新年あけまして、まことおめでとうございます。
昨年は皆様に大変お世話になりまして、心からありがたく思っております。
本年も変わらずまことに勝手ながら、アニメを見て感想を書いていこうかと思っておりますので、よろしくお付き合いいただければまこと幸いであります。
なにとぞ、今年もよろしくお願いいたします。
というわけで年も開け、奇妙な切迫感と開き直りのような感覚に包まれて、まぁまぁ穏やかな時間を過ごしている。
このブログが動き出してから干支も一回り、アニメ感想をブログ形式でまとめだして大体10年で、まー長い事文字を綴っている。
素人の手遊びというには力みが凄く、なにか意義あるものといい切るには適当にすぎる行為も、長く続けていくと良く解らなくなっていくもので、毎年何を綴ったものか良くわからないまま、新年の挨拶をしている気がする。
とにかく体力の低下を感じる昨今で、感想の書き方もそれの乗りこなし方も、今まで通りとはいかない。
作品に最後まで付き合える根気を自分の中から引っ張り出すのが、なかなか難しくなってきている自分に気づいて、今更ながら様々な衰えを感じさせてもらっているわけだが、それも自然の流れ。
結局手綱を握れるのは己だけなので、それに合わせた形を自分なり見つけていかなければいけない頃合いなのだろうと、気持ちを新たにしている。
10月期あたりから、自分の好みというか体質みたいなものが変化……というより、思い込みが剥げて地金が見えてきた感じがあって。
幾度目かのアニメバブル、すっかりあらゆる人が普通に見るポップメディアになったアニメーションの真ん中に立っている、力こぶパンパンな大資本メジャー作品を咀嚼する胃袋が、だいぶ弱ってきていること。
そこから真芯を外し、なお己を譲らないアクと矜持を強くにじませる”深夜アニメ”が、やっぱり好きであること。
結構意識してポップさを擬態してきた(してきたんです、これでも)が、やっぱりそういうのは無理があったんだなぁ……と、改めて今更思い知っての年明けである。
日陰者が集うオタクジャンルですら、道の真ん中に安らげない気質にゲンナリしつつも、まぁそういうものでしかない自分を改めて感覚できたのはありがたいことだなと思いつつ、今年もアニメを見ていく。
そこに意味があるのか、価値を生んでいるのかは、自分では解らない。
「解ってはいけない、決めてはいけない」と、書く側から浮遊し誰かに意味を決められるテキストに向き合う姿勢を自分に定義づけしながら、ずっと書き続けてきたことが、自分を支えてくれる補強材なのか、窮屈に締め付ける拘束具なのか。
それも良く解らない。
一つ解っているのは、今年も性懲りもなくアニメを見て、感想を書く……ということだ。
それがいつ終わるかもしれない不確かなものであることも実感させられつつ、それでも見たいし書きたいと思えているのは、ありがたいことだなと思う。
色々変わっていくものもあり、変わらないものもあり、どーでもいいことに心揺らぎ、どーでもいいことを発見して目を開きながら、今年も文字を綴っていく。
結局それが好きなのだと、思えている年明けなのはありがたい。
そんな自意識と作品がこすれあって生まれる身悶えを、今この文章を読まれているあなたがどう受け取り、どう味わい、どう拒絶するかを、僕が規定することは出来ない。
そうやって自由に浮遊しているものを仲立ちに、少しだけ繋がれたような感覚が僕と僕の外に広がっている存在にあるのは、これもまたありがたいことだなと改めて思う。
どうですか、少しは楽しめていますか?
僕にはなかなか見えない様々な苦労や憂鬱を抱えて、あなただけの物語を歩いている途中で、僕が勝手に感じ勝手に書きつけた何かが、少しだけあなたの心に繋がれたのなら、僕は本当に嬉しい。
そうなってくれたら良いなと思いながら毎回書いてるけど、そうなる保証はどこにもなく、もしそんな奇跡が生まれたとしても、なかなか見れない。
でも確かに、幾度か眩く温かな光を感じることは出来て、そのかけがえなさに助けられながら、今年も自分なり身悶えしていこうと思います。
今年もよろしく。