イマワノキワ

TRPGやアニメのことをガンガン書き連ねていくコバヤシのブログ

プレイレポート 21/01/23 BLP『輝石喰い』

今更ながらのセッションはじめ! 今日は三回目の”輝石喰い”を遊んできました。

シナリオタイトル:輝石喰い システム:ブラッドパス GM:コバヤシ

ジニアさん:”赫刺卿(レディ・スカーレット)”エイダ:外見24才女性:夜者=火華 人にも吸血鬼にも成りきれない半端な心を、”騎士”であり続けることで保つ銃火の女。アステノルンの生存者として、かつての同志と殺し合う屍山血河を突き進む高徳の騎士。
シェンツさん:リキヤ:14才男性:義士=狩人 文明から閉ざされた吸血鬼ハンターの村に生まれ、エイダと出会うことで外の世界に踏み出した青年。狩人以外の生き方を知らない人間兵器であったが、血闘の中で人である意味を学んでいく。

というわけで、騎士とラッパーと業と愛が錯綜するオリジナルシナリオ、三度目のセッションでした。いやはや、楽しかった。(初手で結論)
流石に三回目ともなると手慣れたもの……とはならず、やっぱり内心おっかなびっくりなプレイではあったのですが、手の内知れた波長の合う古馴染み、当意即妙にポンポンとお互いのやりたいことを突っ付き合える、速度と充実感のあるセッションとなりました。
このシナリオはBLPのデフォルトよりも物語フレームが硬めに作ってあって、あんまうちよそでキャッキャという感じではないです。創られる物語の中でどんな交流があり、変化と決意があるかを、GMサイドからしっかり提示する……まぁFEARゲーフレームで調整したセッション、という感じ。
傷号を指定してあるのも、ハンドアウトが個別なのも、まぁそこら辺の握り込みとネタの提供をGMサイドでコントロールする意味合いがあるのですが、今回のメンツはそこら辺の経験値が図抜けて高いので、適度に適切にシナリオの味を生かしてくれました。

勿論PLサイドから提出される物語も非常にいい感じで、不器用な隔意で距離を保っていた二人が、宿命の戦いの中で自分を見つけ、決意を固めて”血盟”になっていくドラマ、その裏にある一つの秘密が、ガツリと力強く駆動しておりました。
こういうPLサイドのドラマを見守る楽しさってのは、やっぱBLPの基本フレームがしっかり、PCが持ってる物語を混ぜ合わせ化学反応が生まれるように組まれているからこそだと思う。そうして誕生したモノを特等席で味わうありがたさは、やっぱり格別です。
そこに自分が差し出した要素がしっかり入っているなら尚更のことで、やっぱり自分のやりたい手の内と、相手のやりたい手筋を両方よく見て、しっかり受け止め百倍で返してくれる人とTRPGするのは、最高に楽しいな、と思いました。

というわけで、大変楽しく良いセッションでした。同卓していただいた方、ありがとうございました。