ラブライブ! サンシャイン!! を見る。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2017年11月30日
ようこそ雪の国へ! ライバルユニット・Saint Snowの実力を確認し結晶への布石を貼る…という普通なバトル展開は、Aqoursはやらん!!!
ざっくり負けて函館観光した後、エモい絵面で黒澤姉妹がエモくなり、まさかのりあルビで、視聴者の側頭部を殴り続ける回
先週明確に『これ、負け犬たちのサーカスだから。栄光ではなく敗北に向かって突き進む列車だから』と宣言した流れを受けて、SaintSnowは呆気なく負けた。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2017年11月30日
うーむ、筋が通ってるというか、魔球を連続して投げてくるというか。ほんとに『血湧き肉躍る勝ち負けのドラマ』はやる気が無いんだなぁ。
僕個人としては物語の熱量平均をどこに取るかはそこまで興味がなくて、サンシャイン独自、Aqours独自の物語に嘘なく進めて欲しい。なので、ここで負けさせるのはアリだな、とは思う。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2017年11月30日
結構サバサバ運命を受け入れてる姉様が、こらえてる感情を来週どう爆発させるか次第ではあるけども。
Aqoursは『継承』が一つのテーマというか。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2017年11月30日
選ばれない奴ら、勝てない奴らの気持ちを背負い、敗北者たちの代表として勝者になって、朝日に消えていくイメージがある。(正確には、先週ようやく固まった)
ので、無様に負けたSaint Snowの無念と夢は、ちゃんと描いて受け継いでほしいな、と思う。
まぁIQ下げて、ただただ可愛く函館観光だけしてても良いんだが。黒澤姉妹以外の浮かれポンチ力は全体的にとんでもないことになっていて、特にずら丸のデブキャラ食ってるだけ力は内破寸前だった。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2017年11月30日
さっすがにダイエット回やってる余裕はないだろ…尺というか、決勝を前にした物語のテンション的に。
キャラの絡みに植えてる亡者たちに、あま~い蜜をトロトロ脳髄に注入するサービスシーンをてんこ盛りで出していく前半。何かと小原が果南ちゃんとベタベタベタベタする所と、ヨハリリが継続的に元気な所と、同室なのにすまし顔で距離保ってる渡辺が面白かった。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2017年11月30日
あと千歌のイスラミックジハードコーデ
そういうおポンチタイムの隙間にも、溢れる作画力で『今回のルビィは何かが違う…』と突いてくるのは、結構良かった。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2017年11月30日
負けたやつの気持ちが想像できてしまうのは、壊れ者だらけAqoursでも特に気が弱いルビィだからこそか。二期になってからピギピギ小動物でしかなかったが、そういう細かい心情大事よ
『露骨生活領域にズカズカ踏むこむほど、ルビィちゃん幼稚園じゃねーだろ!』というツッコミは、ヒロインの秘密を一人覗き込んでしまう特権確保のためには些細な問題である。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2017年11月30日
『やりたいことは判るが…』というゴツゴツした感じは、サンシャインっぽいなと思う。判るので展開自体は飲み込めるけども。
感情が先に走って、結果が追いついて、理屈が置き去りにされる。このエモシオン最優先主義は無印からのラブライブ節。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2017年11月30日
であるが、気持ちをよっぽど強く描くか、強引に見えて繊細な繋ぎをしないと、視聴者が食いにくい手筋だとも思う。サンシャインでは、完全に失敗してはいないけど、圧が足らない印象
とは言うものの、オレンジ色に染まった海辺で黒澤姉妹がエモい会話するシーンのエモさは、流石ラブライブという感じだった。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2017年11月30日
ここ一点で『押せる』作画とカメラワーク持ってるのは、やっぱ強みだよなぁ。唇と太ももにフェティシズム乗せすぎプルプルすぎである。
勝利の後に待っている別れは、黒澤姉妹だけでなく一年・二年と三年にもやってくる。今回ダイルビで交換されたもの(それが後に理亜にも届くわけだが)は、やがて来る終わりの予行演習でもあったかな、と思う。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2017年11月30日
同時に姉妹だけが共有できる、狭くて重たい愛の熱量、その特別性も、よく伝わった。
二期になってからダイヤさんは良いシーン、良いエピソードをたくさん貰っていて、モエモエ書割ではなく、傷も起伏もある人格にしっかり育ってきている。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2017年11月30日
その人間味を妹に移すことで、ルビィも可愛い小動物から、年相応の陰りがある少女になれた感じだ。こういう話が好き。
そんなお姉ちゃんにパワーを貰って、一人雪の中女を連れ出す女。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2017年11月30日
電飾、風、夜。何かが起きないわけがない予兆に満ち溢れていて、あの散歩シーンは好きだ。二人共ちっちゃめなので、街の巨大さ、世界に二人きりの特別さがよく浮かび上がっていたと思う。ムーディーッ!!
姉が好きすぎて頭がオカシイ妹(内浦代表) VS 姉が好きすぎて素直になれない妹(函館代表)。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2017年11月30日
姉キチ二人の頂上決戦は、いい具合の幼さに満ちていてチャーミングなシーンだった。俺はホント、誰かが好きすぎて頭おかしいキャラが好きなの。ガンガン好きすぎて頭おかしい様子を見せて欲しい。
世間と巧く付き合えなくて、そんな自分をアイドル活動の中で表現できるのが嬉しくて。姉が好きで、姉と一緒にやるスクールアイドルが好きで。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2017年11月30日
ルビィが特権的に理亜を拾い上げて、心を通わせるための共通点は、ダイヤとの会話で巧く確認している。なので、スーッと心に入っていく流れも素直に食えた。
そんな二人が本当に繋がる決定打が『姉から離れていく喜び、続けていく喜び』なのは、理屈として素直に感心した。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2017年11月30日
理亜が『姉を愛しているからこその申し訳無さ』で身動き取れなくなってるところを、ルビィがダイヤから受け取った『妹を愛しているからこその期待感』でぶち壊す。スマートだ。
今回姉から妹への『継承』が肯定されたことで、μ'sを終わりにする決断を果たした無印とはまた違うところに行くつもりなのかな、とも思った。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2017年11月30日
かつて語り得なかった、潔く終わらないからこその意義に踏み込めるなら、それはAqours独自の物語だ。そういう部分がゴツゴツ出てくれると、やっぱ嬉しい。
そして今回描かれた思いは、それを受け取る側がちゃんとレスポンスして完成する。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2017年11月30日
姉の思いを受け取った妹の思いを、姉が受け取る。敗者の無念を感じ取った勝者の心遣いを、敗者が受け取る。その到達点は次回描かれるのだろう。とても楽しみである。
それにしたって、やっぱ莫大な感情が動く瞬間をアニメで切り取ってくる才覚、それをぶん回して薙ぎ払って黙らせる腕力は、やっぱ凄いなぁと思う。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2017年11月30日
おっきなツリーとちっちゃな女の子二人の対比、完全に『デートじゃん…初々しい二人が初めて一緒に見上げたクリスマスデートじゃんッッ!』ってなったわ
ああいうエモい絵で唐突に殴り飛ばされる気持ちよさってのは確かにデカいんだが、腕力の強さに頼って下準備を丁寧にやんなかった感じも、正直ここまであった。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2017年11月30日
が、ルビィちゃんだけが『何か』に気づいている様子を細かく練り込んだ今回は、豪腕ストレートで殴り飛ばす前のジャブがよく効いていた。
今後決勝までどう時間を使って、何を見せてくるかはさっぱり分からないし、決勝が終わることでAqoursの物語にエンドマークが付くかも、サッパリ予測が立たない。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2017年11月30日
ただ、今回みたいな流れで語ってくれると、より楽しく心にも届くな、と感じた。来週がとても楽しみである。むき出しの姉様が見たい。