ウィッチウォッチ 第2話を見る。
ニコちゃんとモイちゃんのハッピーな特別をしっかり描いたスタートの後に、愉快で暖かな学校の姿を描く。
極めて堅調で楽しい話運びに、俺の歪みきった感性も浄化される気分である。
魔法が絡まない日常系クスグリもしっかり笑えて、オタク教師のツッコミもジャンプキッズ大喜びの手触りで、そんな程よい笑いを魔法がしっかり増幅してくれていて、見ていて素直に面白い。
鬼と魔女がいきなり正体バレしても、素早く順応し朗らかに日々を過ごすクラスの雰囲気は、今っぽい前向きさだなぁと思ったりする。
この濁りのない感じ、やっぱ正統派夕方アニメで気持ちが良いぜ…。




つーわけで二人きりの同居から学校という小社会へ、物語の舞台も広がっていくわけだが。
学生あるある擦りからジャンプネタまで、色んな角度から笑いを作りつつも、鬼と魔女、生まれつきの異能に悩んできた青年たちがホッと落ち着ける居場所を手に入れるまでを、しっかり書いてきて良かった。
モイちゃんもニコちゃんも…まぁトンチキで賑やかではあるんだがとてもいい子達なので、おバカで優しい奴らに囲まれいきなりハッピースクールライフなの、すごく嬉しい。
ここでギスる話じゃねぇと、早速伝えてくれる手際の良さもありがたい。
ニコちゃんがとにかくモイちゃん激LOVEで、ともすれば彼ばっか見て世界を閉じちゃいそうな危うさがある中、早速念願の友だちが出来て魔法も皆を楽しませるように使えたのは、風通しがとても良かった。
最高ダーリンとの狭い関係に閉じこもらず、友情も楽しい学園生活もなんにも諦めずに堪能する、元気な野心が初手から元気だ。
匂わされてる重たい宿命が、どういう角度から牙を向いてくるのかまだまだ読めないけども、二人には人間当たり前の幸せを諦めて欲しくないので、学校初日からドバっと手渡されたのはありがたい。
明るく振る舞いつつも、結構寂しい目にもあってきたと告げる筆も適切だった。
鬼と魔女の異能を秘密にして話を取り回すのではなく、初手から全部オープンにした上で当たり前に受け入れていくの、面白い運びだなと思う。
ニコちゃんの魔法は他人を傷つけず笑顔にする、ドジで可愛いエンタメマジック…であるよう、彼女は結構頑張ってる気がする。
その志は上手く報われて欲しかったので、トンチキ魔法で教室無限城が発生したり、みんなで空飛んでDBゴッコしたり、モイちゃんに厨二病疑惑が発生したり、楽しいこと沢山起きたの凄く良かった。
やっぱ非日常の楽しさを提供する超技術マスコット枠と、それで調子こいてヒドい目にあう劣等生枠が、一人に融合してるNEO藤子イズム、すげー面白いな…。
そんなニコちゃんの幸せを鉄面皮の奥、情熱燃やして守ろうと頑張ってるモイちゃんも、魔女の騎士として素晴らしい誠実さだった。
そんな彼の最高っぷりを解っているからこそ、取られないように最悪だと嘘ついて自分だけの特別を守ろうとする乙女心…これも最高だったね…。
同居もソッコーバレたし、二人の想いも秘密として抱えて作品のエンジンにするのではなく、オープンにした上でガンガン加速させていく感じなのは、自分としては新しい感覚で大変面白い。
やられてみると、全体的に風通しがよく爽やかで、見ていて清々しい気持ちになれる話運びだぜ。
なんでも面白がってくれる柔軟なクラスメイトのおかげで、ニコちゃんの魔法がトラブルの種で終わらず、笑顔を作り出す真の魔法になってるのが、やっぱ良いなと思う。
おバカで元気なので危うくもあるが、そこはモイちゃんの慎重な誠実さがしっかり補ってもくれていて、彼の内気をニコちゃんの魔法が手助けもしてる。
そういう凸凹噛み合った主役二人の青春に、気持ちの良いバカ達が付き従ってくれると教えてくれる、とても良い第2話でした。
この開けたエブリデイ・マジック感、新鮮でもあり味わい深くもあり、今後どうさらなる可愛さ面白さを出してくるのか…。
学園生活も明るいスタートを切り、次のお話もとても楽しみ!