月7日
みんな必死にアイドルしつつ、でも全然足らなくて、その状況を自覚していればこそ頑なになる。なかなか上手くいかない感じが良く出ていた。
そして状況に自覚的で、非常に明瞭に道を見定め、元気に歩き直すタフさがあるところも好きだ。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2017年10月7日
薄暗い公園で顔を覆っていた影を、小笠原の『可愛いだけだな!』の奥の真意を、ディアドリの五人は誰に教えられるでもなく、ほぼ完璧に理解し、道を定める。世界を見る目線が、まったく曇っていない。
それはイカニモ物語的な、克服するべきテーマを迷わず直感出来る才覚だ。現実的ではないと言われれば、確かにそうだ。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2017年10月7日
しかしそういう絵空事に大真面目に取り組み、キャラに出来る極限まで必死にやろうとする姿勢を、ドリフェスは崩さない。クサイ台詞も本気で言い抜いて、自分の問題として乗り越える
その『見通しの良いど真ん中勝負』は、やっぱり僕が見たいドリフェスであり、公園で道を見つけるシーンのクリアな感じは、とても良かった。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2017年10月7日
こういう場所の整理がいいので、時折暴力を交えつつ心のディープなところまで降りても、どっかに光が指している感じを受けるのだ。地図がある迷路というか。
デビューを果たし、ディアドリが戦うべきステージは大きく変容した。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2017年10月7日
必死で、全力で、元気で、無邪気で。
一言で言えば『子供のまま』では戦いきれないプロの舞台で、彼らはどうアイドルに『なって』いくのか。今後物語を貫く縦軸を、しっかり描く二季第一話だったと思う。
とりあえず純哉クンが可愛かったなー…。リーダーとしてセンターとして、メインで仕事貰ってメインで悩んで、みんなで間違えてみんなで答えを探して。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2017年10月7日
彼が真ん中にいると、まとまりを持ったまま思う存分バラバラに慣れる安心感がある。性格と面倒見いいからなぁ純哉クン。
あとドリカに秘められたエールが主人公たちの見つけた道を物理的に照らし出すシーン、トンチキファンタジーの使い方として『正解』過ぎて良かった。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2017年10月7日
わざわざトンチキアイテムで『ファンの愛』を物理結晶化しとるわけだから、ああ言う直線的な使い方が正しいわな。
『行けるっしょ!』という印象的な台詞をあえて『行けるっしょだけじゃ行けない』と捨てることで、ステージの変化を分かり易くしていたものも良かった。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2017年10月7日
『可愛いだけだな!』もそうだけど、パワーあるワンフレーズでテーマを圧縮して、グッと話を持っていく腕力がドリフェスにはある。強い。
デビューした後の景色、『アイドルになる』ための戦い。仲間の絆と、ライバルとしての闘争心。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2017年10月7日
今後の物語を貫くテーマと、それを背負う先輩たちの肖像をしっかり切り取り、主役たちの挫折と奮起をまとめ上げた、非常にいいスタートでした。やっぱドリフェスはいいなぁ…来週も楽しみです。