魔王城でおやすみ を見る。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年10月20日
勇者と魔王が相争う、宿命の世界。
囚われの姫君は今日も、魔術書を睡眠導入剤代わりに使ったり、ツボ押しを求め誤解を広げたり、隠し武器の放つ光で体内時計を整えていた。
御意見無用のフリーダム、天下御免の無敵姫。
そんな彼女に、魔王城の面々は…。
そんな感じのファンタジック安眠コメディ、誰も死なない第三話。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年10月20日
相変わらず姫様は好き勝手絶頂にウロウロしているが、だんだん魔王城の連中との距離が縮まっていて、コミュニケーションが成立…してんだか、してないんだか。
スーパー自由なネコ科姫様の、やりたい放題がやはり面白い。
勇者の魔王討伐を、当の魔王が管理運営してる様子とか、複雑な裏設定を匂わせたりしつつも。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年10月20日
基本姫様の可愛さと傍若無人、それに振り回される魔王城の善良さを楽しむ話である。
安眠ネタも枯れるかと思っていたが、バリエーション豊かに続いていて凄い。
話とキャラに慣れてくるに従って、だんだん姫は魔王城に慣れ、モンスターたちも姫との距離を縮め、判らないなりに”関係”というものが出来てきた。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年10月20日
そうすると話しの面白さも少し相が変わってきて、蓄積を生かしたストーリー仕立ての笑いも作れるようになってくる。
こういう変化をどう活かして、笑いと可愛さを作ってくるか。今後の話運びにも要注目である。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年10月20日
話数が進むほどに、魔王様の人の良さが際立つようになってきて、彼を筆頭に色々苦労してるモンスターたちにも、生暖かい視線を向けるようになってきた。
そんな自分の変化も、この話の醍醐味…かな?
というわけで、初手は魔導書でお休み!
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年10月20日
ノンキなモンスターが『そんな訳あるかよー!』とボケてる事象を、姫様が全部踏み倒してぶっちぎるのは、この作品の定番なんだな。
安眠ピタゴラスイッチで、セキュリティ全解除のスムーズな流れは面白かった。
©熊之股鍵次・小学館/魔王城睡眠促進委員会 pic.twitter.com/O00UbO5kuU
露骨ネクロノミコンな喋る魔導書は、(一応)敵だらけの魔王城で唯一、姫様の味方として喋れる相手。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年10月20日
扱いはビックリするぐらい雑だが、結構レアな立ち位置だと思うので、今後もワイワイ騒いで欲しい。
後で出てくる聖剣もそうだけど、勝とうと思えばいつでも勝てる力あるのに、姫様気にしないなぁ…。
とにかく安眠、目指せ快眠。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年10月20日
そのためなら殺すのも死ぬのも厭わない姫様のフリーダムっぷり、ぶれないキャラは、作品を支える大事な柱だ。
伝説の魔導書相手にも、それは変わらず。
眠り魔法で行動不能にしたけど、問題なのは自分が寝れないこと。
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というわけで、魔導書を枕に姫も眠るのであった…。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年10月20日
やっぱ『魔王VS勇者』という文化背景を、安眠しか考えてない姫様が片っ端からひっくり返す破天荒が、このお話の面白さだなぁ…存外、ハイコンテクストな笑いだ。
色んな意味で『そうはならんやろ!』とツッコむが、可愛さと不敵さで飲まされてしまう
さて次のクエストは、安眠のツボのお話。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年10月20日
今回妙にパロが多くて、ゴーレムの秘孔は北斗だし、姫様勇者パースで聖剣構えるしで、意外なところから笑いが飛んできた。
パロやるにしても、あんま油っこくならないのは品の良さだなー…。
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喉越し爽やかなのはえっちなネタも同じで、ツボ押しがファックのお誘いになっちゃう桃色勘違いも、魔王城の連中がうぶなのでスルスル食える。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年10月20日
姫様の年齢設定が何歳か分かんないけど、まー”女”以前に”子供”だからな、書き方。つうかネコ科の気まぐれな珍獣というか…トニカクカワイイ!
今回艶笑でクスグッてきたのは『あ、そういうのもやるんだ…良いね!』という驚きと楽しさがあって、結構良かった。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年10月20日
姫様可愛いには可愛いので、そして徹底的に残念なので、こういう透明度でちょっとえっちな笑い作るの、凄くキャラに合ってる感じだった。
部下が軒並みエロスと罪悪感の間に飲まれる中、魔王様もまーダメダメで。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年10月20日
姫様には自覚がないし、魔王様は人間のことよく知らないし、ロマンス領域でもすれ違いは笑いの基本である。
でも、それは誰かを傷つける感じでない。いや、よく死ぬけどさ…。
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ネトネトヌチョヌチョしたリビドーに踏み込むことなく、眠る幼子に布団をかける。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年10月20日
そういう気のいい連中…だけど、ちょっとえっちな雰囲気になっちゃったことに気まずい感じもある。
善良すぎず、人間味はたっぷり。
この話の一番暖かい所がよく出た、穏やかな艶笑譚だった。こんぐらいのピンク好きよ
姫との間合いを計りつつ、扱いに困りつつ、なんとなく大事にしてる感じは三題目の聖剣闘争でも同じで。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年10月20日
ついに魔王城の外に飛び出した姫様は、周囲の危惧をよそにのけて、いつものように安眠最優先で突っ走る。
スゲー行動力だ…そこが良い。
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すわ魔王城の危機か! と沸き返る周りを気にせず、体内時計を正してくれる光源を無事ゲットし、スヤァと安眠。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年10月20日
周りの連中は振り回されるばかりでサッパリ解らないけど、安らかに眠ってるなら、まぁ良いかな…くらいの距離感。
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警備もザルだし、姫様のことみんな心配してるし、揃いも揃って善良だし。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年10月20日
魔王城のモンスターは皆、『魔王城のモンスター』が全く出来ていない。姫様が『囚われの姫』をやれていないように。
そんな『魔王VS勇者』定形とのズレも、このお話の足場なんだろう。やっぱハイコンテクストだな。
やっぱ周りの生真面目な連中が、フリーダムな姫様に振り回されつつも、なんだかんだ心配し見守る姿が愛おしい。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年10月20日
『姫様はとにかく安眠優先なんだ!』と、誰も気づかないままズレたコメディは続いていくけども、真心の部分がお互いなり、しっかり繋がってる。
そんな柔らかい優しさが、やっぱいい感じだ
そんな穏やかな日々に差し込まれる、魔王の日記帳。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年10月20日
やっぱ魔王様、メタ領域から『魔王VS勇者』を認識してて、責務として攫ったり立ちふさがったりしてる感じだなー…真面目かッ!
可愛い熊ちゃんを撫でさする、可愛い姫様が非常にありがたい。
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というわけで、ほのぼのと笑いと可愛いを大量摂取し、肌がツヤツヤになる良いエピソードでした。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年10月20日
じわじわと、しかし確実にモンスターと姫様の関係が変化しつつあること…しかし作品の強みたる姫様のキャラ、ほのぼのした殺伐、細やかなクスグリは健在。
いい感じにエンジン回ってきて、非常に面白い
ピンク色のネタの扱い方も、世界に漂うふんわり空気に完全にマッチしていて、とても良かったです。今後もこの角度からの艶笑、ぜひ堪能したいね…。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年10月20日
舞台とキャラが回りだし、変化と定番が噛み合って出てきたトルク。
これを生かして作品がどう加速していくか、来週も楽しみですね。