氷川へきる、スクウェアエニックス。へっきー先生のぱにぽにスピンオフ二巻目。もう一個のスピンオフであるまろまゆがまさかの二巻発行であり、ガッツリ驚愕しておりますがそれはそれ。ベホが主役のヒーロー話であります。
感想としては……ぐっだぐだかなぁ、いい意味で。スジもオチもブン投げてるマンガでありまして、そこらへんの破綻具合が楽しめる人以外は眉をしかめると思います。一巻はキャラと状況の説明をするためか、わりかし形があったんですが。ひとしきり盛り上がる形式を全部放出したわけで、あとは微妙な盛り上がりとゆるい流れの萌キャラコントが延々と。
でもそういうのが好きなの。沸騰もしないし興奮もしないんですが、たまーにかっちりしたキャラの動きが見えたりするこのマンガが。同じ感じで十巻以上やってるわけで、もう好きな人しか付いて来てないだろ！ とも思うし。自分は残ったほうです。このヌルい温度がグッドナイス。キャラに不快感が無いのも非常に宜しく、そこは今回も崩れておりません。
ベホが善人なので、他の作品に比べて事件が終わる、ことが多いのが、このシリーズの特徴かな。投げる展開多すぎるからねへっきー。ちょーっとぱにぽに本編と、やってることの差異が薄くなってる感じもありますが。そこらへんの舵取りも含めて、次の巻が楽しみであります。
