A3! SEASON SPRING & SUMMER を見る。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年5月18日
春公演を大好評の内に終えた、MANKAIカンパニー。
続く夏公演に向け、門戸を開き新たな仲間を求めた結果は…変人! 超人! 問題児!!
俺様にチャラ男に内気にお針子、おまけに超身体能力の三角ボーイ。
デコボコだらけの夏組は、どんなカンパニーを作るのか!
そんな感じの第七話、"SUMMER"が開始(はじ)っちまう出会いのエピソードである。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年5月18日
まー春組に劣らず、夏組も問題山積のヤバ人間が大集合。一体どうなってしまうのか、不安と期待がモリモリと湧いてきた。
漫画風味の濃い口キャラ付けなんだが、じっとり重たい部分も上手くチラ見せしてきたね。
『新たなスタートは、ちゃんとしたシメから』ってんで、まずは春組お疲れ様から。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年5月18日
あんだけデコボコしてた一座が、座長・咲也を中心に一つにまとまっている様子は、なかなか感慨深い。それをぶち壊しにする『これじゃKANPAIカンパニーだよ…』という冗句は、言わないでおく。
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真澄は相変わらずいづみちゃんばっか見てるけども、その視線からは険が取れて、柔らかい感じがする。ヘッドフォンも外してるしね。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年5月18日
一本気な慕情を譲らないまま、色んな事を見て色んな人と繋がる横幅を、真澄が増やしてくれると良いなぁ、と思う。つーかそういう余裕ないと、いづみちゃんは"無理"。
いづみちゃんは人生の"正解"を掴む視力が良いし、そこに踏み込むのをためらわない。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年5月18日
誰であろうと必要と思えば手を取るし、誰相手でも態度を変えない。
そういう公平さを持ってる人と対等に恋愛したければ、真澄の尖った視野は、武器ではなく仇になると思うんだよなぁ…。
でもその偏執を完全に捨ててしまえば、真澄が真澄でなくなってしまう感じもある。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年5月18日
世間的に正しくなかろうが、彼がいづみに抱く思いに嘘はなくて、彼だけの大事な宝石だ。
だからこそ、それを上手く使う方向を見つけ、なんなら役者としての武器にも変えて欲しい気持ちがある。
まぁアニメはこの後夏秋冬と、人数増やしながら転がるので、真澄の物語が転がるのは一巡した後だとは思うけど。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年5月18日
大所帯を巻き込みながら、"家族"に穴空いた連中が寄せ集まるMANKAIカンパニーの変化も、みたい気持ちはある。
キャラの人生、それを入れる舞台に興味が惹かれるのは、良い話の証拠だわな。
まぁそれは先の話として、今は夏組始動! である。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年5月18日
既に顔見世してるコミュ力おばけのチャラ男と、ツンツンお針子ボーイ。
そこに内気少年と俺様役者が集まって、さてどうなる! という座組。
いやー…一癖二癖ありまくり、どうなることやら。
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『天馬と幸はセット販売する! トムトムジュリー、仲良く喧嘩しな!!』という気迫を感じる、最悪の出会いであったけども。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年5月18日
実際お小言大臣の天馬はマジ感じ悪くて、そこにツンツン突っかかってくれる幸クンの存在はありがたい。コイツ自由にしてちゃあかんわなぁ…。
春組の真ん中たる咲也が、演劇を愛しつつ演劇に愛されなかった大根としてスタートしたのに対し、天馬はバリバリの実力派である。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年5月18日
呼吸を整え、役を入れる。一瞬で見るものの視界を奪う、圧倒的な"華"と、それを支えるテクニック&メソッド。
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しかし俺様な態度の奥に、妙な陰りをチラつかせてもいる。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年5月18日
知名度ある役者なのに、舞台経験はゼロ。板に上がる時も、妙な逡巡を滲ませ立ち止まる。
他の連中が見落とす、暴君の影。それをいづみちゃんがしっかり見ているのは、信頼の主人公である。ここは今後掘るんだろうなぁ…。
実績も実力も、天馬だけが飛び抜けている夏組。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年5月18日
抜群無益という言葉もあるように、"座"として成立させるためには溢れかえる"華"を仲間に分け与えて、ド素人を成長させる必要がある。
しかしブツブツ小言おじさんの性格の悪さは、そういうところぜーんぜん向いてない。
オーディションは天馬の圧倒的な長所(と、それに当然追いついていないド素人共)を見せるだけではなく、乗り越えるべき(あるいは付き合い方を考えるべき)短所もまた、ひっそり強調してくる。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年5月18日
人と人が舞台を作る以上、華だけあってもしょうがない。でも、華を摘んで人当たりを良くしても意味はない
天馬が"持つもの"だからこその、難しい挑戦。それが夏組で見れそうで、結構楽しみである。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年5月18日
ここら辺は、稽古を通じて自分の夢に近づき、譲れない欲望を剥き出しにした"持ってない"咲也と対比で、第二公演として味を変えてきたな-、という印象。良い感じだ。
天馬の人格には反発してた幸クンをも引き込む、圧倒的な才。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年5月18日
いづみちゃんもそれに魅せられつつ、監督として"座"を制御する立ち場を忘れない。ここでグイッと、問題児の首根っこ掴む逞しさがやっぱ良い。ボスはアタシだ!!
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"華"を見つけると目が輝いて、それをどう生けるか血が騒ぐ。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年5月18日
演出家、舞台屋としていづみちゃんが持ってる"業"が今回濃く見えて、なかなか面白かった。
後に三角相手にも角を出すけど、『いい舞台にしたい!』と思ったら常識蹴っ飛ばすパワーあるの、俺は好きよ。
そんなわけで、実力者1+素人2+引っ込み思案1の、デコボコパーティーが結成される。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年5月18日
寮にまつわるやり取りで、天馬の家庭に問題アリと示されたのは、やっぱ"家"がコアテーマなんだな-、という印象。真澄んとこと同じ、忙しさにかまけたネグレクトか…。
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MANKAIカンパニーは、失われた"家"の代用品なのか…そもそも"家"の欠損は必ず充填されなければいけない致命傷なのかってのは、個人的に気にしながら見ているポイントだ。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年5月18日
劇場は芝居を乗せる。まずそれが本意で、シェルターを失った傷追い人のリハビリ施設ではない。
しかし家庭の喪失を埋めなければ、役者の十全な人格が発揮できず、芝居に光も宿らないとなれば、なんらか手当は必要で。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年5月18日
それがカンパニーを"≒家"とすることなのか、あるいは"家族"に踏ん切りをつけて、別方向から充足を求めていくことになるのか。答えはなかなか見えない。
凄くヤダ味のある言い方をすると、疑似家族の安定性と親しい距離感は"ご褒美"として質が高く、『演劇を通じて、家族になっていく』という運びは快楽原則にも即しているだろう。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年5月18日
それはそれで正しい運びだと思うけど、個人的には無条件の正解として"家族"を見ないで、疑ってほしいな、とも思う。
疑った上で『やっぱ家族だ!』となるのなら、それは作品が選び取った唯一のアンサーとして、とても大事で意味のあるものだ。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年5月18日
まぁ"家"はあくまでバックボーンであり、前景には『いかに舞台を駆動させるか』という物語が、まずあるのだけども。今は、それが踊る下ごしらえのタイミングか。
少し先走った疑問も漏れてしまったけども、とまれ男たちは一つ屋根の下、生活を共にしていくことになる。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年5月18日
姿の見えない亡霊相手に、遠巻きに見てる男衆。それを差し置いて、グッと踏み込む役がいづみちゃんなのは主役の面目躍如だね。
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あんだけ俺様してた天馬のヘンテコファイティングポーズ、『マジウケるwww』って感じで可愛いけども。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年5月18日
あんまオレサマでコスり過ぎると反感ばっか買うので、こういう所で可愛げ見せていくんは上手い運びよね。幸クンとのデコボコした噛み合わせも、上手く見せてる。
いづみLOVEな真澄を代理に開けた扉には、驚異の三角人間が住み着いていた。露骨なケンカップル売りやめろッ!!
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年5月18日
どう見ても不審者な三角に、まず近づくのが三好さんなのが面白い。
変人だけど、人間力が高い。春組でいうとシトロンさんに近いポジ、か…
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三角のハイジャンプを見て、"監督"は目を輝かせる。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年5月18日
この素材を生かして、どんなステージが作れるか。
まずそれを想像してしまう"業"が、道理を蹴っ飛ばし無理を押し通す。
かくして、夏組は"五人目"を手に入れた。露骨なケンカップル推しやめろ!!(二度目)
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三角がサラッと言ってた、不法占拠の理由。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年5月18日
『居る場所ないし』で、他人の"家"に上がり込むってことは、彼もまた家庭に齟齬を抱えているのだろう。
三角に異常な興味を示し、圧倒的な身体能力を持つ。
三角の異才は、寮を"家"とし他人と触れ合う中で…"芝居"に出会うことで居場所を見つけれるのか?
三角がどういう生き方をしてきて、どういう人間なのかまだまだ全然見えないので、断定的なことは言えないけども。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年5月18日
僕個人としては、劇場に流れ着いてしまった世界の異物を、"監督"たるいづみちゃんが、カンパニーの仲間がしっかり生かしてやってほしいと思う。
それは卓越した身体能力…世間や他人が認めやすい"長所"を活かすと同時に、彼のヘンテコな人格…ともすれば短所となってしまう部分も、変質させない方向が良いな、と思っている。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年5月18日
コミカルなエキセントリックとして扱うには、三角が背負うものって存外難しい気がするね…さて、どう捌くか。
そこも含めて楽しみになる、夏のスタートでした。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年5月18日
オーディションシーンで現状の実力、キャラクターの性格を見せ、ガッツリ手綱を握るいづみちゃんの頼もしさを差し込む。
奇妙な闖入者で場をスウィングさせつつ、これからの山あり谷ありに期待させる。
このアニメらしい、新章開幕となりました。
俺様な天馬がド素人に混じって、どう変わってどう周囲を変えていくかも気になるけども、三角をどう扱っていくかが夏だと興味強いかなー…。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年5月18日
自分の異質さを、上手く乗りこなせる子なのか。そうでないとしたら、"芝居"は彼に何を差し出せるのか。
個人的な興味領域に、凄く隣接してる。
『一体、これはどういう事なんだろう?』
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年5月18日
興味を惹かれる謎が沢山蒔かれているのは、物語のスタートとしてはとても良いと思います。なんだかんだ演出が的確で、自分の中で納得を掴める描写も沢山あるのは、このアニメらしいところ。
夏も面白くなりそうで、次回に期待大です。良い感じや…。