イマワノキワ

TRPGやアニメのことをガンガン書き連ねていくコバヤシのブログ

新世紀エヴァンゲリオン劇場版 THE END OF EVANGERION

はいはいエヴァですよー。DEATHを3回、これを6回劇場で見て、DVDも三回目か。よく見るねぇおれも。ホント。
けっちく、エヴァにはエヴァ修正としかいえないものがオレの場合かかるわけで。何しろ放送当時14歳だったので厨房神経に直撃ドキュンですよ。本放送、直後にヴィデオ、巻き戻してコマ送り、寝て学校に行く前にもう一回、放送直前に一回、と5回見るのが放送当時のサイクルでした。
さてはてそんな俺も10歳年をとって思うのは、「んー」かな。結局劇作としてはやっぱり破綻しているていうかもともとそういう部分に狙いはない。やっぱり庵野英明という人の「何か」を吐き出す場、という色が強いんだなぁ。
んでまぁ、当時思ったのは「上手い終わらせ方だ」ってことだった。ギャンギャン騒ぐオタは結局、キモチワルーイ描写とファックオフな台詞の連発でエヴァから離れていったわけで。「現象」としてのエヴァはこれ一発で終わった。良い塩梅に。上手い。
ンでそのグロテスクの対象になったアヤナミ(そうアヤナミ。今生き残ってる人はアスカ派が多いけど、アヤナミ派が多数派だったのよ、当時は)が僕は好きで。内蔵はみ出したりでっかくなったり色々弄られたけどやっぱり好きで。これはなんつうかどうしようもないことだなぁと思った。
本編見てるときもアヤナミが出るたびにホクホク顔です。単純に造形が好みなんだろうなぁ、まず。他にも色々あるけど。やっぱり自分の「萌え」初体験はアヤナミだったわけで、何がどうあろうとずっと俺の中に残るんだろうなぁ。
映画としての感想はまぁ何とかギリギリでまとめたなぁと。戦闘シーン混ぜて、言いたいこといって、ギリギリのギリギリ。ほんと。作画レベルとかは下手すると最近のTVアニメのほうが良い(まぁこれはしょうがない。技術の進歩だ)わけだし。ビミョー。
というわけでぼんやりと続いたEVA再視聴の旅も一応の終点。感想は「疲れた」庵野英明、が出すぎて、見てて気持ち悪くなる。そのうえでそれだけしかやるわけに行かないので、中途半端な部分が鼻につく。バランスが悪い。
攻してみるとやっぱり、劇としてのレベルを高度に保ちながら言いたいことを言い切ったウテナはスゲェなぁと思うのでした。