イマワノキワ

TRPGやアニメのことをガンガン書き連ねていくコバヤシのブログ

魔法使いになれなかった女の子の話。:第5話『私、強歩大会で歩きまくりまーす!』感想ツイートまとめ

 心にぶっ刺さるいい感じの絆とかを、大して築くことなくメンター担当がどっかにぶっ飛び、生徒だけが取り残された学園強歩大会。
 んじゃあやったらぁ! とばかりに子ども達が吹き上がり、マジカルトンチキ世界に魔法抜きで挑んで意地を見せる、負け犬たちのリベンジ、まほなれ第5話である。
 マ組が勝って当然、普通科は惨めさを味わって当然の最悪ルールが平然と横行する学園のモラルが不安にもなるが、ぶっちゃけこのお話そういうトコロ気にかけてると視れないアニメだと腹が固まってきたので、今後はツッコミ入れつつ楽しんでいくことにするぞ!

 古代手書き魔法の基礎…というかコンセプト概論だけ押し付けて、実践に必要なコツだの導きだの、”先生”として必要なものほとんど放置してどっかにぶっ飛んでったミナミ先生。
 メンター不在の普通科を導くべく、ヤバ気な秘密を守るべく、ユズちゃんがいい感じの覚醒をキめクルミちゃんとの距離が縮まる回となった。
 なんで魔法が欲しいのか、その根本も甘酸っぱい初恋色に描かれ、ユズちゃんというキャラの根っこが見えてきたのは良いのだが、『正反対の二人で話し回すなら、スイッチ入るの五話は遅くねーか!?』という気持ちもある。
 今後どんくらい友情が燃え盛り、お互いの関係が爆裂するか次第…かなぁ?

 

 

 

 

画像は”魔法使いになれなかった女の子の話。”第5話より引用

 学園を飛び出しての強歩大会を通じて、負けて当然それが伝統な普通科への世間の視線と、それを跳ね返すトンチキ集団の頑張りが映える。
 ぶっちゃけ普通科の連中がどういう性根の持ち主か、定型化したネタを画面端で延々擦ってて見えにくかったわけだが、今回は挑むべき課題がファンシーかつ具体的だったためか、かなりのグリップがあった。
 ファッショニスタとしての輝きは、ジャージじゃなくて自分自身に宿る。
 アスカくんのパワフルなおバカ覚醒を筆頭に、ようやっとクラスがクラスとしてのまとまりを得、魔法世界らしい躍動感が出てきた感じ。

 能力あるイカレ人間ばっか集まってる普通科の空気は結構好きで、サリィちゃんの美味しいご飯に舌鼓うってるクルミちゃんのモチャモチャ顔とか、大変かわいい。
 先生にも見放され(見放されていません)、どうせ負け組と諦めていた所で、ユズちゃんがハッパ入れて勝ちを取りに行く流れは、スマートとはとても言えないが原始的な物語の力があって、結構良かった。
 ドタバタ強歩大会に挑む中で、色々ファンタジックな要素が土地に埋まってる世界も堪能できて、欲しかった栄養素が補給できた感じ。
 タンバリン草でシャカシャカやかましく駆け抜けたり、樽を船にしてショートカットしたり、悪童らしいハチャメチャ多くて良かったな…。

 

 ユズちゃんのカリスマ覚醒にしても、アスカくんのおブスファッション激凹みからのブチ上がりにしても、あるいはファンタジックな小道具にしても。
 このアニメ事前の細かいクスグリなしで、いきなり状況を転がしてくるので、ネタの響きが弱くなってしまっているのはもったいないと思う。
 タンバリン草にしても今回急に出すのではなく、タンバリンダンス部にからめて事前にチョロッと(ここではない何処かに咲く夢の種として、いい感じにファンシーに)描写した上で今回活躍させてたら、もっと良いハネ方していたと思う。
 設定説明はモリモリ口でしてるのに、描写に活きてないのと、多分軸を同じくしてる弱さ…なのかな?

 やっぱ画用紙に水彩絵具で描いた風味の、ファンシーで可愛らしいビジュアルの強さは別格であり、色々楽しくなりそうな要素はあるのに、そのポテンシャルを最大限発揮できていないのは、なかなかにむず痒い。
 カピバラさんとかカエルとか、可愛い使い魔さん達の出番が今回多くて嬉しかったけども、こういう感じでせっかく魔法世界を舞台にしている面白さを、ガンガン煮出してくれるとありがたい。

 

 ここら辺は生徒のドラマにも言えて、ユズちゃんのリーダーシップとかも事前にチョロッとくすぐったり、今回結束させるならここまででイマイチまとまりきらない様子を描いておいたり、事前に置いておける描写は沢山あったと思う。
 せっかくユズちゃんとクルミちゃん、あるいは普通科全員の距離が強歩大会での頑張りで縮まった今回を、上手く活かして次回以降に続けてくれたら良いな、と思った。

 前回感じてた違和感を、早速回収する感じで話が転がったのは大変ありがたいんだが、唐突感は否めない…と同時に、なんだかんだワイワイ青春を謳歌してるボケ共の可愛さは、確かに好きなんだよな。
 ミナミ先生も急に全てを投げ出すだけの理由を、チョロっとでも事前に匂わせてくれればここら辺飲み込みやすいんだけどなぁ…。
 現状、あの人への好感度作品内部でもこっち側でも、まぁまぁ底値でしょ正直。

 

 

 

 

 

画像は”魔法使いになれなかった女の子の話。”第5話より引用

 ぼんくらなりに頑張って、最後の最後は特大のラッキーが勝負を決める展開になったが、古代魔法はその助けに全然なってくれませんでした!
 結果は出たけど主役は凹む、結構捻れた展開になってきたが、そこでいい感じの助言をしてくれる先生は不在ッ!!
 ここでちょい距離を縮めてきたユズちゃんが、いい仕事してくれると大変いい感じだが、さてはてどうなる…。
 今回は怖がりだったり恋する乙女だったり、ユズちゃんが心の扉をちょっと開けて色んな表情を見せてくれて、大変良かったです。

 ここまでの拗ねた感じがなんで真っ直ぐ前向きになったのか、キッカケとなるイベントが明瞭に描写されていないので、『まぁそういう気分だったんだろう…』で飲み込んではいるが。
 レモーネとミカーナとの触れ合い方からして、根本的にいい子なんだろうとは思っていたので、変節自体にはそこまで違和感ないんだよな。
 だからこそ沈んでいた顔を上げて、前を向き始めるトリガーが鮮明に描かれていたら、ユズちゃんが自分を取り戻していく物語にももっと素直に乗っかれるのになぁ…て感じ。
 いやまぁ、このとびきりの可愛さで大体のことは飲み込めちゃうんだけども。
 髪の毛のボリュームが異常な、ツンツンクール金髪お姫にマジ弱い。

 キョウくんに向ける熱視線が描かれたことで、なんで魔法にこだわっていたのかも大体飲み込めて、クルミちゃんとの接点が見えてきたのは良かったと思う。
 つーかクルマル兄弟、身内と喋ってる時と他人に接してるときでキャラ違いすぎてて、不思議な面白さが生まれてきてるな…。
 おバカファッショニスタの顔が強調されるほどに、兄貴相手に意味深ロールしてる時とのギャップが生まれてきて、妙なコクでてきてるのは面白い。
 そういう意味で、今回の沈んだり浮き上がったり担当をアスカに回したのは良かったな。
 いい感じにキャラが立ってきたので、今後も暴れて欲しい。

 

 そしていつでもどこでも、学園七不思議ある所にマ研が参上!(解決に役立つとは限らない)
 魔素災害要素もしっかり盛り込んできたけど、今回は負け戦でクルミちゃんが凹む展開に。
 素人丸出しな習熟度でほっぽりだして、結構ヤバい魔素災害の対策全部預けて去っていったミナミ先生を恨むこともなく、主人公は健気にショボショボするのであった…。
 諦めかけた夢が取り戻せそうな気配だけ手渡して、芯食った説明もナシで放りだして責任と実務だけ背負わせてるの、マジで子どもに良くないと思う。
 なんらか使命があっての行動で、それを伏せることで物語の牽引力を確保する構成だとは思うのだが、キャラが尊敬できなくなるのは自分的には良くないなぁ…。

 こっからの逆転ホームランはミナミ先生自身に、今後ぶっ放してもらうとして。
 クルミちゃんの憂鬱を誰がどう拾うかは、作品の今後を占う大事なネタだと思う。
 せっかくユズちゃんとの距離が近づいたので、ここでグイッと関係を深めて欲しいところだが、さてはてどうなることやら…。

 

 せっかくキャッチコピーが「ふたりなら、きっとできる」なんだから、やり過ぎなくらいニコイチ感満載の燃え盛る感情イベント、ワッセワッセと押し寄せて来て欲しい!
 そういう期待を高めつつ、ちょっといい感じになった普通科の明日を見守りたいと思います。
 次回も楽しみ!