風都探偵 第9話を見る。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2022年10月5日
遂に明かされる事件の真相、ハイドープとの死闘に最強フォーム開陳と、盛り沢山な第3エピソード最終回。
裏風都の連中も主人公達に堂々お目見えし、お話が本格的に動き出す手応えを感じる…後三話マジッ!?
アルコールメモリ、真の使い手であるオババはまさかのサイキッカーであり、メモリ研究者としての腕もある。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2022年10月5日
知力と狂気、なにより歪な愛を分厚く背負って立ちはだかる、格のあるBOSSで大変良かった。
ババアがサイキック使ってると、”AKIRA”思い出して興奮するな…髪型もミヤコ様みてーだったし。
アルコールドーパントの異様な体重が、館の床を踏み砕きつつ、巨腕とサイキック攻撃の合わせ技で隙なく追い詰める。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2022年10月5日
敵の強さに説得力があったので、究極フォームがにも素直に興奮できた。
『別れていたものがくっつく』ことで変身するWの最強形態が、『くっついていたものが中身を見せる』形なの良い
ド迫力のアクションも大変良かったが、そこに宿る家族の情、メモリを巡る因縁、あくまで優しい戦士である翔太郎の思いと、ドラマがしっかり燃えていたのが、なお素晴らしい。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2022年10月5日
仮面を付けている間は、因習に縛られ花嫁の死にも動じない、異様な集団に見えた鏡家。
しかし名探偵の活躍で事件の謎(≒仮面)を剥ぎ取り素顔が見えてみると、愛ゆえに悪魔と契約し、孫を守ろうとした祖母の執念が心に届く。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2022年10月5日
同じく仮面を剥ぎ取られた空也さんが、家の因習と祖母の愛に守られ、または囚われていた『身体だけデカい純情少年』の顔をしてたの、すっげぇ好き。
フィリップの生家がメモリ開発の中心にあって、”ミュージアム”なる組織を動かして大騒動になったっぽい…てのは、会話から見て取れた。(多分、その闘いがW本編なのだろう)
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2022年10月5日
事件が決着してもメモリは残り、悪魔と契約した名残は人命を喰う。
愛は歪み、呪いだけが残る。
この哀しさに挑み乗り越えていくのが、同じメモリを正しく使い、欲望と力を制御して正義を為す”仮面ライダー”の使命なのだろう。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2022年10月5日
巨悪と同根の力を使いつつ、因縁と業に負けず立ち上がる姿は、素直にアガる。
初代ライダーも悪の組織の改造人間が、人を辞めたからこそ唯一立ち向かえる構図だしね。
オババの一方的で凶暴な愛は、空也さんを幼い子供のままにとどめ、一族が背負う業、己のどす黒い過去を背負わせなかった。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2022年10月5日
完全に一体となれるWに対し、祖母と孫は一番近い場所にいたのに、真実一つにはなれなかったのだ。
これが究極合一フォームお披露目と同時進行するの、かなり好きだな。
メモリ四本ぶっ刺して最強技を放つ直球なハッタリに、脳内の五歳児が超興奮してたけど。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2022年10月5日
虚空蔵にアクセスして全知の力を得るフィリップの”知”が、最も優しい決着を求めた翔太郎の”情”を助けて、オババがメモリと仮面を外し人に戻って死ねる状況を引き寄せてたの、凄く好き。
家族のために他人を殺す愛の獣であっても、生きて未来を掴んで欲しい。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2022年10月5日
自分自身の命が危機にさらされてる状態で、オババをメモリの悪影響から救う手段をまず検索する翔太郎の思いは、あまりに高潔で優しい。
究極フォームの圧倒的なパワーより、”そこ”が強いんだなこの主人公。
これが完全には報われず、『館といったら燃えるじゃろ!』とばかりに爆発炎上に飲まれ、業が焼き果てていく展開含めて、正調和製探偵譚の趣が、大変良かった。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2022年10月5日
オババの意思を継ぎ、空也さんが自分の足で立ち上がる成長を見せたのは、翔太郎とフィリップが苦労して”優しい決着”を引き寄せたから…
鬼の仮面を外し、人間として迷い愛する素顔を、一回ちゃんと見せれたからだと思う。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2022年10月5日
そういう風に関わった人の人生を切り開き、光り輝く未来を引き寄せるフォームだから、エクストリームはピカピカしてんのかなぁ…と思った。
造形に込める意図が太めなの、かなり好みだな…歴史あるコンテンツって感じ
ハードボイルドな世界に身を置いてるので、翔太郎の願いはこれまでも、これからも裏切られていくんだと思う。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2022年10月5日
しかし全てが絶望に沈むわけではなく、誰かが輝く未来へ進める手助けを、名探偵は確かにしている。
この苦さと甘さのバランスが良くて、心地よい読後感だった。
いけ好かないヤバ金持ちだと思ってた空也さんが、仮面剥がした瞬間凄いヒロイン力を発揮して、シナリオの結末を全身で引受けてくれた。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2022年10月5日
子供のまま守られていた自分を苦く噛み締めつつ、新たな物語へ進んでいく決意を見せる決着は、この事件が哀しくも虚しくはなかったと、思わせてくれる。
そんな微かな希望に立ちふさがる、裏風都のやべー奴ら。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2022年10月5日
ときめの甦る記憶は、彼らとのつながりを思わせるが…オーロラ野郎、意味深な顔ばっかして真相は隠すので、このミステリはまだまだ保留よな。
究極体になったアクセルと五分以上、まだまだ余裕を残してたスクリームの不気味さも、大変良い。
今回の事件は”ミュージアム”の残滓が未だ世界に残り、より危険な蠢動を続けていることを、仮面ライダーに教えもする。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2022年10月5日
シルエットの段階でハッタリ効いてる、ヤバ組織のヤバ幹部たち。
彼らが何を企み、どう主役たちと関わるかは、こっから先徐々に明らかになるだろう。
まー原作も好評連載中なので、アニメの範囲は序章も序章、『翔太郎とフィリップの戦いは続く!』て感じになるだろうけど。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2022年10月5日
W全然状態で見ても、しっかり面白さを教えてくれるいいアニメ化だったので、最終エピソードを前に早くも続きが見たくなる。
どういう話を、トリに用意してんのかなぁ…楽しみだ
僕は特撮分解酵素が少なめで、直感的にその面白さを食べる能力が低いんだけども、”アニメ”という形に翻訳しつつも魅力を殺さず、伝わりやすい形に切り分けて差し出してくれたおかげで、新鮮な楽しさを味わえた。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2022年10月5日
これはWミリしらなアニメにわかだからこそ、受け取れた楽しさだと思う。
そんな感じで、自分だけの角度で作品と出会って、自分なりの理解と楽しさを引き寄せていく体験は貴重だし、とても面白い。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2022年10月5日
残り三話、何を描いてくるにしても必ず面白いだろうという信頼感が、視聴を通じて育まれもしました。
ちょっと早いけど、いいアニメだったな、と思います。
次回も楽しみ!