ハッピーシュガーライフを見る。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2018年7月21日
サイコ一武道会のチュートリアル雑魚・ファミレスの店長を倒したさとうちゃん。しかし第二・第三のサイコが次々襲いかかる。
誘うさとうが悪いのか、襲うサイコが悪いのか。愛と憎悪と無関心が毒液カクテルを作る、狂った街の狂った日常。
さぁ、笑顔の地獄が始まるよ
というわけで、ガッツリ掴んだ第1話の勢いそのままに、一気に状況が展開する第2話。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2018年7月21日
ドM不倫教師、覚醒の逆レイプ被害者、執着オーラむき出しの女の子。サイコがサイコを読んで数珠つなぎ、随分凶悪な街だな…エンカウント率高すぎない?
先生をぶっ飛ばしたら、起き上がって仲間になりたさそうな眼でこっちを見てきた瞬間、思わず『汚いドラクエ5かよ!』とツッコんでしまった…。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2018年7月21日
ライダーバトルにおける敵ライダー並に、ドシドシサイコがやってくる。”citrus”の系譜やな、多分。
哀れな被害者一号だった三ツ星くんが、ペドフィリアの鎧をまとってサイコ一武道会にエントリーしてきたのは、意外かつ納得。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2018年7月21日
奪われるだけじゃ我慢できない、俺も奪う側に回る!とばかりに、弱者を踏みにじる方に踏み込んでいくあたり、因果は回るアニメだ。メイン、虐待経験持ちっぽいしな…。
そこでタゲに取るのがしおちゃんで、助けに行くのがしおちゃんの兄なあたり、狭い因果がグルグル回っているなぁ…因子の距離が近いほうが、話の沸騰速度が早くていいけども。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2018年7月21日
強サイコオーラをビンビン出しているさとうちゃんに、覚醒を果たした三ツ星くんは立ち向かえるのか。今後が楽しみだ。
こんなクレイジーばっかの世界じゃ、そらさとうちゃんも苦い苦い言うわな。監禁部屋の内側は天国、外側は地獄。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2018年7月21日
さとうちゃんの世界は、非常にシンプルな二分法で出来ている。というか、自分の魂を生存させるためにシンプルにした、というか。しおちゃんだけが世界の全て、ほかは全部どーでもいい。
そこら辺のざっくり感が行動にも現れ、結構雑に脅迫バトルを仕掛けたり、フリル飾りの腐肉の処理を押し付けたりしてた。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2018年7月21日
この万能感というか、都合の良い結論を世界からピックアップして染め上げれるタフで雑なマインドは、なかなかサイコでいい。都合の悪いものはバールで殴れば良いんだよ!
さとうちゃんは男にも女にもモテる。節度のあるお付き合いをスナック感覚ではみ出す、限界人間にばかりモテる。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2018年7月21日
そういう性質が今のさとうちゃんを作ったのか、そういうさとうちゃんだからモテるのか。因果は読みきれないが、とにかく望まない相手にモテる。それは苦い。愛の押しつけは苦いのだ。
さとうちゃんがしおちゃんへの愛を、それ以外の全てを犠牲するほど重く見ているのは、多分生涯初めて自分の中から出てきて、自分の自由に使える”愛”だったからだ。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2018年7月21日
押し付けられ、自由と尊厳を奪っていく”愛”を引きつけ、それに侵略されてきたさとうちゃん。
そんな彼女が出会ったのは、ただ可愛い小さな女の子ではなく、”愛”という綺麗な感情を綺麗なまま、自分の望むままに押し付けられる相手なわけだ。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2018年7月21日
奪われるだけじゃ我慢できない、自分も奪う側に回る!
三ツ星くんと同じ決意を果たして、さとうちゃんは立派なサイコになりました。
さとうちゃんが幸運(そして多分不幸)なのは、その愛が相互共鳴する、本物の”愛”だったことだ。しおちゃんもさとうちゃんのことは好きで、二人はお互いの欠落を埋め合う共(依)存関係にある。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2018年7月21日
『お互い納得してるなら、それはそれで良いんじゃないの…?』とも思うが俺が許しても刑法が許すかな?
ままごとめいた、しおちゃんの立ち居振る舞い。それはあのお城が砂で出来ていて、常識や法の大波をかぶれば、一瞬で崩壊してしまう脆さを教えている。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2018年7月21日
危うい綱の上、それを自覚しないまま踊る。スリルに溺れるわけではなく、ただ許されなくても愛し、愛され続けたい。先生とは、確かに違うね。
ベランダに出ず、洗濯物を不器用に棒で回収しようとする。しおちゃんもまた、心の何処かに穴が空いて、真っ直ぐ生きるのが難しい子供だ。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2018年7月21日
お兄ちゃんのボロボロ加減、蘇るトラウマ。悪魔を狂わせた天使も、ただ無邪気なだけってわけじゃなさそうだなぁ…。
そんなしおちゃんとの、危うい愛の日々。心から笑い、喜べるハッピーシュガーライフを守るため、さとうちゃんは戦う。バールとか下着チラ見せとかで。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2018年7月21日
お城の外に出た後、表情変化が一切なくなる所が、さとうちゃんの防衛を感じさせ、怖く痛ましい。自分に”愛”を押し付けてくる世界はどーでもいいのだ
どーでもいい、価値がないと切り捨てることで、これ以上傷つくのを止めた、というか。それでもさとうちゃんの魔力は、色んな人を引きつけ狂わせる。法律も常識も倫理も、さとうちゃんを特権的に見逃してくれるわけじゃない。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2018年7月21日
自由なようで四面楚歌、甘くて苦い撤退戦。さて、どう転んでいくか。
まずはしおちゃんが世界につながるへその緒、ボロボロになりつつ妹を探していたお兄ちゃんを、バールでボッコボコにする所からだ!
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2018年7月21日
しおちゃんにも過去があって、自分の他にも大事な人、大事に思ってくれる人がいる事実をスコンと見落としてるあたり、やっぱザックリ系サイコだな。
振り上げたバールを駆動させるのが、独占欲と嫉妬ならば。それはさとうちゃんを傷つけてきた”押し付けるだけの愛”と、根っこはおんなじである。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2018年7月21日
でも同時に、全てを犠牲にしても構わない博愛の色も、確かに二人のハッピーシュガーライフにはあるのだ。
エゴとアガペ、どっちが世界の真実か。さとうとしおの愛の生活は、どちら側に振り切れていくのか。そもそも、博愛と独占は共存し得ないのか。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2018年7月21日
そんなアンバランスな問いかけを、二人は今後も歩いていくだろう。フラッシュバックする過去がバックリ切開され、歪みを生み出す源泉も描かれるだろう。
サイコがなんでサイコになったのか。傷は何処から生まれるのか。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2018年7月21日
それを説明しなくても、傷は傷、痛みは痛み、歪みは歪みだ。原点無き暴走の結果として、フリル飾りの腐肉があり、脆い愛の巣がある。
しかしまぁ、それが生まれた場所を描いてくれたほうが、お話としては飲みやすいし盛り上がるよね。
そんな過去を匂わせつつ、色とりどりのサイコ共と、丁々発止の切った張ったも同時進行。やや駆け足気味の展開が、高BMPでのサイコラッシュを生み、独特のドライヴ感があった。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2018年7月21日
お兄ちゃんをボゴってた悪漢といい、この街の悪徳濃度凄いことになってない? なんかの魔術実験?
博愛と我執、過去と現在に引き裂かれ、また混じり合いつつ、お城のハッピーシュガーライフは続く。城の外は醜く苦いもので溢れてるけど、さとうちゃんが忌み嫌う”それ”は、実はさとうちゃんの心の中を満たしてもいる。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2018年7月21日
酷くアンビバレントなアンバランス、一歩間違わずとも地獄絵図。さて、どう転ぶ?
そんな現状を駆け抜けつつ、行き掛けの駄賃で変態教師がぶっ倒されるお話でした。博愛を知らない利己主義者は、この世界だと弱いな!
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2018年7月21日
まぁ、無辜の純愛もエゴを必ず孕み、致命的な間違いを必ず起こす世界ではあるんだが。そこで見つけるべき、真のハッピーシュガーライフとは。
来週も楽しみですね。