プリンセスコネクト!Re:Diveを見る。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年4月27日
ギルドハウスを手に入れ、遂に始動した”美食殿”。
しかし愛しの我が家は煤まみれ、このままじゃホームとは言えない!!
掃除に家具作りに買い出し。
汗まみれで働いた先に、美味しいご飯が待っている! 新しい出会いもあるよッ!!
そんな感じの、異世界スローライフアニメ第四話。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年4月27日
ギルドとして大冒険してサクセスする前に、”生活”を営むホームを丁寧にケアし、QoLを上げていく。
地味だけど大事な描写をじっくり積んでくれて、非常にありがたい。
やっぱ衣食住をちゃんと描いて、”匂い”のある作品世界を作ってくれるアニメが好き。
前回丁寧に解した、キャルちゃんのツン期。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年4月27日
仲間と認めた相手には悪の女幹部がどういう顔を見せるか、丁寧に見せてくれる話でもあった。細胞レベルで、悪の女スパイが向いてねぇ人間だな…。
地道な生活描写の中で、他のメンバーも人格がよく彫り込まれ、いい質感で楽しめた。このきめ細かさが良い感じ
希望に満ち溢れて明けた、新たな我が家の扉。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年4月27日
希望を詰め込むにはボロっカスなギルドハウスを、自分たちの手で修理し、掃除していく。
それは四人が手に入れた新しい生活を、ホコリまみれにはしたくないという思い、その現れである。
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キャル隊長の指揮のもと、髪を上げて腕まくり、丁寧に場を整えていく。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年4月27日
なーんも分かんなかったユウキボーイが、コッコロちゃんの献身で人格を育ち始め、分かんねぇなりに仲間を手伝っている姿がジンワリと染みる。
ちょっとずつ、出来ることが増えてる描写が好き。
お家の掃除はキャラクターの色んな顔を、鮮明に映し出してくれる。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年4月27日
ツンツン尖ってたキャルちゃんが、テキパキ指示を出して住空間を清めていく心根の持ち主だとか。
裸足で洗濯物を踏む仕事に、ついつい浮かれちゃうコッコロちゃん11歳とか。
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ペコリーヌが食事を、ただ口に栄養を詰め込む作業ではなく、より善いコミュニケーションのためのメディアだと捕らえているところとか。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年4月27日
彼女は『みんなで・笑顔で・楽しく』食べることが大事なのであって、美食や大食いに耽溺するタイプのグルメではないのだな。食事それ自体が目的化していない。
人間と人間を繋ぐ大事なものだと考えているから、大好きな人と作ったギルドを”美食ギルド”にしたわけで。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年4月27日
伐採から始める本格テーブル作成も、食事を取り巻く全領域が大事だからこそ。
そういう”やる気”に軽く引きつつ、『あ、大事なものなんだな…』くらいには受け止めるキャルちゃん、善良。
『結構大事に育てられたんだろうな…』と思わされる、テキパキとしたお掃除力。みんなと暮らす場所だからこそ、綺麗にしたい気持ち。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年4月27日
それはテーブル造りに奮戦するペコリーヌと同じで、心をつなぐ仲立ちを軽んじない生き方だ。こういう部分の共鳴が、ギルドを繋いでいるのかも知れない。
そこから一時離れたコッコロちゃんは、騒々しくも楽しい仲間と、新たな出会いを果たす。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年4月27日
従者として、尊敬できる相手に付き従う。良い感じにツバメと話した後、森に迷いリマと出会う落差がグッドだ。コメディの強みを活かし、上手く換気してる
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ありあわせの道具で投げ縄を作成し、野生動物をテイムする立ち回りは『エルフなんでWildness判定に+2ボーナスです!』って感じで、非常に良かった。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年4月27日
時々非常にオールドスクールなファンタジーが顔を出す所が、ガリッと硬い食感で嬉しい。ドタバタコメディだからこそ、幻想の足場はカッチリやる。
まぁそれでとっ捕まえるのは、矢澤声の性的なリャマ獣人なんだけども。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年4月27日
俺は7年前から徳井青空声のブリっ子に特別弱いので、リマは大変素晴らしいと思いました。人間なんかになんでええ!!(過激派)
コミックリリーフとして”強い”キャラなんで、今後も時折顔を出して欲しい。
コッコロちゃんの小さな冒険に挟み込む形で、美食殿の腕まくりがじわじわ積み上がる。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年4月27日
掃除をやり遂げたキャルちゃんの顔がただの善人で、密命とか暗殺とかマージ向いてないのがよく判る。丘に少し埋まった、ポットハウスのデザイン可愛いねぇ…。
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シャーっと削られるカンナ屑の、流れるような動き。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年4月27日
こういう所を地道に拘ることで、彼らが”ここ”で生きてる感じってのがジワリ滲んで、良いクオリティの使い方だな、と思う。
どーでも良いところのはずなのに、異様に手が込んでるギャップ自体が爽やかな笑いを生むしね。緩急が巧い。
そういう生活臭と、ユウキを巡るメタな構造はどう噛み合っていくのか。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年4月27日
メタ空間で出会い直した神様が、ユウキに巨大感情人間っぽいムードを露骨に出してて、今後に期待である。いや絶対”重い”でしょこの女!!(期待と興奮と偏見)
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目覚めた後の、キャルちゃんの心配顔。言葉は上手く伝わらないならジェスチャーで示す、ユウキの純朴。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年4月27日
今まであんま緊密な描写がなかった二人だが、大掃除を通じてジワジワと関係を作っている様子が、焦りなく切り取られていく。
自分、ユウキの人間性再獲得ドキュメンタリーとして見てる部分あるな…
安心できる仲間と、安心できる家を作る。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年4月27日
ツンツン尖ることで自分を守ってたキャルちゃんが、鎧を脱いで本来の自分を出せている描写が、すっごく良い。
”美食殿”は『色々難しい子』を受けとめる、暖かなホームと成りうるか。
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少なくともその可能性は、せっかく作ったテーブルが入らねぇ大ぽかと、腐らずカンナ使ってリカバリーする努力でもって、しっかり裏打ちされる。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年4月27日
まぁ生きてりゃ、色々あるさ。でも仲間がいれば、諦めずジワジワやってりゃ、良い感じに転がっていく。
そういう前向きな世界認識が、コミカルに踊る。
コッコロの新たな冒険も、爆発と変身で無事(?)落着し。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年4月27日
少女は沢山の荷物を抱えて、ホームに帰ってくる。
やっぱオレンジ色の使い方が巧いアニメで、ホッと落ち着く色合いでエピソードをまとめてくれる。撮影、地味に凄いよね…。
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ここで腕組みして、コッコロちゃんにお姉さんぶってるキャルちゃんがマジ二億兆点で素晴らしいわけだけど。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年4月27日
無事清掃を終え、新生なった我らのホーム。食卓を囲む前の、それぞれの時間。キャルちゃーん…その安心しきった姿でアサシンは無理だよ…
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みんながくつろぐ中、ユウキが薪割ってる…自分なりの仕事を見つけて果たしている姿が、やっぱり良い。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年4月27日
コッコロちゃんが花を飾る一瞬を、スキなく差し込んでくるのもそうだけど。
生活を共にし、豊かな絆を育む土台ってのがどう作られていくか、凄く落ち着いて積み重ねてる感じがする。
今後も物語がどう転がっていくかは判らないけども、スケールがデカく起伏が激しくなるほどに、今回描かれた地道な汗と心遣いは、すごく大事なものになると思う。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年4月27日
そういう”匂い”のあるものを共有するから、四人は仲間なのだ。そしてその絆は、色んな場所へと広がり繋がっていく。
コッコロちゃんがユウキべったりではなくて、買い出しに出て新しい人と出会う流れが、僕には凄く爽やかだった。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年4月27日
ギルドの四人を凄く鮮明に、クローズアップで描いてるんだけども、色んな場所に視線が伸びる。新しい人と出会い、世界が広がる。
ホームを描いてるけど、その扉は閉じていない。
そしてそういう開放感は、特別な人との特別な絆が、心の土台を支えてくれればこそ。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年4月27日
両手を合わせて、皆で作り上げた幸福に感謝しながら、暖かく夜は暮れていく。
そういう異世界の実在感を、丁寧に手びねりするエピソードであった。
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”このすば”でも、飯食って汗流してなんとか生きてく生っぽさに惹かれて、作品に前のめりになったわけだが。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年4月27日
ギルドの掃除と買い出しを一生やってる今回のエピソード、金崎監督・コンテ・脚本のそういう”強さ”がよく滲んだ、静かで靭やかな仕上がりだった。
”匂い”がある異世界アニメは、やっぱり良い。
今回土台を作ったことで、ペコリーヌの過去とか、キャルちゃんの立場とか、ユウキの転生とか、色々デカいネタが上滑りせず回転する足場も、しっかり組めた感じするしね。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年4月27日
みんなは一緒の家に住んで、手作りのテーブルで飯を食う仲なのだ。ピンチもみんなで乗り越えるのは必然だ。
彼らの”生活”がどう作られるか、ただそれだけを追いかけた派手さのない話。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年4月27日
そこに丁寧な心配りとハイクオリティがあることで、作品を支える土台がガッチリ固められたと思います。
みんな幸福になって欲しい。笑顔で飯食ってて欲しい。
そう思えるアニメはつえーわ。次回も楽しみ。