ヒロインたるもの!〜嫌われヒロインと内緒のお仕事〜を見る。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2022年4月14日
アイドルユニット”LIP×LIP”のマネージャー見習いとして、忙しい日々を送る日和。
ファンの前では笑顔の仮面、舞台裏ではいがみ合いばかり。
慣れない仕事に戸惑いつつも、自分なり手を差し伸べるひよりに、”LIP×LIP”の態度はつれなくて…。
そんな感じのクソガキ共の大暴れッ! こんガキャサカムケにしたろかッ!! って塩梅の、怒涛の第二話である。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2022年4月14日
あ、ひよりちゃんに怒ってるんじゃないからね~~コッペパン食べててね~~。
マネジの仕事が本格始動し、アイドルちゃん達の素顔が見えてきたが…クソいなシンプルに言ってッ!!
俺ァ差し出された好意を無碍にするヤツがいっとう嫌いなので、コッペパンだけ取ってコーヒーとココア蹴り飛ばしたラストの対応に怒り心頭であるが、これが後々のキュンを生むための、ある意味作られた最悪だってことくらいは理解る。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2022年4月14日
なんでアイドルやっとるのか。
なんで態度が最悪なのか。
内側が見えないまま波風が立ち、クソを放り出すハラワタがどんな塩梅で動いてるか、そこを探りたくなるような導線もちゃんと引かれていた。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2022年4月14日
そのためのフックが、ただただひよりちゃんがクソみたいな対応に負けず、他人の心を覗き込もうとする善良な子だから…てのも、まぁスゲェ作劇だなと思うが。
ひよりちゃんは自分が楽しい最高の高校生活を、ナメた態度で他人の顔に泥をなすりつけ続けるクソガキ共にも楽しんで欲しいし、自分が夢中になってる”陸上”が、クソどもが汗を流す”アイドル”と同じなんだろうなー、と思える優しい想像力もある。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2022年4月14日
人間が太い主役である。
この優しさ、寛大さの値打ちをクズどもはなーんも理解しておらず、ガミガミ大きな声出して、力ずくで差し出された手を跳ね除けて…まったく見ててプンプンである。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2022年4月14日
でもこの成長ホルモン燃えてる直上リアクションが、ある意味思春期のリアリティを担保してる…のか? クソガキにしてもクソすぎねーか?
ここら辺の疑念も、ひよりちゃんには未だ見えない彼らの事情、ステージにしがみつく理由が明らかになる中で、彼らを好きになる燃料となる感じか。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2022年4月14日
俺が今まで食ってきたもの、分解酵素があるものとは別の顧客に向け作られてるプロダクトなので、味付けも栄養素も全然違う感じだな…。
この異文化体験を期待して見ている部分もあるので、現状顕になってる描写では『アリえね~~~~』ってなってるボーイズの乱行も、まぁまぁ飲めてる感じではある。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2022年4月14日
あとまぁ、足場がひよりちゃんの可愛さと健気に乗っかってるから、あっちが暴れてもあんま関係ねぇ…てのもある。
ソリの合わねー相棒と、毎日毎日喧嘩してまでしがみつきたいアイドル稼業は、客の前に立つ覚悟は整ってねーし、愚痴と文句ばかりで楽しいようにも見えない。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2022年4月14日
それでも”LIP×LIP”は、歌いたいしステージに立ちたいらしい。
まぁどんな因業あろうが、他人を踏んでいい理由にゃならんけどな…。
収まらないモヤモヤを荒くぶつけてなお、自分の内側を覗き込み手を差し伸べてくれる、理解力に溢れた聖母ポジションに、今後ひよりちゃんが立っていく…のだろうか。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2022年4月14日
最悪の出会いから生まれた最悪の関係が、ポジティブに変化していく過程とダイナミズムを楽しむ構造だというのは、なんとなく理解した
この『奈落から天国まで』という動きはロマンティック・コメディの超基本でもあり、最悪に思えた相手のいいところを見つけて評価を改めるヒロインの視線を、どう視聴者にシンクロさせるかが大事だと思う。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2022年4月14日
現状、人間テストかなり赤点だからなぁ、”LIP×LIP”のお二人…。
ここら辺にビシッと一発入れるのは、”FT4”のYUIパイセンとRIOパイセンが、いい塩梅にやってくれてたけども。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2022年4月14日
立ち位置的には”端役”なんだろうが、ハニワバースの中で物語とコンテンツを背負う関係上、超絶主役級の声帯が必ずついてくるの、死ぬほど面白いなやっぱ…。
右を向いても左を向いても綺羅星の如き声優陣がギッチリ固めてて、声質的にメリハリの”メリ”しかない世界観の異様さが、外野からハニワバースに指一個入れてる立場からすると、妙に面白い。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2022年4月14日
このエピソードでは小さな存在が、別の物語では青春のど真ん中に立ってる様子も、そのうち観察したいところだ
さておき、本来プライベートであるはずの学校生活はファンサービスの場となり、”素”を出せるのが舞台裏だけって状況は、高校一年生にはストレスなのも解る。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2022年4月14日
しかし”アイドル”を職業として選んでしまった以上、本気で嘘を付くのは全霊をかけた”仕事”である。
良い顔作るにしても、気合い入れて貰わにゃ
ここのカンフル剤になるのがファンの思い…てのが基本構図だと思うが、これにタッチしているのは現状、アイドルよく知らないひよりちゃんだけである。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2022年4月14日
ファンレターを仕分け、”LIP×LIP”が見れていない彼らの輝きを、彼らに届けてあげる。
それが、マネジとしての初仕事になる…かなぁ。
とにかくクソガキ二人のフラストレーションの源泉が見えないので、クソ対応にめげずにひよりちゃんが手を差し出し、荒れた態度で隠しているものを彫り込まないと、クズが顔と喉だけ良いクズのまま話が終わってしまう…。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2022年4月14日
今回の色んな覆いがかかった状態は、そのための前奏…といった感じか。
身勝手な俺様王子様に嫌われ振り回され、それでも持ち前の善良さでかじりついて、見えてくる青春の形。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2022年4月14日
それがどんなものになるか、なかなか楽しみです。
ホント現状あの二人、自分の内側一切伝えないくせに他人に文句しか言わねースーパーエゴで、顔面補正だけで好き勝手絶頂しすぎに思える。
そういう硬い殻の奥に眠ってるピュアハートを、世界で唯一受け止められる特権を、立ち位置的にも人格的にも持ってるひよりちゃん。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2022年4月14日
今後も太眉ボサ髪のママに、反抗期の二人がガミガミ言いながら抱きしめてもらう構図で、話が進んでいくのだろうか。
…ホント馴染みがなくて面白いな、この文化。
クズに振り回される弱者に見えて、ひよりちゃんは人間的にも心のゆとり的にも、”LIP×LIP”に大きく優越している。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2022年4月14日
彼女自身は超善良なのでけして意識も認識もしないけど、ポジション的には掌の上で暴れる孫悟空を見守る、如来の立ち位置である。
コントロール権限は、実はイモい女子の方にある構造やね
蔑まれ虐げられる立場のようでいて、その実倫理的優越(最終的に恋にも青春にも勝つための絶対的切り札)は主役≒女の方にあって、自分がリードする責任を背負わぬまま、献身的に絡め取って是正して理解していく”上”の特権を、実質的に確保している。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2022年4月14日
そんな、計算高い欲望充足の構図にも見える。
キラキラの青春群像劇の隙間から、こういう欲望の産業構造を垣間見ることが、趣味の悪い僕がこのアニメを見る、正直な楽しみの一つだったりする。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2022年4月14日
ニコ動から思春期のアイコンへとのし上がった創作集団が、どんなロジックと構造で”刺した”のか。
それを実際の作品から感じ取りたい気持ち。
そういうゲスな視線を弾き飛ばすように、ひよりちゃんの突然ロマンスはハプニングに満ちてドキドキで、優しさにあふれて眩しい。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2022年4月14日
この純白の気配と、時折チラリと覗く精妙な計算高さが、どういうダンスを踊っていくのか。
そこも、個人的に大変興味深いポイントである。
ひよりちゃんを通して見た”LIP×LIP”の素顔は、まぁ最悪の一言で。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2022年4月14日
この第一印象を、キャラクターが受け取る秘密の暴露、そこから生まれるトキメキを通して、視聴者にどう説得力込めてひっくり返していくか。
そこら辺も楽しみです。相当なトンボ切らねぇと、掌返さねぇゾ俺ァ…。
同時にせっかくハニワ汁食ってんだから、チョロく手のひら返して胸キュンしたい気持ちも満載なので、ダダアマ脳直なDOKIDOKI☠エピソードを炸裂させて、お前らのことを好きにさせてくれやっ! って気持ちもある。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2022年4月14日
まぁ最悪期間をある程度取らないと、クズが恋に反転するカタルシスもないしな…。
反転といえば、露骨にイモい存在として描かれているひよりちゃんが、内面の天使っぷりをビカビカ輝かし、最高のプリンセスとして周囲を圧倒する仕掛けも、今後動くか気になっている。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2022年4月14日
座組とOPでの示唆は、完全に”やる”って言ってんだけどな…。
イモい天使と、顔だけ良いクズの対比なのか、そういえば
あとソロではなくデュオを相手にしてることで、どっちを選ぶか/選ばれるかっていう選択のハラハラも、終盤駆動させそうな匂い。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2022年4月14日
まぁその前に、荒れ果てた表面こそぎ取って、天使を娶るに相応しい王子様の事情と真意を見せてもらわにゃ、話が先に進まんけども。
というわけで、色んな予測が心地よく踊る、よい顔見世のエピソードでした。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2022年4月14日
クズがクズすぎるので、ひよりちゃんの人間力が太く感じられたのは大変良かったです。
クソガキ二人もバブってね~で、差し出された掌に報いれる人格ってやつを、今回の毒ガス煙幕から今後見せて欲しいもんだ。
ある意味オールドスクールな男女類型を、新たな装いで語り直していることが作品…が位置づけられる、大きなコンテンツ文脈の強さかな、と感じる回でもあった。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2022年4月14日
ここら辺の再演がどうなってのか、そこで生産され破壊され再生産されるものが何か、ポップな歯ざわりの奥の冷たさを、個人的には楽しみたい
何故アイドルで、何故最悪か。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2022年4月14日
答えは見えないが、主役はそれを疑問に思い、まず自分から一歩を踏み出してみせた。
このアプローチがお話をどう揺らし、王子様達をどう変えていくか。
来週も、大変に楽しみです。