アズールレーン THE ANIMATION 第12話を見る。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年3月29日
オロチとの闘いは激しさを増し、エンタープライズは禁断の反応兵器を迎撃する中、意識を失う。
加賀の迷妄を瑞鶴が打ち抜き、陣営を越えて砲火が集う。
争いは人の常、兵器はそのために生まれる。
ならば、その宿命を越えて、蒼き海に進もう。
そんな感じの、THE 最終決戦である。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年3月29日
悪い百合厨集団・セイレーンさん達の狙いとか、謎の思念体空間とか分からんことはいっぱいあるが、とりあえず作中描いたことの決着は大迫力のアクションで、しっかり付けてくれた。
連合と枢軸が膝並べて平和に暮らすところまで、ちゃんと描いてくれたのはグッド。
僕はアプリのことな~んも知らんので、アニメでお出しされるものを口開けて食ってるだけの視聴者でしたが。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年3月29日
誰よりも優しい心を持ちつつ、闘いに迷うエンプラが道を見つけたり。
赤城と加賀の捻れ倒した関係性に決着が付いたり。
綾波ちゃん達年少組が、一足先に見つけた融和の空気が大きく広がったり
『こうなったら良いな~』と思いながら見てきたポイントを、しっかり抑えた終わりだなぁ、と感じました。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年3月29日
共通の敵役、セイレーンとの闘争を越えてなお勃発した衝突が、そもそもなんで起こったかつう”政治”が描かれてないんで、戦争状態の休止がイマイチ消化しきれない部分もあるけどね。
まぁそこは、ある程度以上『そういうもんだ』で飲めてはいる。譲りきれない因縁が足を引っ張って、いがみ合い継続で終わってもスッキリしねぇしな!
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年3月29日
最終回も殺陣の見どころが多くて、興奮を途切れさせないサービス精神を堪能させてもらいました。ドンパチ頑張ってたなぁ…。
さてお話は、復活の”A”にエンプラさんがビビる所から開始。意にそぐわない覚醒で、うっかりぶっ殺しちゃったからねぇ…。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年3月29日
歪められた愛を乗せて、蒼空を舞う神の火。燃える情念は”博士の異常な愛情”レベルだ!
© Manjuu Co.,Ltd., Yongshi Co.,Ltd.& Yostar, Inc./アニメ「アズールレーン」製作委員会 pic.twitter.com/g645v44ITp
散々エンプラさんを苦しめた根源時空の知識が、『あれヤベーから絶対ェ落とす!』という決断に繋がるのは、なかなか良かった。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年3月29日
英雄の資格でもあり、自分を見失わせる霧でもある、もう一人の自分。それを乗り越え、闘いの意味を見出すまでが、エンプラさんの物語だ。
始原の力を宿す、金色の光を鏃に集めて。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年3月29日
エンプラさんはVLSから発射された核を打ち抜き、敵を越えていく。
延々と繰り返す、戦火の記憶。オロチもまた、この黄金の岸辺から生まれた、業の人形。
© Manjuu Co.,Ltd., Yongshi Co.,Ltd.& Yostar, Inc./アニメ「アズールレーン」製作委員会 pic.twitter.com/3i4WLJ3mez
だからこそ、戦場に戻ってオロチを叩くことは、艦船少女である自分や同胞を肯定し、繰り返しではない未来を掴むために必要なのだろう。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年3月29日
もう一人の己が差し出す、安らかな忘却を拒絶して、エンプラさんは瞳を開ける。
ここは美しい景色と戦士の決断が入り混じって、とても良いシーンだった。
なんかセイレーンも戦闘兵器としての限界点を突破させるべく、襲撃かけてる匂いがあって。まぁアニメの範囲では”匂い”でしかねぇけどな!
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年3月29日
命を奪い未来を閉ざすだけではなく、守り運命を突破していく存在として”戦士”を再定義できたのは、主人公の到達点として、お話の収まりどころとして良かった。
一方、そういう方向に突破できなかった加賀さんは、やけっぱちの暴走を瑞鶴ヘッドでぶっ壊され、ようやく止まることが出来た。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年3月29日
このシスコン黙らせないと、話が先に進まんからな…瑞鶴良くやった。
© Manjuu Co.,Ltd., Yongshi Co.,Ltd.& Yostar, Inc./アニメ「アズールレーン」製作委員会 pic.twitter.com/zJlRGRPrSs
永遠に繰り返す、闘いの宿命。それを塗り込んだような夜を力に変えて、エンタープライズは覚醒を果たす。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年3月29日
迷いを振り払った一撃は敵旗艦を貫き、ここに闘争の趨勢は決した。
© Manjuu Co.,Ltd., Yongshi Co.,Ltd.& Yostar, Inc./アニメ「アズールレーン」製作委員会 pic.twitter.com/WbNdTpXn8W
実際オロチを貫いた白頭鷲の一矢が、お話としてのクライマックスだと思う。後はエピローグを穏便に済ますための、ある意味地均しというか。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年3月29日
エンプラさんが最強の戦士として、己を誇ることが出来るまでの物語だったので、この決着は気持ちが良い。
そら妹も泣く。私の姉がこんなにチートなわけがない!
エンプラさんは瑞鶴の思いを受け取り、陣営は垣根を超えて手を取る。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年3月29日
遠い記憶に悩まされた自分と、同じものを赤城も見た。それを知ることができれば、闘う以外の道も拓けていく。
© Manjuu Co.,Ltd., Yongshi Co.,Ltd.& Yostar, Inc./アニメ「アズールレーン」製作委員会 pic.twitter.com/iNZ1WxltVD
大連合の一斉砲火で、セイレーンの思惑は崩れていく。否、思惑通りなのか…?
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年3月29日
なんかキラキラした感じで綺麗に消えようとしてる偽天城が、意識喪失した赤城さんメッチャ触ってたの、俺憶えてるからな…。
© Manjuu Co.,Ltd., Yongshi Co.,Ltd.& Yostar, Inc./アニメ「アズールレーン」製作委員会 pic.twitter.com/adwl2VOC6f
かくして、世界中を巻き込んだ戦火はひとまずの収束を見た。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年3月29日
闘争の兵器として、根源に刻まれた記憶を繰り返すだけの人形から、闘いの意味を掴み取った意志ある命へ。
エンプラさんの覚醒は、世界を変えていく
© Manjuu Co.,Ltd., Yongshi Co.,Ltd.& Yostar, Inc./アニメ「アズールレーン」製作委員会 pic.twitter.com/47ra2eF8e7
影の囁くように、繰り返される戦火の宿命は覆せないかも知れない。平和とは、戦争と戦争の間の小休止に過ぎないかも知れない。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年3月29日
それでも、前に進むの。
青い海に後悔と恐怖ではなく、希望と決意を見れるようになった真の戦士が、蒼き航路を寿ぐ。
そうしてアズレンアニメ、大団円である。
三ヶ月の休止なども挟みつつ、なかなか面白いものを見せてもらいました。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年3月29日
僕は原作全く知らんので、アニメで描かれたものだけで判断すると…いやー、面白かったです!
人数がたくさんいてワイワイ賑やかな部分と、芯を定めてしっかり書く部分がメリハリ聞いてて、アニメとして見やすかったです。
大きく分けて、年少組と年長組の二軸で回る話だったと思うのですが。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年3月29日
最終決戦に先駆けて、頑なな綾波を三人娘がグイグイ押し込んで、戦わない強さを伝えようとする物語がしっかり進んだのが、太い柱で良かったと思います。
ぽわぽわキャラなのに”正解”を掴み続けるラフィーちゃん、頼もしかった。
鋼鉄の倫理と博愛で、ウジウジ主人公を支え続けるベルさんも、うまく話を安定させてくれました。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年3月29日
『迷う役』と『支える役』がはっきりしてて、迷いの果てに答えを見つけたやつが次の迷妄を切っていくドミノは、人数多くないと出来なかったと思う。
そこはパタパタと、綺麗に倒した印象。
遠い記憶に苛まされていたエンプラさんが、答えを見つけて赤城の手を取る最終回。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年3月29日
この決着が、第8話でジャベリンが掴んだ手と呼応しているのも、群像劇として綺麗な構成だと思います。
誰かが見つけた答えが、次の道を切り開く助けになる。ワイワイやるだけでなく、骨の太い群像劇でした。
艦船バトルも色んなシチュエーションを活かし、毎回独特の見せ場、独自のアイデアを織り交ぜ楽しませてくれました。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年3月29日
アクションシーンの熱量が、上手くドラマを駆動させてた感じもあるね。凄く幸福な共犯関係が、物語の色んな要素で生まれてた作品だと思います。
僕はアニメでしかアズールレーンを知らないわけですが、そんな人でもキャラと世界観を理解し、何がアニメの核にあるか、力強く伝えてくれる作品だったと思います。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年3月29日
見せ方が親切というか、ファンサービスてんこ盛りなんだろうけども、初見を置き去りにはしないと言うか。いい塩梅でした。
キャラの多さ、ファンの期待、新しい観客への訴求…。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年3月29日
色々難しい問題が山盛りで、制作大変だったと思います。三ヶ月延長したしね…。
しかし初見の僕にもしっかり面白く、蒼い世界の魅力を伝えてくれるアニメーションでした。
非常に良かったです。お疲れさまでした!