のんのんびより のんすとっぷを見る。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年2月21日
ついに宮内一穂と越谷夏海に死刑判決が下った!
運命の授業参観、ダメ教師とボケ生徒はいい感じにタイマンを誤魔化し、鬼親の雷を避けることが出来るのか!
しおりとれんげは完全な球面について思い悩み、河ではお塩が捕獲される。田舎の秋は深い…。
そんな感じの、秋突入のんすとっぷ第7話である。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年2月21日
相変わらずゆるーっとした展開であるが、授業参観を通じてかず姉が先生から子供の立場にちょっと戻ったり、自分以上の宇宙力を持つしおりちゃんにれんちょんが当惑したり、役割逆転の面白さがある回だった。
こういうひっくり返し方、三期っぽいなぁ。
レギュラー最年長、親世代の顔をしてるかず姉も村で育った子供の一人であり、冬子さんには頭が上がらない。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年2月21日
授業参観は劣等生である夏美だけでなく、ダメ教師である一穂にとっても試練となっていく。お前ら全員同じ穴のムジナだ!!
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当然のように保護者席に居座る駄菓子屋と、ハイテンションで案内する宮内れんげさんの姿に、思わず頬もほころぶが。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年2月21日
駄菓子屋→れんげラインと、雪子→一穂ラインって時間越えて重なる部分があって、それがこの授業参観で見えるのは面白いなー、と思う。
永遠の一年を繰り返すこのお話、閉じた時間を足踏みはしているのだが、年上世代が子供だった時代をいい角度で掘り返すので、時間の流れ自体は停滞してる感じが薄い。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年2月21日
皆誰かに見守られ、その縁に縛られつつも、支えられ今の”大人”になったのだ。
そういう奥行きが、繰り返す日々に上手く流れを作ってる
まぁそういう、しみじみいい話風味で言葉を飾っても、ダメ教師もダメ娘もダメなんですけどね…。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年2月21日
あ、宮内れんげさんは朗読も上手く出来たし、それを大好きな駄菓子屋に見てもらって握りこぶしだし、仲間のピンチに思わず助け舟だし、二億兆点です。
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もともとかず姉は威厳もへったくれもない教師なんだが、冬子さんが後ろに立つことで更に、生徒たちと同じ地平で生きてる感じが強くなり、浅ましくも愛おしかった。相変わらず、ダメダメ感の料理法が巧い。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年2月21日
名塚さんの小芝居がまた良くて、声優陣の話芸を堪能できる、ありがたいアニメである。
教室というハコにカメラを据えた第1エピに比べ、第2エピ以降は初秋の風が画面に満ち、季節を強く感じることが出来る。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年2月21日
未だ色濃く緑を残しつつも、幽かに色づいていく山肌。蝉の音は夏に遠く去り、虫の声が一歩ずつ、近づく秋を教えてくれる季節。
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ヒキの構図多めで、情景の中の児童たちを堪能させてくれるのがまこと有り難い。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年2月21日
しおりちゃんが出てくると、宮内れんげさんがお姉さんぶってる姿(人類の必須栄養素)が大量補給できて、そこもありがたい。
年下の言うことをどっしり受け止めて、自由に遊ばせようとしてるのが良い。
そういう態度はやっぱ、れんちょんが”年下”として他の人達に遇されてきたのを、そのまま反射しているわけで。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年2月21日
第3エピで夏海が見せる面倒見の良さ、興味と関心をメキメキ育てる接し方を、れんちょんはしおりちゃんにそのまま手渡ししてる感じ。
つくづく、行いとは処遇の反映である。
普段は天才的センスで大暴れしているれんちょんも、自分以上の”宇宙”を持つしおりちゃんにはタジタジで、しかしなんとか食らいつき、波長を合わせていく。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年2月21日
空気抵抗、摩擦、重力。
小1にしてかなりの科学ガール、宮内れんげさん…。
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れんちょんの幼い頭脳に体系的な科学があるわけではないが、その種子は弾む興味に導かれ、たっぷりと蒔かれている。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年2月21日
自分の中にあるものを誠実にかき集めて、しおりちゃんの幼い疑問にしっかり答えようとする所が、宮内れんげさんらしくて良かったです。相変わらず生真面目だ。
あとペットを地面にバンバン叩きつけたりして遊ぶ時、しおりちゃんは上投げ全力で手渡してるのに、れんちょんはソフトにバウンドさせてる所が”年長”過ぎて声出た。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年2月21日
ちっちゃい子は高いボール取りにくいから、そこ考えてパスしてあげたんだね…
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まぁこの後摩擦ネタ扱うから、地面を転がらなきゃいけないっつー作劇の都合もあるとは思うんだけども。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年2月21日
宮内れんげさんはそういう所、”肌”で理解して行動できる人だと思っているので、ここの下投げは自分的に神の演出でした。
ホンマ優しい子で、国の宝やと思っています。
摩擦と球面を巡る詳察は勘違いを交えつつ、鷺の羽に乗って天を舞う。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年2月21日
スケールがデカいんだかボケてんだかよく解んないのんのん味で、無邪気に流れていく時間。
無駄にエモい情景の中で、子供たちの日々はあっという間に、濃厚に過ぎていく。
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大人目線で見りゃなんとも奇妙で、しかしそこには頑是ない純粋さが満ちていて、ずっと見ていたくなるような輝きが宿る。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年2月21日
そういう情景を、やりすぎ感あるエモさを笑いに繋げつつもしっかり見据えてるのは、やっぱこの作品の強いところだ。夕映えの表現が、夏の赤とはまた違ってるの凄いな…。
しおりちゃんの無邪気爆弾と、れんちょんの幼き天才が化学反応を起こして生まれる独特の時空は、やはり良い。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年2月21日
しおりちゃんの興味と関心が、スゲー短い時間で切り替わるのが『未就学児童~~~~』って感じでいいし、その速度にれんちょんが頑張って対応するのも良い。
れんちょんは心身ともに小学一年生としては発達が早いので、かなり広い視野で世界を認識できてる。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年2月21日
この優れた視野が、本とかテレビを通じて貪欲に語彙と知識を収集し、どんどん賢くなるスタイルを生んでいるのだと思う。
一瞬一瞬、パパパっと遷り変わるしおりちゃんの世界とは、結構違う。
違うなりに当然、年と感性の近い同士響くものもあって、れんちょんはしおりちゃんと自分の世界を繋ぐべく、色々考えて遊んでいる。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年2月21日
その幼い心配りが、僕は凄く偉いし良いな、と思う。かーなり、しおりちゃんに寄せて立ち回っとるからな…まぁ摩擦とおさつで、ズレるときゃズレるが。
でもそのヘンテコな繋がり方にも、可愛さと面白さがあるということを、この作品はしっかり見据えて描いていく。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年2月21日
今後も微妙なズレを含みつつ、児童の感性をメキメキ共鳴させて、日々を楽しく過ごしていって欲しいと思います。マジで幸せなことしか、して欲しくない…。
そんなれんちょんお姉さんも、夏海に面倒見られる”年下”でもあって。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年2月21日
授業参観で無様を晒したその内に、遊びの天才たる夏海の良さをバキバキ見せてくれるのは、優しい話運びだなー、と思う。
まあ嗤う時は徹底的に嗤うんだがな!
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僕は宮内れんげさんが一心不乱、目の前のミッションに三昧している姿を見るのが凄く好きなのだが、今回の水槽づくりは非常に強く集中していて、大変良かった。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年2月21日
面白いからこそのめり込むわけで、そういうチャンスを自然と与えられる、夏海は偉いなー、と思う。マジよく面倒見てる。
けんけんぱで一人遊びしてるところも、ヒカリモノ親方と語らうところも、かつて語られた物語と絶妙に繋がってて、凄く良かった。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年2月21日
あかねちゃんと森の中で遊んだ記憶は、れんちょんの中で結構キラキラしてて、飛び石見かけたら思わずやっちゃうんだな。可愛いね…。
色んなワクワクをたっぷり集めて、完成する特別な水槽。れんちょんの瞳は輝き、世界は楽しいことでいっぱいだ。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年2月21日
キャンプのときもそうだったけど、夏海はれんちょんが出来る範囲を的確に見定めて、見守りつつ自分でさせてる。自発性重点で、マジ偉い。
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それはそれとして、夕飯はカニクリームコロッケである。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年2月21日
蟹を飼い、蟹を食う。人生の不可思議と人の業を飲み込みながら、里の秋は更けていくのであった…。
わりと素直なクラフトワクワク感で押してって、最後にシュールとブラックで落とす。
見事なセンスと緩急でした。
つーわけで、色々山盛り里の初秋でした。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年2月21日
宮内れんげさんがお姉さんぶったり面倒見られたり、色んな顔を見せてくれて…それが全て楽しそうにほころんでいて、素晴らしかったと思います。
やっぱれんちょんが人生楽しそうに暮らしている様子を見ると、こっちも最高にいい気分になる…。
しおりちゃんとの共鳴も、今まで見れなかった面白い空気を生んでいて、新キャラ投入大成功だなー、と感じてます。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年2月21日
次回はもう一人のニューカマー、あかねちゃんメインのお話っぽく。
人見知りな彼女は、のんのんな日々から何を手に入れたか。次回も楽しみです。