イマワノキワ

TRPGやアニメのことをガンガン書き連ねていくコバヤシのブログ

プレイレポート 21/03/27 ブラッドパス『シャドウ・イン・ザ・ミラー』

昨日はカッツェ面子を相手に、五度目のシャドウ・イン・ザ・ミラーでした。

シナリオタイトル:シャドウ・イン・ザ・ミラー システム:ブラッドパス GM:コバヤシ

アカメくん:カリノ:17才女性:半鬼=戦鬼 ぶっきらぼうな態度と、他人への執着のなさを少女の形に煮固めたダンピール。触るもの皆傷つける、ナイフのような生き様を貫く。その裏側には、深い傷と真紅の因縁が渦を巻いている。
新米くん:”星を見る(スターゲイザー)”明星夏南:21才女性:求道=術師 顔と外面が良いが、その実他人を全く認識していない壊れた瞳術師。命の重さを見定め、不死を定命に引きずり下ろす視線邪術を使う。そんな壊れた世界で、唯一見つけた星に焦がれる。

こんな二人が、鏡合わせの宿命を突破していきました。このシナリオも五回目ですが、毎回違うシナリオになって……つうかなるように色々システムを搭載して遊んでおります。今回も今までとは全く違う展開、ドラマ、面白さがギュンギュン加速し、大変楽しかったです。
やっぱ起源の違いがシナリオに与える影響は大きく、今回は半鬼の弱さと人間味を活かした展開となりました。こういうテイストでやったのも、超最悪の血盟関係からダイナミックに絆が巡り、大きく話が動いたのも初めてで、非常に新鮮でした。

GMとしてシナリオライターとして、ゲームの構造を上から俯瞰して楽しむのも当然面白いんですが、やっぱ目の前のゲームは目の前のゲームであり。敬意と熱量をもって、みんなで唯一の物語を編み上げられたのは大変良かったと思います。
何しろ手心の知れ合う古馴染み、グッと体重を預けた演出や展開を随所に盛り込み、シナリオとキャラクターの骨までしゃぶるような濃厚な物語体験になって、凄く面白かったです。こういうド濃厚な面白さを、これだけの速さと軽さで楽しめて、ブラッドパスというフレームの強さを再確認させられた。
吸血鬼PCと人間PCの間にドラマの燃料差、情報量格差が結構あるシナリオなんですが、両方の立場から投げ込める全力をPL二人がぶん回してくれて、大変おもしろく嬉しかったです。
自分が差し出した面白さに、笑いながら前のめりになってくれる仲間は、やっぱり得難くありがたい。そういう時間を共有できる環境と、TRPGという遊びへの感謝が深まるセッションともなりました。
やっぱこのフレームを通じて出力される物語の横幅、充実度は(自画自賛になるけど)結構大したものなので、もうちょっと数をこなしつつ、熱の入ったセッション体験を摂取したいな、という感じ。同卓希望者、募集中であります。

というわけで、大変良いセッションとなりました。同卓していただいた方ありがとうございました。