つうわけで日曜日はセッション。楽しい楽しいロボットアニメ、ブラナイｆｆのラスト二話をまるりまるりと楽しんでまいりました。
シナリオタイトル：ブライトナイトｆｆ 第四話「憎悪の翼の下で」＆第五話「終末の輪」 システム：アルシャードｆｆ ＧＭ：田中君
赤目くん：ジーン・ジェニス：１７歳男性：ブライトナイト５ファイタ−４ハンター１ さまざまに悩み、それでも真っ直ぐに戦い抜いた運命の少年。白兵戦用決戦人型兵器「エターナルホープ」を操り、己と一人の少女の運命を切り開いた。戦役終結後は力を捨て、世界の果てを目指すたびへと、二人で旅立っていった。 つうわけでＰＣ１、赤目くんです。三話から四話の間の断絶を丁寧に記述したり、他の人の動きをみてあえて剛速球の真っ直ぐ放ったり、周りの見えてる加減が半端なかったです。あと肩の強さ。徹底的にポジティブな主役はこのキャンペーンのまさに華でありました。
シェンツさん：ミィカール・ロブラリア：１９歳男性：ブライトナイト５ソーサラー３エレメンタラー２ 悲しみと渇望を心に秘め、孤独に悩む若き帝国の英才。大型精霊砲「プリズム」を搭載した魔法戦型特殊機体「ジャッジメントシルバー」を操る。戦役終結後は奇跡認定のおまけ付で帝国に復帰、大佐に昇格。ガタが着ている帝国の内部調整を行う独立機関を設立、代表に就任。 にこにこしながら「力が欲しい！（ギリギリと奥歯を噛み締める）」というロールを続け、五話ではあわや大惨事（でもまぁこうなるよね）という話の展開を非常にテクニカルにこなしておりました。ストライクの取れる変化球を間断なく投げ続け、とにもかくにも巧い。
ＯＫＩＮＡさん："灰使い"ウィルド：４０歳男性：オラクル９ウィザード１ 帝国のオラクル狩りで妻子を奪われながら憎しみにとらわれることなく、導くことを望んだ穏やかな男。太い懐と落ち着いた物腰で、さまざまな困難に直面した面々に的確な助言を与える。戦役後はまた旅立ち、導くべき英雄の元へと消えていった。 話の屋台骨。ワキ、というか進行役、というか、どちらともつかない物語のポンプの役割をがっちり固め、最初から最後まで変わらないことで他のキャラクターとの際を際立たせてくれました。キャンペーンでこの動きは渋くて巧くてマブい。
浅間さん：ルイス・アーヴィング：２６歳男性：ファイター９ミッショナール１ 己の命と帰る場所、かけがいのない仲間を灰に帰した暴虐を経ても光を見失わず、力をいかに振るうかを考え続け、実行し続けた断罪者。戦役後は、自ら捨てた復讐者の生き方と決別し、かといって手に入る何かではなく手に入れる何かを求めて旅立った。 大人代表、ルイス兄さんです。ゴリゴリと瞳の暗い生き物として代突貫すると思いきや、戦争やってるキャンペーンで戦争と四つ相撲し、綺麗に組み合って勝負をつけました。しかも少ないリソースの中、最適のトスとレシーブとスパイクで。本筋から自分の物語を作り出し、それが共有の強度を持っているのは非常にイカス。
オレ：サリエル：外見２７歳女性：ゾルダート７ヴァルキリー２パンツァーリッター１ 奈落に食われし堕天使。一時の離別から帰還し、ミィカールに帝国と自分自身の希望を託すようになる。戦役終結後は奈落の呪縛から開放され奇跡認定、ＧＭ社を抜けてミィカールの新たなる願いをかなえる守護天使になるべく、さまざまなブラックワークスを担当することに。毛伸びた。
は、喋りすぎました。過積載だったのは萌え記号ではなく、物語の要素だった、という話。キャンペーンは思わぬ化学変化をしたり、長尺キャラクターと付き合って話したいことが出来たり、他の人の予想外のアクションに刺激されたり、そんなことが良く起こるわけですが。それにしても起こりすぎです。ＰＣ１．９ぐらいにまで全部手酌でもってくるのを許容してくれた参加者全員に大感謝。どーにも自分の話をしたがるようでキャンペーンでは。
全体として、凄まじく楽しいキャンペーンでした。ロボットがどうとかそういう部分もまぁ好きなのですが、明らかにシナリオ本編には書いてない挙動を繰り返し、でもそれはキャラクターと物語の要請から生まれたものなので、すごくしっくり来て。エレベーターに乗るのではなく、皆で協力して階段積み上げて上ってったみたいな達成感が凄まじく心地よいです。
階段を積み上げる、っていう手作業学に感じなかったのは、やっぱりシナリオの出来が良かったんだろうなぁ、と痛感。よく出来た骨組み・設計図に、各々のやりたいことを主張し、共有し、許容する環境があいまったからこそ、意外な展開とそれに伴う楽しさ、ＴＲＰＧのベーシックな巧さがかみ合った、すごく面白いセッションが五回も続けられたのだと思っています。
とにかく出し尽くして、ぐったりとご飯食べて帰りました。気持ちのいい疲れでござった。アルシャードｆｆのキャンペーンは、やはりスゴい。
