ヒロインたるもの!〜嫌われヒロインと内緒のお仕事〜を見る。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2022年6月3日
”LIP×LIP”の歌に背中を押され、ひよりは大会で自分の力を出し切る。
カウントダウンライブに向け、充実した日々を送る三人の前に、立ち込める暗雲。
顔のない誰かが投げ込んだスキャンダルが、ひよりの学園生活を、大きく揺らすのだった。
そんな感じの平和なハニワ村に突然生臭い致死性のガスがッ！ 最終章開幕な第9話である。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2022年6月3日
いやー…今までの順風満帆青春キラキラ日記から、一気に超生臭い学園とアイドルのヤダ味が噴出して、ちょっとびっくりしちゃった。
一般未成年のツラが、ノー容赦で晒されるあの世界のメディア、マッポーすぎる…
前半戦は明るい感じで、ひよりちゃんは迷いなく駆け抜けて自己ベスト出すし、”LIP×LIP”もカウントダウンライブに向けて常時全力、体育祭で見せた熱量が評価されてクラスにも馴染みだす…という感じ。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2022年6月3日
この順風満帆な前置きがあればこそ、そこがガタガタにされるスキャンダルも良く効く…つう配置か。
『え？ 今までそういう角度で話作ってたっけ！？』と、思わず確認しちゃうくらい急転直下するので、前半のサクセス感もうっかり忘れがちになるが。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2022年6月3日
ひよりちゃんと”LIP×LIP”が触れ合うことで、善いものが生まれていたのは嘘ではない。
スキャンダルの爆弾は、そういうのも無に帰す危険性がある。
それが友情になるか恋になるかはまだ分かんねぇけど、お互い大事に思い支えにしてる関係は、外野がどんな泥ハネようが消えない。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2022年6月3日
そこを信じきれるかどうか、お互いの思いを試すべく発生した試練…とも言えるだろう。
それにしたってエグみが凄いがなッ！
燎原の火のごとく、壁に張り出された写真からデジタルタトゥーまで一直線に広がる疑念もドス黒いけど、それに踊らされて同調圧で殴ってくる”ファン”の醜悪さが、マジで凄かった。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2022年6月3日
”抜け駆け”とか”裏切り”とか、自分を安全圏において糾弾の正統性を確保する言葉遣いが、ゴミくて良い。
ああいう動物の財布から、笑顔でお金をギるのも”アイドル”の仕事なわけで、『オメーらが吐き出してる泥、推してる相手の”格”地に落としてんだけど解ってる？』と、柔らかく刺しに行った対応含め、二人は良くやった。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2022年6月3日
どんだけ心が荒れ狂おうと、客の前で王子様の仮面は外せない。
”本気で嘘をつく仕事”にプライドある対応で、ひよりちゃんを守ったのは、テキトーに話し合わせて満足させてた時代から、大きく変わったと感じた。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2022年6月3日
その成長が追いつかない速度で、ボーボー作られた醜聞が燃えるわけだが…話の都合とはいえ、事務所の大人の株が取引停止レベルで下がるな…。
虎の子の望ましい人格形成も兼ねて、秘密のマネージャー業をザルいセキュリティで頼んでいたわけだが、今回の大嵐は来るべきものが当然来た結果、とも言える。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2022年6月3日
ガラッと作品のルールが書き換わるお話なので、今回漂った毒ガスの影響も、最終的には全部抜けるんだろうけども。
こういう状況からひよりちゃんを守れなかった時点で、事務所の二人は『いい大人』じゃあねーよな…と、ちょっと感じてしまった。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2022年6月3日
まぁ過酷な試練は真実を試すためにあるので、クライマックスを迎え、お互いの思いを暴くために必要な事件であるとは解るけども、個人的にはちと荒い…か。
とまれ問題はスキャンダルを生み出したカスが誰か…て事なんだが、ネームドにそんな泥被せるとは思えないし、偶像に岡惚れしたモブの暴投ってところかなぁ。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2022年6月3日
そうなると、キラキラな愛で営業して恋で稼ぐ”アイドル”のヤバさとヤダ味に、ある程度作品なりの答えを出さないといけないかな、とも感じる。
これはひよりちゃんへの想いとも響く部分で、愛を売り物にするが故に恋から遠い”アイドル”でラブコメする理由にも、繋がっていると感じる。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2022年6月3日
個人的には作品のコアとなりうる部分なので、しっかりしたアンサーが欲しいが…さて終盤戦どうなるかなぁ。
ハラハラ感を出すための、イベントのためのイベントとしてスキャンダル（に滲む、アイドル稼業の難しさ）が扱われるのか、作品なりの重さと個性がある使い方をするか。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2022年6月3日
個人的には渚くんの物語的存在意義にも関わる部分で、ここが要になるかなぁ…という印象だ。
おそらく地雷系の装いで熱心に”アイドル”を愛してきた、千鶴ちゃんがこの状況を動かす鍵になる…んだとは思う。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2022年6月3日
ファン代表としての描き方も、ここまでのエピソードで結構丁寧に埋めてるしね。
ここら辺の反発力をどう活かして、ドブ色に沈んだ状況を眩く塗り直していくか。
今後の逆転劇が楽しみな、最終章開幕となりました。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2022年6月3日
今回描いた”アイドル”のドブゲロな部分を、一部例外と切り捨てるのではなく、業を認めた上で輝きの土台に出来ると、芸能モノとしての仕上がり良くなるかなー、という期待。
次回も楽しみです。
