ゾンビランドサガ リベンジを見る。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年4月16日
一ヶ月の迷い道から幸太郎とともに帰還し、再動したフランシュシュ。
TVリポートの仕事で出会ったサガのレジェンド、ホワイト竜にヤンキー娘・サキの魂が燃える。
くすぶっていた魂に、流れていく時代に、真夜中のRadioから熱く灯火を宿せッ!!
そんな感じのフランシュシュ大復活祭、二発目行くぞッ! なエピソード。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年4月16日
第一話でタメた下げ調子を、ローカルネタ、トボけた笑い、とっておきの可愛さと熱さ、爽やかな涙…今僕らが見たいフランシュシュ全部盛りで、パワーに変えるお話だった。
ホント欲しいの全部来て、過呼吸なったわマジ…。
なんか久しぶりにフランシュシュに合うと一挙手一投足全てが可愛くて、『心のどっかが壊れちゃったのかな…』ってくらいドキドキするわけだが。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年4月16日
巽も戻ってきて調子を取り戻し、目の前の仕事に全力投球、明るく可愛く元気よく”アイドル”してるみんなが、最高に可愛い回であった。
もう出だしの、長いポニテぺちぺちされてる桜の時点で可愛いからな…本当に可愛い…。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年4月16日
ゾンサガらしい一笑いかなー、と思ったこの描写が、ホワイト竜さんの長すぎる前髪を継承したサキちゃんの心意気を、サラッと描く演出でもあるあたり、やはり油断の出来ない作品である。
やっぱ佐賀ローカルのネタを回すときは、地元民の強みでサキちゃんが頼もしい。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年4月16日
ヤンキーらしい地元LOVEで、ローカルネタをググイと視聴者に引き寄せ、馬力のある面白さを生んでいくのは”ドライブイン鳥”と同じ味わいである。
ホント、ホットパンツ可愛かったなー…。
第1話でもフランシュシュは”アイドル”であること、フランシュシュである今に本気で、それが巽の不在で上手く噛み合わなかった。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年4月16日
しかし巽は苦境を越え、いつものポジションに戻ってきてくれた。やっぱりウザ絡みしてくれなきゃ、話始まんねぇわけよ。
ウザイがありがたい。不思議な感覚だ…。
そこから独自の世界がありすぎるレジェンド、いるだけで面白いホワイト竜さんとがっぷり噛み合うお仕事を果たし、独自の絆が生まれてくる。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年4月16日
死んだからこそ完全燃焼、どんなビジネスも本気で挑む。
そういう姿勢が評価され、何かを生み出す姿は見ていて心地良い。
ゾンビが老いること、成長することが出来ない寂しさは、一期からずっと大事にされてるこの作品の詩情だ。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年4月16日
永遠のピーターパンであるリリィ、母になったかつてのマブダチ。
時の流れに置き去りにされながら、死人少女は永遠の青春を走る。
それを美しい情景の中、今回涙と友情で回収する…わけだが。
そこに令和にはちょっとアツ過ぎるロートル、ホワイト竜の取り残され感、萎れていく花の寂しさを重ね合わせているのが、中々に巧い。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年4月16日
時に取り残されるのがゾンビの哀しみだとしたら、老いて流されていくのが人の憐れさである。
岸に残る者、去る者。どちらにも哀愁がある。
『第一話で心がへこんだお前らが今見たいのは…これッ!!』とばかりにお出しされる、笑顔満点汗山盛り、お仕事頑張るフランシュシュ。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年4月16日
存在だけでホッコリ笑顔になってしまう彼女達の”アイドル”っぷりを堪能しつつも、後半のドラマに向けて描写は抜かりなく、積み上げられていく。
TVスタッフの『あの人何言ってんのかわっかんない…』というボヤキに、サキちゃんも腕まくり抗議の姿勢を見せるけども、ホワイト竜の現状はそこにある。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年4月16日
勢いよくおっ立っていた前髪も、心なしかしんなりし、奥の院に登るとヒーヒー言っちゃう。
時の流れは、伝説からも何かを奪っていくのだ。
しかし確かに、魂を繋げるものがある。残酷な宿命に晒されつつも、消えないものがある。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年4月16日
これを少し時代遅れで、詩情ある”深夜ラジオ”というメディアに乗せて、継承を描くのが後半となる。
少し”波よ聞いてくれ”にも通じる、悪ノリ込のリリカル、独特の手触り。
サキがまだ生きていた頃に、その魂を受け止め、自分と同じ顔をしたハグレモノとの運命の出会いに踏み込ませてくれた、空電混じりのエール。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年4月16日
名曲”特攻DANCE”二番の歌詞を、後出しで回収する形でエモーションを上げてくるの、巧くてズルい。
ここでサキが単騎特攻ではなく、ヒーヒー言いつつも自転車の後部座席に座り、フランシュシュリーダーの”勝負”に付き従うさくらが、大変良い。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年4月16日
主役はサキちゃんなんだが、やっぱさくらが隣りにいてくれることで彼女達の”今”がよく見えてくる。ゾンビの友情、なんだよなぁ…。
古臭くくすぶるとしても、変わらず人の心を打つ熱い滾り。かつて自分の魂を救ってくれたものを、今度は自分が高く掲げる。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年4月16日
サキちゃんの一本気な暴走が、看板番組獲得という”仕事”に結実するのも、エピソードに確かな手応えを宿して力強い。
ただのネタではなく、何かがしっかり残る。
可愛かったり面白かったり、一瞬一瞬の感情をしっかり燃え上がらせつつも、それで終わらせない持続性が、そう言えばこのアニメの強みだった。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年4月16日
そんな事を思い出させてくれるのも、二期第二話として非常にいい仕事だと思う。
僕らが見たいゾンビランドサガが、しっかりリベンジしてくる。
前半の睦み合いで、”アイドル”と恋愛をスケッチして一笑い一ほっこり作ってたシーンが、最後に聞いてくるのも良い。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年4月16日
それは、恋だったのかも知れない。
サキちゃんは去りゆく竜さんの前髪に、往年の若々しさを幻視して想いを差し出す。
だが、伝説はあくまでカッコよく、永遠の少女の前から去っていく
フランシュシュ恋問答は世代ごとのアイドル観の違い、相変わらず愛ちゃん好きすぎなさくら、突然のゆうリリと、単品でも満足感高い良い見せ場なんだけど。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年4月16日
あの描写があるから、既に老境に差し掛かってしまった憧れが、一瞬サキちゃんの前を通り過ぎるエレジーがよく響く。
何かを手に入れた夜に、どうしようもなく掌をすり抜けていくものを思い知らされる。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年4月16日
佐賀の朝はあまりに美しく、二人の青春を照らす。
永遠の少女たちは、ゾンビとして生き続ける今を必死に抱擁する。それは、今回描かれた仕事ぶりからも判る。
(画像は"ゾンビランドサガ リベンジ"第2話より引用) pic.twitter.com/UHV5riyUPP
それでも、ずっと大人になれない残酷さが時折胸を打って、ヤンキー少女の涙を絞る。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年4月16日
ここでさくらが、ダチの涙にダチより泣くのが最高に良い。コバヤシ、情に厚い主役だ~~~い好き。
涙で滲んだ空の向こうでは、伝説が永遠に続く地平線に、新しい歩みを刻んでいた。
新たな出発を見事に描きぬく”風の強い日は嫌いか”の、それぞれの輝きが強く宿ったライブ作画は最高に良いけど。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年4月16日
この情景力もこの作品の強みだなーと、しみじみ思わされる美しい朝、美しい風景であった。
アニメの全領域で”勝負”できるの、やっぱMAPPAつえーわ、って感じ。
終わってみれば看板番組ゲット、新規ファンを獲得し帰還の挨拶も大成功という、一話の凹みっぷりをしっかり取り戻す結末。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年4月16日
どん底アイドル成り上がり物語としての側面も持つこのアニメ、こういう手応えのあるお話が第二話で来るのは、非常に良いことだろう。
ゲストであるホワイト流の描き方も、少しの哀愁と老い、それを超えて伝わる熱とカッコよさが色濃く滲み、大変良かった。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年4月16日
アニメ的とはとても言えない白竜のクセを、最大限活かして物語に組み込んだのは、凄くこの作品らしかったと思う。
ちょっとヘンテコで、とびきり面白くて、強く心を揺さぶる。
そんなゾンサガイズムはまだまだ健在…というか、二期になって更に燃え盛っている。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2021年4月16日
そういう事をしっかり証明する、タフな第二話でした。みんな頑張ってて、スゲー可愛かったなー…(心の中の真実なので、何度でも言う)
次回はアイアンフリル回っぽく、どう彫り込んでくるかも楽しみですね!