スター☆トゥインクルプリキュアを見る。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年9月23日
長い旅を終え、地球に帰還したプリキュア。
当たり前に動き出した責務が、当然と時間を削り出す。
大人の”やらなきゃいけないこと”を、”やりたいこと”まみれの子どもは判ってくれない。
角が伸びたフワ、自意識衝突のエピソード。
というわけで夏休みムード終わり! 秋は地道な生活回だよッ! というお話。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年9月23日
ずーっと宇宙メインのお話が続いたので、どっしり腰を落として学校軸で話が回るのは、なんか懐かしい感じ。
中身も学生としての”やるべきこと”に、放課後戦士プリキュアの”やるべきこと”が衝突する展開。地味だ…。
先週まで宇宙を守る責任の話とかやってたわけだけど、同時にひかる達は、学習真っ最中な子供でもあって。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年9月23日
そこには戦士とはまた別種の責任があり、やりたいこととやるべきことは密着している。幼児期を過ぎたプリキュアは、そこらへんをよく解っている。
一方乳児から幼児に育ったフワくんは、自立意識がニョキニョキ芽生え、自分で出来ること、やりたいこととやるべきことを探す。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年9月23日
過剰な自信と責任意識は、世間のルール、大人の都合と当然衝突して、色々生っぽい問題を引き起こす…というのが、今回のお話。発育段階が、多層に切り取られてるな…。
お手伝いしたいし、お手伝いできる自分を認めてもらいたい。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年9月23日
ただの赤ちゃんじゃイヤなところまで、体と心が成長したフワくん。しかし能力は全てを的確にこなせるところまで発育していないので、情熱は空回りし、プリキュアたちはそれに引きずり回される。
これを見てると、メイン客層であろう未就学児童にとって、プリキュアは等身大の自己投影対象であると同時に、遠い憧れでもあるんだろうな、と思う。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年9月23日
急に背が伸びたフワくんの『やりたいこと』と『出来ること』、『やるべきこと』のギャップは、もっと弱い立場のイエティを巻き込むヤダ味含め生っぽい
『社会>プリキュア>フワ>イエティ』という、都合の一方通行が生々しく成立している今回。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年9月23日
夏休みの間は自由な放課後の冒険を楽しんでいた”子供”が、思いの外『やるべきこと』が多い”大人(なりかけ)”でもあることが、より幼いフワくんに反射して見えてくる。複雑な季節だなぁ…。
フワくんはワープや角など、新しく獲得した能力を上手く使えない。何度も地面に突き刺さる天丼が可愛くも、失敗しなければ上達しないシビアさを語る。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年9月23日
大事なのは、獲得した能力を適切に使えるまで、習熟の機会と柔軟な対応を児童に与えられる環境…なんだが、プリキュアたちには、その余裕がない。
彼女たちは子供で、自分より小さく弱い相手、自分たちの都合を考慮してくれない相手の間違いと真心に、どう向き合っていいかをまだ学習しない。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年9月23日
角は地面にぶっ刺さらないけども、彼女たちだって間違って学ぶ時代にいるのだ。(多分そのサイクルは、人間死ぬまで終わらないのだろう)
フワくんが”わがまま”に秘めた思いを聞いて、ひかる達は少し学ぶ。弱いものの声を聞き、叶えてあげる意味を知る。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年9月23日
間違えたことで多分、彼らはもう少し強く優しくなれるのだろう。
一番身近にいるひかるの特色が、フワに学習されているのは微笑ましかった。人は、他人にされたようにしか出来ないのだ。
犬から武器創らなきゃいけないあたり、カッパードさんのガチャ運も相変わらず最悪であるが、群れで一番弱いフワくんを気にかけてるイエティの姿は、なかなか良かった。賢く優しい犬を見るのが、僕は大好き。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年9月23日
イエティも獣なりに、出来ることを探して頑張っているのだ。
まぁ今後のストーリー展開の話らになるべき、トゥインクルイマジネーションがどんなものかは、サーッパリ分からんかったがな!!
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年9月23日
12星座のペン集めが終わって、話の主柱がないこの状態。マジでフワッとした白紙に、どういう絵を書いていくかは大事な課題だと思うが、時間かかりそうだなぁオイ。
ここで『話の主軸が曖昧で、とっかりがない』事自体をストーリーに入れ込んだり、学生として当然あるべき忙しさを再度描写したりするのは、スタプリの目の良さだと思う。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年9月23日
そういう不都合を上手く乗り越えて、納得力の高い展開で終盤盛り上げてくれると良いのだが…さてどうなるかしらね。
ひかるとフワは擬似親子で、お互いに学びがある。能力や見識、社会的立場のギャップは当然あって、すれ違いや無理解だってある。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年9月23日
でもそこに橋をかけて、お互いより良くなっていけんじゃないの? という話だったと思います。
フワくんの直情径行が、一朝一夕に治らないところも逆に良かった。
それは”星奈ひかる”っていう人格が、フワくんに強く染み込んでるからこそで、そうなるだけの影響力と時間の共有が、二人の間にあるからだ。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年9月23日
宇宙の大冒険で自分を学び、世界を学んでいる”子供”が、より幼い”子供”を守り、教えもする。”子供”を取り巻く発育と関係性のグラデーションを、彼らは走る。
ドタバタ珍騒動の中に、しっかり定まった教育と発育への意識が見えるエピソードだったと思います。説教臭さを抜いてコレがやれるのは、スタプリ好きなところだな。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年9月23日
少しずつ変化していく状況の中で、積み重なる日常。
次回はサボテン型の異星の客に、えれなが向き合うお話です。楽しみですね。