衛宮さんちの今日のごはん を見る。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2018年5月1日
風薫る皐月。お山の爽やかな空気を背負って、たけのこが様々な人の手を渡る。色んなアイデアがコロコロ転がり出会って、耐熱皿の中で一つにまとまる。この世界では、間桐亭ですらパステル調。
そんな感じの、レアキャラ大集合なお話。
というわけで、いつものようにまったりほっこり、幸福な衛宮ごはんである。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2018年5月1日
音響の仕事が最高に良く、たけのこの硬い食感が柔らかいグラタンの中でアクセントとして咲き誇る感覚を、確かに感じ取ることが出来た。綺麗なメシを並べるその先、派手感で味わう所までアニメになってるのは流石。
※訂正
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2018年5月1日
派手感で → 歯で噛んで
今回は桜が若妻オーラ剥き出しでバリバリヒロインするお話であり、所々で出てくるまんじゅう顔が最高に可愛かった。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2018年5月1日
完食の喜びでくるくる回るシーンとか、多幸感で脳髄を焼きに来る電脳兵器だからね…法で規制しないと…。
UFOはエッジな表現が目立つが、衛宮ごはんは日常系への適性も見せてくれる。
放熱の関係でオーブンを開けた場所に出す描写。あるいは冷蔵庫の中にちらっと見える常備菜。たけのこのアク取りの完璧な手順。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2018年5月1日
12分30秒の間に、抜かりなく描写を詰め込んで緊張感を逃さない作りは顕在で、やっぱりよく出来ていた。このディテールとゆるふわな運びの共存は、なかなか不思議で楽しい。
そういう『いつもの楽しさ』からちょっと目を離すと、今回はリレーの回だったかな、と思う。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2018年5月1日
先週のサンドウィッチのお返しに、零観さんから送られたたけのこ。スーパーで偶然であった美綴姉弟がくれた、グラタンというアイデア。善意と思いつきは色んな人の手を通じて、色んな人へ運ばれる。
基本食べるだけ組の描写もしっかりあって(ごはんなのでTVを消すセイバーの描写が可愛い)、色んな人が関わりつつ繋がる、メシというメディアの強さがよく出た回だったと思う。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2018年5月1日
思いつきでメニューをひねる、日々の営みとしての家事の面白さも巧く盛り込んで、息遣いのあるエピソードだった。
一成から貰った食材、美綴から受け取ったアイデア、士郎の思いつき。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2018年5月1日
色んなものが混ぜ合わさって生まれたグラタンは、衛宮家を飛び出して慎二の孤独な食卓に昇る。
固くて冷たいワカメの心を、春気を宿したたけのこが突き破って、ニクいアイツも衛宮めしの住人となる。パステルカラーでほわほわだ。
おんなじ会社が作ってるHFでは、今後いかに『兄妹たり得なかったか』が描かれる二人だが、衛宮めしの世界ではあくまで優しく、穏やかに時間が流れる。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2018年5月1日
自分の作った、みんなから受け取った喜びを口いっぱいに頬張り、満たされる。そういう当たり前の幸せが、慎二に与えられてもいいじゃないの!
そういう声が聞こえるような、『衛宮さんち』から少しはみ出る5月のたけのこでした。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2018年5月1日
ワカメいじりの季節がようやく終わり、俺が見たい扱いの間桐慎二が、ようやく見れている感じもある。桜もヤンデレ方面でイジられてるより、今回みたいなお嫁さん感剥き出しの勝負が良いよやっぱ…。
美術がやっぱり良くて、一月の間に薄衣のように積み重なる温もり、変化していく季節の匂いが巧く宿っている。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2018年5月1日
一ヶ月一回更新という形式が、視聴者のリアルと作中の時間のシンクロを生んでいるのは、とても面白いと思う。次回も楽しみです。