GRANBLUE FANTASY The Animation Season2を見る。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年12月21日
星晶獣・ノアと人々の命をすすり、起動したプロトリアクター。
偽りの歴史に刻まれた生活も約束も、意に介さぬフュリアスの冷徹を睨みつつ、グランは走る。空の彼方に再び漕ぎ出し、蒼い果てへとたどり着くために。
そして、ラカムも一つの答えを…。
そんな感じの、ガロンゾ最終編である。第2クールの総決算は来週に回すとして、ノアとラカムの繋がり、燃え尽きたおじさんの再起動は今回までで収める塩梅。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年12月21日
登場話数で自分のクエストを越えてしまったキャラクターが、”対帝国”というグランドクエストを自分の物語として引き受ける話だった。
”グランサイファーを蘇らせる”という、既にかなった約束。それをより大きな、物語の結末まで続く約束に繋いで、誰かの闘いを自分の戦いにしていく。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年12月21日
そういう物語をラカムに与えるのは、作品全体にも活力が宿る良い運びだと思う。ミスラのエモ能力を活かした展開も好き。
同時に今回見据えたデカい話に繋ぐためには、別のアクターにちゃんと光を当てる必要があって。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年12月21日
主役と鏡合わせに、蒼の少女を引き連れる黒騎士。『アポロ』と呟いたのが、仮面の奥の名前なのか…?
返す呼びかけは『人形』とつれないが、風は確かに吹いている
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最悪(最高)の玉座に鎮座ましまし、超ろくでもないリセット思考をぶん回す宰相殿が”悪役”を引き受けてくれそうなので、黒騎士さんはそろそろ、顔が見えてくる感じか。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年12月21日
その対峙を書いて、シーズン2は一旦幕って感じかな?
いやー…最高だよなこの絵面。
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起動したプロトリアクターは、人の命は啜るわ、ノアの意志を奪って戦争兵器に戻すわ、やりたい放題し放題。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年12月21日
宰相殿が目指す歴史改竄と、かつて軍艦の作り手だったノアの望まぬ過去を重ねて、マジろくでもないと見せるのはなかなか上手かった。
星の民が不当に歴史を奪ったと主張する、星晶獣戦争。
そこまで時計の針を巻き戻すと、そこに乗っかってる人たちの生活は全部崩れるし、スゲェろくでもないものが墓穴から飛び出してくる。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年12月21日
”プロト”リアクターの起動実験は、宰相殿の夢がどれだけ犠牲を強いるかを顕にしていく。そして彼女は、そういう傷を見ない。
全ては正しさを取り戻すため。彼女を突き動かす妄念が何処から来るかは、やっぱりこの段階では見えない。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年12月21日
彼女を足がかりに、VS帝国からVS歴史、VS星晶獣(を兵器に戦った、神々と並ぶ存在)へと、グランサイファーの物語がスケールアップしそうな感じもある。
ルリアは星の少女なので、そこまで遡らないと物語が終わらないだろうし、結構大事なジャンクションなんだろうな、この話。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年12月21日
掘り下げるには時間がかかりそうなので、今回はあくまで接触編。止めるべき存在がどんだけ碌でもないかを、キッチリ見せる展開となる。
ルリアが星晶獣の声を聞き、暗闇に道を示す時も風は吹いている。後に復活した船たちが掴む風は、未来に吹いている。それに乗って、グランサイファーは進んできた。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年12月21日
それを逆巻きに、あらゆる犠牲を気にせず吹き散らすのが、宰相殿の望みなのだろうか。
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生命エネルギーを吸う時、宰相殿は『取り戻す』と言っていた。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年12月21日
お前らの命も自由も、全て不当な歴史に乗っかったもの。私はそれを正当に取り戻すだけであって、虐殺も蹂躙も許される。
…下手にロジックが通ってるだけに、話が全然通じないやつだコレ。厄介そうだなぁ…。
そこら辺はさておき、今回はノアの救済が主軸である。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年12月21日
ミスラとの約束を力に変え、ラカムの道を切り開く。
あらゆる決断と方向づけの先端に、主人公たるグラン君がしっかり居座っているのが良い。
エピソードごとに主役はいれども、主人公が決断主体であり、言うべきことを言い、為すべきことを為す。
大事なことだ。体験のメディアであるゲームの当事者性が、いい具合に”アニメ化”されてんなー、って印象。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年12月21日
当然、透明な主役であるゲーム版とは書き方も魅せ方も変わっているんだろうけど、運命を切り開く主人公がしっかり先頭に立って話が進むのは、やっぱり良い。
激戦の果てにたどり着いた、ノア内部。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年12月21日
船の残骸が組み合わさって巨大ダンジョンをつくるビジュアルが、非常に良い。
不気味で、物悲しくて、ノアの権能を上手く視覚化している。
この墓場に命と自由を取り戻すのが、今回のミッションだ。
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一人の夢を果たして、見えた広い世界。それを踏み付けにする巨大な嵐に、自分の意志で漕ぎ出していく。
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ノアを蘇らせるための約束は、紙飛空艇を交換した幼い時代とは違う。でも確かに、”あの日”に繋がっている。
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帝国の横暴を止め、自由をせき止める全てに対峙する。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年12月21日
グランサイファーに集った仲間が、皆心に抱くミッション。
ミスラに誓いを立てることで、ラカムは新しい夢を手に入れて、故郷から旅立っていく。
やっぱ、こういう再確認はマジ大事。キャラと話の背骨がシャッキリするからな。
言葉を届け、約束を結び直したことで死せる船達は蘇る。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年12月21日
かつて戦争の道具として使われ、そのあり方を望まなかったからこそ永遠の少年になったノアくんも、暴走を止め人の形に戻る。
金色の奇跡を、憧れの瞳で見上げる二人が可愛い。
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俺の背丈はお前を追い抜いて、力を使い果たしてお前は眠りにつく。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年12月21日
変わるものも失われるものもある世界で、しかし確かに繋いだ腕が嘘ではなかったから、ここまでこれた。
此処から先の景色も、ここにたどり着けたから進める。
グランくんとは違う”おじさん”だからこその、ラカムの物語。
終わってしまったその先にまだ続く、青い青い夢の話。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年12月21日
ガロンゾの物語はそういう話を書きたいエピソードだったんだろうな、と思う。
同時に、そんな人の営みに寄り添い、憧れつつも、永遠の少年として停滞し続ける星晶獣の哀しさと優しさ…人と神が繋がれる希望も。
宰相殿に言わせれば、それ自体が欺瞞で偽りであり、正しさによって覆されなければいけない夢なのだろうけども。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年12月21日
まぁその結論に至った経緯、鉄面皮の奥にある私情と歴史を語ってくれねぇと、どうにも判断できねぇんだよなぁ、宰相殿の正史テロル…。
結果だけでも超厄介なので、止めないとアカンけど。
思い出を消し去る痛みに、一切目を向けない帝国宰相の傲慢。約束を新たにしたラカムは、自分と仲間が蘇られたグランサイファーで、闘いを続ける。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年12月21日
それは今までと同じ道で、でも見据えているものは違う。故郷に戻り、過去を思い出し、取り戻したものが、燃え尽きた灰を再び燃やすだろう。
この物語の”後”のラカムがどれだけ煮えてカッコいいかを確認したいので、やっぱりシーズン3が見たい…見たいよー!!
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年12月21日
3月からジータちゃん編やるらしいけども、やっぱこの王道ど真ん中大空陸ファンタジーを、グラン君と仲間たちで受け止めたい気持ちがつええぜ…頼んますマジで。
そこに漕ぎ出すためには、現状をしっかり整理するのが大事で。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年12月21日
はるか未来を見据える二人に、立ちふさがるもう一つの影。黒騎士と人形は、何を求め歩いているのか。帝国宰相が引き起こした惨事を、どう受け取るのか。
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ここを次回刻んで、セカンドシーズンは終わりそうである。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年12月21日
黒騎士の立ち位置や判断も気になるけど、オルキスちゃんにどういう感情を持ってるかが”一番”でしょ…。
人形呼ばわりの兜の奥で、どんな表情してんだろうなぁ…情念系だと俺好みなんだが、どうなるか…。
つーかセカンドシーズン種まいてきたオイゲンの因縁も、まだ顕になってないじゃん!!
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年12月21日
さっすがに残りの話数で解決まで持っていくのは不可能だろうし、宰相殿の野望もあるし、全然続く感じ…なんだけど、各エピソードがキッチリ収まってるので、満足感は高いな。ベタ足でしっかり、一つ一つ殴るの大事
ラカムが星を取り戻すお話は、今回でしっかり収まりました。思い出、約束。強いエモーショナル喚起素材を、しっかり星晶獣の不思議と絡めて焼き付け、強い展開がうねっていたと思います。いい話だった…。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年12月21日
そこを超えた景色は、まだ続く。新たな旅立ちのため、どう終わらせるか。次回も楽しみです。
イヤでもマジで黒騎士さんも宰相殿も、帝国幹部の分厚い鎧、他人をモノともしないスタンスの奥に、柔らかくてジューシーな感情の”肉”を持ってて欲しいよ…。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年12月21日
そういうギャップを叩きつけられることで、王道の主人公と物語にも陰影がついて、より面白くなるからな。
あと、情念人間は面白いからね…。
あ、ラカムに被せる形で世界救済の大望をミスラに誓うグラン君が、自分の個人的な願いをしっかり刻んでる所が好きです。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2019年12月21日
死人島で過去をほじくり返された経験が、しっかり生きてる感じ。
優等生主人公なんで匂いが薄くなりがちだけど、上手くエゴを描いて体温出してるよね、アニメのグランくん。