ウィッチウォッチ 第21話を見る。




一本繋ぎの長編エピソードが続いていたが、今回は久々の短編3つ釣瓶打ち。
…といっても一人中学校で過ごすミハルくんに、ジキルくんという親友を付けて歪さを是正していく話が、外見奇人中身尋常な生徒会ほっこりエピと重なる形で、二本展開していた。
真ん中に挟まるTS動画エピは、魔法のなんでもあり感を最大限活かした元気のいい短編で、見てて気持ちよかったですね。
女の子になった途端、ケイゴのダルいところが全部魅力に反転してかなりイケるの、ズルい作りだなぁ…。
前回一話使って、ケイゴソロでも戦える状況を整えたのもそうだけど。
このお話関係性が凝って歪みが溜まりそうな気配があったら、かなり先回りして風通しを良くする傾向があると思う。
今回ミハルくんに同い年の友だちを作ったのも、ジキルくんが後腐れなくドレイン可能な特殊体質なのも、モイちゃん筆頭に年上とだけ繋がりがあって、命を繋ぐためにも彼らに頼るしかない状況を、洒落にならない内に潰した感じがあった。
まぁミハル周辺のネタとキャラを開拓しておかないと、彼がソロで動くエピソードが作れず、展開の横幅が狭まる…つう話でもあるとは思うが。
儚げ美少年キャラを捏造って、自縄自縛に陥り立ち回りが難しくなってるミハルくんが既に面白かったが。
内なる暴力性を程よくドレインしてもらうことで、持ちつ持たれつの関係でフェアに付き合えるジキルくんとマブになることで、自分を偽らなくてすむ友だちを、家の外にも作れた。
令和の怪物くんたちが、魔女も含めて「あるがままの自分」を偽らず過ごせている描写もそうなんだけど、あるがまま自然体でいることに、結構な価値を置いてる物語だと感じる。
ここら辺、普遍的な価値観であると同時に、現代的な憧れでもあるんだろうか?
ガワだけ味が濃い生徒会の面々が、会長相手にホッコリ過ごしている様子が、第3エピソードで見れたのも良かった。
やっぱ2クールぶっ続けでザクザクエピソードを積み重ねていくと、キャラが育つスピードも早く、第2エピソード以外はほぼ乙木家出てこないのに成り立ってるの、なかなか凄いなぁと思う。
第3エピソードは本物の化け物屋敷である乙木家を訪れて、「地味ですね」ていうオチが好きだな…。
モイちゃんたちがフツーに暮らしている事実が、ひとしきり笑ったあとにしんみり染みてくる感じがあった。
間に挟まる第2エピソードは…まずニコがTS魔法パナすのにためらいなさすぎ!
時折思い出したようにYoutuber KEIGOネタをやるの、結構好きなんだよな…継続されてる趣味の描写があると、あの子たちが生きてる質感が際立つ感じがある。
性別が変わってみると、使い魔たちのキャラ付けも味が変わってくるというか、急に分かりやすく爆萌になるのは面白かった。
動画専用のキャラなので、男の子として日常生活送る中で滲む生っぽいダメさが消えて、良いところだけ浮かぶ上がるのが、変化の理由だと思う。
記号化って強いし怖いな~と思わされるエピソードだった。
かくして、使い魔たちの騒々しい日々は続く。
次回も楽しみ!