イマワノキワ

TRPGやアニメのことをガンガン書き連ねていくコバヤシのブログ

暁のイージス 5

七月鏡一&藤原芳秀小学館。掲載紙消滅という逆境にもめげず、キッチリ終わりそうな気配がするイージスの五巻目。僕は「漫画は終わるのが難しい」という言葉を持論としているわけですが、この漫画は終われそうです。今まで積んできた伏線と財産を惜しげもなく使って、ついにやってきました最終局面。まさにクライマックス。
前半分を使って書かれたのは、ラスボス"蝶"の復活エピソード。全体的にお話がグルグルしてて、非常にいいですね。逆に言えば駆け足ってことなんですが、敵さんサイドの急展開とか含めむしろスリリングになっている感じで。"蝶"がクロムウェルを装着する辺りとか、定番っちゃ定番ですがそれゆえにビリビリ来るものがあります。闇のイージス含めれば30巻越えの結晶ってとこです。
んで後半。東京最終決戦の開幕であります。守渡が超久々に出てきて、「ここで何の脈絡もなく脱いだらイージスっぽいなぁ」と思ってたらそのままな展開になって嬉しかったり驚いたり。やっぱ何の意味もない裸が出てきてこそのイージスですよね。そして"蝶"を護り屋盾雁人が守るという、ここで切るしかない札をバッチリ切ってきました。まさにクライマックス。残り一巻、色々面倒なことになってますが、何とか終わりそうです。じっくり待ちたいと思います。