アイカツフレンズを見る。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年3月30日
ラブミーティアが新たな旅立ちに踏み出す前に、いざ魂のぶつかり合い!
大好きが溢れてつい言い争い。そんな可愛いお二人を、大会場で晒し者!
神城カレン最後の悪ふざけと、ピュアすぎる思いに祝福を…今、一年分の思いを載せて鐘が鳴る。鳥が舞う。
そんな感じの最終回、フレンズの喧嘩は銭が取れる! エピソードである。マジ無茶苦茶だなあの世界の”芸”…知ってたが。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年3月30日
”勝負”としては第42話にピークを作り、二ヶ月の”余生”を作ってきたアイカツフレンズ。最終話は今までやってこなかった正面からの喧嘩…といっても超微笑ましいものがテーマである
フレンズを愛すればこそ、気になる不満、揺らぐ感情。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年3月30日
遠慮せずぶつかりあえばこそ、深まる絆。
カレンさんはそこらへんを知ってるので、みおちゃんの無知につけ込んで仲直り式を開催する。それは個人的な楽しみでもあり、元ダイヤモンドフレンズ最後の置き土産でもあろう。
まぁ喧嘩っつてもイチャコラの別形態でしかなく、ピュアパレットのLOVEがいかほどのものか、ファンや身内に見せつけて拍手を貰おうって式である。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年3月30日
パーソナルな感情を板に乗せて、エンタメにしちゃうのはフレンズの特色よね…こうして考えるとスゲーよな、フレンズ芸。
ラスト二週の”余生”は例えばアイカツボーイズだったり、ココちゃんだったり、各フレンズの深掘りだったり、時間を『今まで書いてこなかったこと』にまわしていた。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年3月30日
今回書かれた愛ゆえの軋轢も、その一環なのだろう。眼福、眼福。
あいねはあんま濁った部分を出さない子だったので、今回嫉妬とかつまんない苛立ちとか、生っぽい表情をたくさん出していたのはとても良かった。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年3月30日
そういう顔も、人間なんだから当然ある。それを覆い隠すのではなく、そこ含めて受け入れていくこと。
『それがフレンズ』ということをミライさんは伝えたかったのではないか。いやまぁ,『ケンカの後の仲直りFuckは最高よ…』ってことかもだが。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年3月30日
ホント”仲直り式”完全隠語でな~~~。アクセサリー・キッスとか完全に暗喩じゃん…金も鳩も大盤振る舞いだし。
フレンズがロマンスの文脈を借り受けているのは最初からなので、今回ぐらい露骨に体温上げたのは良かったと思うけども。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年3月30日
友達であって友達でなく、ビジネスパートナーでもあり、恋に似た感情と熱量を持ち、高め合うライバルでもある。
”フレンズ”は作品独自の関係性に、上手く育ったと思う。
糖度高めなトンチキエピではあるのだが、幼少期から芸能界に身を置いて、周囲を見ながら賢く生きていたみおの姿、そこを半歩はみ出すあいねとの出会いがちゃんと描かれたのは、とても良かったと思う。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年3月30日
かけがえない”私らしさ”は人と出会い練磨される中で、宝石のように硬く残り、美しく変化もしていく
『アイドルであってフレンズではなかった』湊みおが、『フレンズはたくさんいてもアイドルではなかった』友希あいねに出会い、お互いの色を混ぜ合わせていくこと。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年3月30日
そこで見えた自分の色彩に、愛情とプライドをもって前に進んでいくこと。
”あなたと私”から広がっていく世界を抱きしめること。
最後のポエムも照れなく叙情性強く、フレンズ一年間のど真ん中をしっかり捉えていた。最終話なんだから、こんぐらい腰を据えてポエジーで殴っていいのだ。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年3月30日
二人で物語に残る後輩と、別れて新天地に旅立つラブミーティア。一瞬見せる女達の”揺らぎ”が、ナイーブでよかった。
サプライズとなった4人ステージ。物語が始まったときはひよっこだった少女たちも、運命のパートナーに出会い、星を掴むほどに成長した。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年3月30日
第一話で流れた”アイカツフレンズ”に帰還するステージングは、一年を締めくくるいい終わりだったと思う。
そして、時が流れていく。
二年目の話は来週やるとして、良い最終回、良いシリーズでした。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年3月30日
ありがとう、アイカツフレンズ。
ぶっちゃけスターズとのアレソレで”アイカツ”との接合面が複雑なことになった僕にとって、フレンズのクレバーな視力、素直な可愛げ、時に攻め過ぎな感情の濃さは、とてもありがたかった。
むろん傷の治療薬として個別の作品があるわけではなく、フレンズはフレンズとしての個性、良さをたくさん持っていた。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年3月30日
ただそこに、一週一週、明るく楽しく積み重ねることで、作品との擦過傷をケアしていく個人的な歩みが、輝きを添えてくれているように思う。それは嘘ではないのだ。
色々いいところがあるが、”フレンズ”が作品独自の意味合いを手に入れられたのは凄く良かったと思う。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年3月30日
作品が進み、ピュアパレットがアイドルとしてサクセスしていく中で、ロマンスの文法を窃盗する以上の意味合い…仕事としての野心と火勢が別の意味合いをもたせていった。
それは追うべき”アイドルの天井”として、ラブミーティアを時に破天荒に、説得力をもって描き、使い切れた結果だと思う。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年3月30日
ラブミーティアは強いから、そこに追いつくためには今の自分、今の自分たちでは足らない。もっと”フレンズ”になることで、生まれるものを力に変えて。
そういう歩みのなかで、”フレンズ”は独自のカッティングを施され、この作品だけの特異な、とても面白い概念に成長していたと思う。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年3月30日
無論、露骨なロマンスの文法を臆せず使い倒したことが、作品に独自の勢いと潤みを与え、感情の躍動を描いてもいた。
”フレンズ”の特異性に閉じこもるだけではなく、むしろそこに足場があればこそ思い切り広い場所に飛び出していける多様性の肯定、挑戦の是認もまた、フレンズの特色だと思う。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年3月30日
これは”アイドル”という仕事を作品のコアに選んだ結果でもあり、叙情と理論、物語とキャラの感情が噛み合っている。
ダイヤモンドフレンズという頂きに早めに登らせて、”その後”を二週間書き続けたことも、かなり独自の構成だ。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年3月30日
勝利の先に続く、新しい景色。挑戦を足場に、否応なく成長していってしまう少女。何かと見落とされがちなテーマにしっかり踏み込み、面白い連作となっていた。
終わった後余力を残したことで、作品を支えた様々なキャラクターに尺を回し、十分己を発揮する舞台を用意できたのも、公平でよかった。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年3月30日
特に”天井”頑張ったラブミーティア、勇退の花道を見事に描いた第49話は、この公正でなければ描けないエピソードだろう。とても良かった。
キャラクターも個性と可愛さ、真剣さを併せ持った気持ちのいい少女たちばかりであったが、特にみおが良かった。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年3月30日
未熟さとクレバーさを併せ持ち、あいねと出会うことで至らぬ部分を埋めていく。もっているものを、アイドルド素人のあいねに分け与えていく。出会ったからこそ輝く”あなたと私”
みおちゃんが限界ラブミーティアオタクのクソ名誉童貞だからこそ、毎回楽しかったし、お話もしっかりうねった。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年3月30日
愛される欠点をキャラクターにつけるのは劇作の基本であり、また難事でもあるけど、それにしっかり成功していたと思います。二年目も頑張って!
一年間フレンズを見て、とても楽しかったです。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年3月30日
登場から七年、”アイカツ”というコンテンツにも様々に疲労が見える。それは否定できない。
でもだからこそ、”アイカツらしさ”に自分なり向き合い、綺麗で可愛くて体温のある答えを出したこのアニメは、とても凄いと思うのです。
幸運にして、僕らは二年目のフレンズを見れます。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年3月30日
頂点に立ったピュアパレットが、どんなアイカツを見せるか。宇宙から降り立った不死鳥は、どんな嵐を巻き起こすのか。
それに期待しつつも、一年分の感謝を込めて。
アイカツフレンズ、ありがとう。とても面白かったです。お疲れ様!