アイドリッシュセブン Second BEAT! を見る。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年12月20日
ついに再会なった、四葉兄妹。しかし理は、差し出された環の手を拒む。
その腕を引くのは、虚無にとりつかれた黒き魔術師。
九条に堂々の宣戦布告を果たし、迎えるこけら落とし公演。
風に揺れながら、それでも凛と咲く花。
それが…”アイドル”だッ!
そんな感じのアニナナ2nd最終話一個前、嵐の気配はまだまだ続くぜッ!! ていう回。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年12月20日
ついに姿を表したラスボス九条と、因縁こんがらがった人たちがバチバチ火花を散らし、TRIGGERは揺るがない自分達を確認し、ファンの声援を受け取ってアイナナも見事なステージをやり切る。
残るは大トリ、Re:vale。
こうして大団円直前に立ってみると、IDOLiSH7の物語という意味では、センター交代…第11話の”RESTART POiNTER”が一つのピークなんだなー、という感じがする。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年12月20日
そっから先はまだまだ未解決の問題を掘り下げつつ、こけら落とし公演の主役であるRe:valeにメインステージを譲った、というか。
九条と絡んだ因縁の糸はあまりに複雑すぎて、残り一話で全部解決とは行かないだろうし。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年12月20日
というか、全体的に問題解決にスゲー時間かけるのよね、アイナナくん。
人間を思い悩ませる業は、一回なんかいい感じのイベントを超えたから全部解決するわけではなく、幾度も顔を出して苦しめてくる。
でもだからこそ、何度も挑む必要も意義もあって、そのたびに新しい景色が見えてくる。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年12月20日
明暗も幸不幸もいつだって裏腹な、人生の面倒くささと面白さを大事に話を運んでいる感じがするので、四葉兄妹の問題、”九条”の呪いと祈りも完全解決には時間かかるんだろうなぁ、という印象。
となると直近の問題は百の喉を塞ぐ後ろめたさになるわけで、これを突破して最高のRe:valeをリスタートさせ、『歌えた!』という感慨で二期をまとめる形にはなるよなー、と。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年12月20日
見ててむっちゃモヤモヤするからね、Re:vale。
『はよう抱いてやれや!』って感じだけど、抱けば解決する話でもねぇしなぁ…
このもどかしさに万理の決断が着火して、一気にクライマックスが燃えるのが次回…だと思うけど、さて。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年12月20日
その前段階として、TRIGGERとアイナナの現在位置、九条が伸ばす長い腕を描く回である。
色んな人に因縁が伸びてるラスボスは、良いラスボスだよなぁ…マネジとして主人公と対置するのも良い。
というわけで、兄妹再開良かった良かった…Happy End…という所からスタートである。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年12月20日
危うい赤信号は”行け”に切り替わって、紡ちゃんの車で兄ちゃんと合流。ちゃんと好物を覚えてる思いやりを、王様プリンで表すのは非常にグッド。
©BNOI/アイナナ製作委員会 pic.twitter.com/t4JFQCM3dN
なんだけども、別れている間にお互いの立場も変わり、凄まじくややこしい因縁が絡みつく状況になっている。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年12月20日
この抱擁で環の話が終わらないところが、アイナナっぽいなぁ、と感じる。
こんな美味しいネタ…もっとグチャグチャに煮込むに決まってるじゃないですか! 悪魔か。
『兄ちゃんが面倒見てやる!』と、頼もしいこと切り出した環ボーイに背を向けて、理ちゃんは素直な話運びを拒む。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年12月20日
拾われた恩義、かけられた期待。
愛され、求められている自分を形にしたいという祈り。
理ちゃんだって、自分の意志を持つ大人に近づいている。
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環の楽園が理ちゃんの側、ズタズタにされた幸福な”家”の再獲得にあるように、理ちゃんの夢は”九条”の願いを叶えることにある。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年12月20日
愛すればこそ側に置き、独占し、自分勝手な夢を押し付けもする。それが重荷と自分を縛るなら、愛を認めつつ拒絶もする。
人間はとかく、ままならない。
年齢と性格の差もあってか、天にいは理ちゃんほどピュアに(だからこそ恐ろしく)九条の夢を飲み込めていない感じもある。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年12月20日
自分が誰かの代用品ではなく、たった一人プライドを持って舞台に立つ…と同時に、”家”の外で掴んだ大事な仲間と戦う実感が、彼の中には強くある。
”九条”の姓に恩義とプライドを感じつつも、自立した大人として、生粋のプロとして世に出ている天兄は、義父が自分を見る目の奥に宿る矛盾を、敏感に感じているのかもしれない。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年12月20日
彼の血管には、”九条”が流し込んだ教え以上に、TRIGGERとしての熱い血潮が流れている。
親の望みを背負わなくても、背筋を伸ばして立てる自分を、ある程度以上持っている、とも言える。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年12月20日
それでも”九条”を捨てないのは、彼の教え子としての誇りか、”親”に対する愛情か。
無垢で危うい理ちゃんを鏡に、もうひとりの”九条”の子供の顔も見えてくる。
つーわけで、うっそりとラスボス登場である。ツダケンのねっとりボイス、やっぱ最高にハマるな…。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年12月20日
ガンギマリアイで堂々月を背負い、自分の信念…のおそらく半分を語る、黒い魔術師。
闇夜の虹は、人を狂わす魔力に満ちている。
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ここで表になってる捨てられたものの憎悪、復讐としてゼロの継承者を作る情念は、やっぱり彼の半分だと思う。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年12月20日
状況証拠からもう固めちゃっていいと思うけど、彼は未来志向のゼロ超えを子供巻き込みつつ演じながら、同時にゼロの幻影を汚されないよう、世界に呪いを撒き散らしてる。
それは失踪で奪われた自分の中のゼロが、あんまり大きくて補填が効かないからこその凶行だと思う。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年12月20日
虚ろに開いた穴を埋めれるのは、結局ゼロしかない。
その代わりを求めて他人を蔑し、『お前はゼロじゃない』と捨て、白紙を自由に塗りつぶせる子供に手を伸ばした。
ここで弱くて何も知らねぇ児童の可能性を、当事者が確保できない経済的アドバンテージで、善意に覆って差し出してるところが吐き気すんだけども。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年12月20日
子どもたちが苦しみつつ大人になっていくこの話で、九条は”大人の賢さ”というものを、一番良くない形で体現するキャラなんだと思う。
九条は選りすぐった子どもたちが、自分の代理でゼロを超えていくとは言わない。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年12月20日
あくまで越えていくのは、彼らを操る自分だ。
保護者ズラで手を差し伸べておいて、個人個人の顔を見ていない。
一人の人間として愛されたい渇きを逆手に、己の虚無を撒き散らす。
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前に進んでいるようで、時の流れに逆らい、けして取り戻せない過去を埋めようとする呪い。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年12月20日
それは様々な人に不幸を撒き散らし、傷つけていく。
その一人ひとりの痛みを見ないから、散々暴れることも出来るのだと思う。
ゼロ愛と癒着しきった自己愛を、人間型にまとめてある存在だな…歩く呪いだ。
一織も物語当初は、他人の顔を見ない男だった。全ては計算可能な方程式、熱のこもらない無貌の代数。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年12月20日
でも、そうじゃなかった。
他人は…仲間はそれぞれ別々の色があって、必死に今を生きていて、計算不能で愛おしかった。
そんな他人に心揺すぶられ、泣いて笑う自分もアイドルやるうち思い知った。
一織はアイナナとして活動し、未来を獲得することで計算高さをより善く使う方法を見つけた。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年12月20日
九条はゼロの喪失を埋められないまま、その代用品として他人を使うことばかり考え、優れた知性もそのために使われる。
アイドルが輝く方法を探す、舞台裏の魔術師という属性は共通だが、その在り方は正反対だ
もう一個違うのは”歳”で、一織の全盛期はたった今である。アイナナの一人として、彼らを輝かせるプロデューサーとして、今青春のど真ん中で物語を紡いでいる。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年12月20日
しかし九条の物語は、もう終わっている。
ゼロが消えた時、彼を構成する座標軸もバラバラになって、再構築できていない。
どうやったってゼロじゃない他人を受け入れて、引き取った子供と第二の物語を、相手の顔を見ながら進めていく道だって、当然九条にはあったはずだ。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年12月20日
そんな生者の物語を物分り良く理ちゃんに差し出しつつも、彼は過去に生きる死人なのだろう。
墓で寝てれば良いものを、子供を騙し悪意を蒔く。厄介だ。
一織が紡ちゃんを隣に置いて、”ゼロのマネージャー”に堂々宣戦布告するのは、今を生きる青年、顔のある一個人、アイドルのど真ん中にいる自分として、その停滞と欺瞞に我慢ならなかったからだと思う。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年12月20日
先に進む。他でもない僕であり続ける。
そこにプライドがある青年に、ロボ人間はなったのだ。
殺意の燐光を深海動物のように宿した拳は、楽の拳で阻まれる。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年12月20日
自分たちを夢の代用品と使ってたかもしれない天を、それでも身内と守る。楽にもまた、プライドと優しさがある。
ここでも、九条が掛ける言葉は『マネージャーさん』だ。”小鳥遊紡”は見ちゃいない。
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九条が弄ぶ代理性、匿名性ってのは芸事…特にアイドルには必ず付きまとうと思う。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年12月20日
自分の夢を誰かに託し、その輝きに救われる。
その時個人の傷や痛みが顧みられないのは、これまでこのアニメは幾度も描かれてきた。
誰かの夢の流し雛だからこそ、アイドルは価値と力を持つ。恐ろしいことだ。
その上でなんとか、一人間でしか無い自分やファン、周囲の人々を大事に生きていこうと…人間であることを諦めまいと、アイナナもTRIGGERもRe:valeも頑張っている。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年12月20日
だからこそ、ゼロの伝説を超えて今生きる自分たちを、世に吠えようとステージにも立つ。
過去と停滞と匿名性に向かう九条のネクロフィリア…が凝集するものに、今を、魂の躍動を、顔の見える誰かを愛するアイドルたちのバイオフィリアがぶつかる構図…とも取れるか。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年12月20日
生に進む思いも、死を願う気持ちも両方人間なのだと、キャラを分けつつ描く筆は好きよ。嘘がなくて。
停滞し、逆行し、黒い渦に飲み込む呪い。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年12月20日
”九条”と向き合うことで、否応なくそれを思い知らされたアイナナは、闇をかけるワゴン…移動する”家”のなかで言葉を重ねていく。
お通夜みたいな気配が、薄皮剥ぐように笑える感じになってく…していく流れが優しくて好き。
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ちょっと前の環なら、もっと自閉してるか暴れてたと思うのね。人生賭けて追い求めてた相手に、拒絶されたわけだから。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年12月20日
でもそこで歯を食いしばって、負けん気と笑いをハラワタから絞り出すユーモアを、環はもう手に入れてる。それを受け止めてくれる仲間が、この車中にいると知ってる。
失われた”四葉”だけが帰るべき家なのだと思いつめてた時代から、色々痛い目も見つつ先に進んだからこそ、凹みを抱えず持ち越さないタフさもあるのかなー、と思う。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年12月20日
俺は環ボーイが一歩ずつ、凄くしっかりと自分を作ってる歩みが好きだから、それが見れて嬉しかった。どんどん大きくなりな…。
ナギはゼロの喪失をちゃんと受け止めて、自分なりに進みながらも忘れず追い求めてた春樹と縁が深い。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年12月20日
だからこそ、ゼロを超える存在を作ろうとあがく九条の在り方は、闇に見えるのだと思う。
同時にそれは、かつて見た光を忘れられないからこその逆行だと、僕は思うけど。
紡ちゃんは『失われた時、愛するか/怨むか』という二択に、光の答えを返す。それでこそ主人公や!
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年12月20日
しかし唐突に消えてしまう危うさはアイドルに…人間に常に付きまとうものであって、みんなでいられる幸福は常に、突然の不幸の影と一緒だ。
それでも、前を向く。約束を信じて、未来に進む。
紡ちゃんがハンドルを握るワゴンが踏破する、人として正しい道。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年12月20日
そのなかに当然九条はいなくて、自分の家に子供を抱え込み、果たせない願いの代理をさせようとしている。
騙してる。歪んでる。間違ってる。
そのとおりだが、それは確かにそこにある現実だ。それもまた、人のありうる形だ。
それに対しアイナナは、アイドルは、人間は何が出来るのか。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年12月20日
この話はそういう答えの出ない問いかけをずっと続けているし、毎回重さと熱量のある自分だけの答えを出している。そこが、僕は好きだ。
二期のフィナーレを飾る最終話で、どんな答えが見れるか。楽しみである。
先走った期待は横に置いて、若造が事情も知らずに正解を掴むッ。Re:valeの事情を万理に伝え、明るい未来への道を開いていく。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年12月20日
いや俺も、チラ見せされてる描写から推測してるだけで確定じゃないんだが…万理さん、針のむしろじゃないこの状況?
©BNOI/アイナナ製作委員会 pic.twitter.com/uMDlocedJg
百の喉を塞いだ愁いは根っこが深くて、過去を呼び覚ますことでしか解決できないだろう。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年12月20日
ここら辺、過去への帰還が呪いになってる九条と対照的で、やっぱ良く出来てるな、と思う。
時を巻き戻したいと願う気持ち、どうしようもなく胸をやく喪失。
それは本当のことで、必ず顔を出す。
その上でそれを呪いにするか、祝福に変えるかは人次第だ。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年12月20日
かつて手を離した誰かの背中を押すか、周りを巻き込んで呪いを撒き散らすか、選択するのはいつも人間なのだ。
そこに意思と尊厳があるし、幸福と不幸がある。
万理は知らされた現状に、どう向き合ってどう進むのか。これも楽しみ。
そんな運命の結節点から、ちょっと外れた舞台裏。アイドルを輝かせる魔術師同盟は、お互いの思いを確認してきた。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年12月20日
ここで”戦友”という角度から紡ちゃんとの絆値上げてくる一織…やりおるな。確かにそのポジションは、君しか専有できない。
©BNOI/アイナナ製作委員会 pic.twitter.com/aMUkX7zrgV
”わたしの”IDOLiSH7。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年12月20日
それは九条が、子どもたちを己の夢の(あるいは悪夢の)代用品として所有する行いと、形上は同じだ。
しかし背中に乗っけられているのは信頼と期待であり、求められているのはあくまで一人の人間、かけがえのない絆でつながったその集団だ。
自分の外側にあるものを、所有格で語る人の宿命。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年12月20日
頑張って欲しい。輝いて欲しい。負けないで欲しい。
その”欲しい”が時に我欲を暴走させ、時に誰かの背中を押す。その境界線は、案外薄いのかもしれない。
他人を自分の”もの”と求めた上で、それが意思と自由を持つ他者であると認め、背中を押す。
他人事を自分事と引き受けて、舞台裏で必死に走り回る尊さ。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年12月20日
一織は紡ちゃんからそれを学んで、堂々の宣戦布告を果たした。一織もまた、紡ちゃんが”欲しい”のだ。
頑張ってほしい。負けないで欲しい。
その欲望は、とても綺麗な色合いがする。そういうモノがあることが、多分人の救いなのだろう。
アニメは三人称でここのシーンを切り取るけど、僕が体験していないゲームでは一織の肯定と希求は”あなた”に向けらている…と思う。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年12月20日
この物語の只中で、それを覗き込む窓となり、運命を動かす主体となる”あなた”。
プレイヤー・キャラクターの行いががどれだけ、仮想のキャラクターに意味を持つか。
それをしっかり言葉にし、シーンを作って伝えるのは良いことだなぁ、と思った。まぁゲームでどう表現されてるか知らねぇから、推察でしか無いんだけども。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年12月20日
僕はTRPGという、リアルタイムで仲間と物語を作ってく遊びを趣味にしているので、そこにいるプレイヤーをどう称揚するかには興味がある。
こういう語りかけを、一織という仮想を通じてプレイヤーのいる現実に投げかけられるのなら、それは凄く良い物語であるし、物語体験だとも思う。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年12月20日
こういうふうに虚実の”際”を越えてくる作法が、アイナナくんは色々うまいなーと感じる。Rabbitube企画とかね。
さておき、遂にこけら落とし公演は本番。鮮烈な光が渦を巻く中、TRIGGERは堂々ファンの前に己を示す…ために、やらなきゃいけねぇケジメがあるッ!
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年12月20日
俺たちのこと、どう思ってるのか。
それだけ聞ければ、それで十分。サッパリしててかぁっこいい~~~。
©BNOI/アイナナ製作委員会 pic.twitter.com/7zcY5AqMZo
『友達だと思ってる』と、いつも付けてる”プロ”の鎧脱いで、”九条天”が見えるシーンの可愛げが素晴らしい。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年12月20日
そう思える絆を作ってきたなら、細かい事情は知ったこっちゃない。
お前が欲しい物を掴むTRIGGERは、俺たち三人で引いて、俺たち三人で掴む。
”友情”じゃん…とびきり爽やかなヤツ。大好物よ。
公演初日、TRIGGERがファンの前に見せるのは歌と踊り…ではなくミュージカル。血に汚れ、お互いを強く求める感情の迸りに、観客は熱狂する。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年12月20日
短くまとまった見せ方だが、新しいTRIGGERをファンに届けるに足りるパワーが劇場の美術にあって、大変良かった。
©BNOI/アイナナ製作委員会 pic.twitter.com/o5rODFAwAn
ここで『明日のアイナナもよろしくなッ!』と握り拳で言えちゃうところに、楽の良さがあると思うね俺ァ。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年12月20日
初日に”演劇”やるのは、コンサートホール以外でも使えるゼロアリーナの強さを、ユーザーに印象づけたい戦略でもあるかな、と感じた。
真のアイドルは、”後”のビジネスも見据えるッ!
熱狂の帰り道で、舞台を控えたアイナナはファンと向き合う。己を隠すマスクを外し、自分の顔と声で一人に向き合う。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年12月20日
古参、新参、親子連れ。色んなファン層が届けてくれる思いを、涙混じりで受け止めていく。
あ、僕このお姉さん知ってるッ!! 信頼できるヲタクー!!
©BNOI/アイナナ製作委員会 pic.twitter.com/gXj9rhXs3z
アイナナの”RESTART POiNTER”は何も二期七話だけにあるわけじゃなくて、ここまで歩んできた道のり全てが、未来に続くための再出発点だ。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年12月20日
嵐や波風も引っくるめた旅路自体が、どんどん外に広がり先に進んでいく未来志向を支えてくれる。
迷いを越えて最高を届ける、アイドルの使命を果たさせる。
そんな混じりけのない…というか影を認めつつ光に向かう輝きは、時を戻し嘘で覆われた九条の闇には、やっぱ無いものだと思う。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年12月20日
しかしその影も、ここと同じ場所でかつて紡がれた喜びから生まれているのだから、人生はなんとも不思議である。
©BNOI/アイナナ製作委員会 pic.twitter.com/1N7pperZBG
というわけで、無事アイナナもステージをやりきり最終日、Re:vale…なん、です、けども。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年12月20日
俺の百ちゃんがなんか全てを過去形で語りだして、無茶苦茶悲しくなった。
千が見据えてるBIG LOVEは、二人で進んでいく未来系なのに、それが届かぬもどかしさ。抱いてやれッ!!
©BNOI/アイナナ製作委員会 pic.twitter.com/s7EuAXwp6u
すれ違い、絡まってしまたt過去の糸はどうすれば解けるのか。どれだけ思いを伝えても、人魚姫を縛る呪いは解けないのか。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年12月20日
ここを突破する鍵は…やっぱ万理、だよなぁ。
どういうタイミング、どういう強さで元相棒を殴りつけ、今のパートナーを開放してやるのか。読みきれねぇから楽しみだ。
思えば、こうして戻ってくれる過去の縁が、九条にはブッツリ断たれちゃってんだよね。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年12月20日
ゼロが戻ってきて抱きしめてくれたら、アイツの呪いもひょっこり解けて、善良ヅラで子供を巻き込むのも多分止めてくれるでしょ。
でも、ゼロは戻らない。それは虚無の数字だからこそ、すべての原点足りうるのだ。
だからこそ苦しい。だからこそ呪い、救いを求めてあがく。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年12月20日
己の矛盾にも気づかず、周囲を巻き込みながら暴れ狂う毒龍にも、Re:valeは勝利の剣を突き刺さなければいけない。
最終回…いつものことながらやること多いなッ! まぁアニナナだから、完璧以上にやりきってくれると思うがッ!
つうわけで、この期に及んでさらなる荷物を積んで次回に引きッ! ヤマチャンなんなのその凶相ッ…アタイ、お芝居だって信じてるから…。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年12月20日
まぁお芝居だったとしても、ゼロ信者演じる理由がさっぱり見えなくて、こりゃ最終回見なきゃどうにもならねぇぜ。巧い引きだ。
©BNOI/アイナナ製作委員会 pic.twitter.com/2TTHxlK9rp
という感じで、四葉兄妹の相克、九条の欺瞞と呪い、闇を超えて輝くTRIGGERとアイナナを書ききる、欲張り盛りだくさんのエピソードでした。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年12月20日
こんだけ色々乗せてて、食い足りない感じがしない表現力の強さは、やっぱこのアニメの強みだね。味が濃いわぁ…。
ファンの絆、チームへの信頼。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年12月20日
アイナナとTRIGGERが見せたものをRe:valeも掴み、最高の晴れ舞台へと踏み込めるのか。
ゼロへ回帰しようとする九条の呪いを、今を駆け抜けるアイドルは跳ね返せるのか。
そこに上手く焦点を集めた、良い最終話一個前だったと思います。
ほんっっっとしょんぼり百ちゃんのフェミニンな気配が可愛らしく可哀想で、『千ッ! どうにかしろッ!』って感じだった。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年12月20日
笑顔の仮面の中にある女性性が百の魅力の一つ。
なんか”終わった”気配で自分を納得させようと予防線張る今週の百ちゃんは、すんごい魔性を匂わせていた。エロい男よ…。
俺ァ千さんの不器用なBIG LOVEをもう信じて無罪放免しているので、どうしても伝わらない想いに身悶えする彼もまた、光り輝く答えへと突き進んで欲しいと強く思ってます。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年12月20日
愛すれど愛すれど、どうしても届かない闇の向こう。
頼む神様…身近な事務員が元相棒だったとかそんな感じでどうにかしてッ!
二期から登場したRe:valeを、こんだけ好きになって次回を待てるのはありがたいことだなー、と思います。二人共チャーミングよね、ホント。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2020年12月20日
運命の最終日、ゼロを越えた未来をRe:valeは紡げるのか。千は抱くのか。(どうしても抱いて欲しいマン)
次回アニナナ二期最終回、大変楽しマイです。