イマワノキワ

TRPGやアニメのことをガンガン書き連ねていくコバヤシのブログ

[読書]JESUS 砂塵航路 10

七月鏡一藤原芳秀小学館。夏休みなので学園にはなかなか帰れない、学園ハードコアアクションの十巻目。チェチェンの過去回想に決着がついて、また乱戦がはじまった巻ですな。ここに来て内閣調査室まで横殴りしてくるとは、正直予想してませんでした。まぁいいとこなしでしたけども!
チェチェン編はまさかの子連れ狼リスペクト(胴田貫が佩刀な時点で予想しておくべきだったか)にもビックリですが、砂塵航路全体の落とし所っぽいところが見えたのが一番の収穫ではないでしょうか。ジーザスの落とし所、というべきか。それが教え子なのは、今まで積んだ所を大事にしてる感じでとても嬉しい。"殺す"という選択肢はらしいといえばらしいですが、今のジーザスならそれ以上の答えをつかむと思う。というか掴まないと納得せんよ。
鐙沢村(一応パラレルらしい)での乱戦は、現状の組織多すぎ状態を見せつける混乱加減で、訳分からんのにワクワクしてくる素晴らしさ。ゴーンツ(つうかカイザ)がカッコいい所を久々に見せたのが、カイザスキーとしてはありがたいところです。内調のみなさんは……ご愁傷さまです。あ、藤原先生が描く遥はすごく可愛くて、七月レルム特有の「美(少)女が脱いで美乳が晒されると、ピンチが打破される」原則の生贄にされる瞬間が今から怖いです。(饅怖文法)
秘剣・ミサイル斬りまで飛び出す乱戦が落ち着いたと思ったら、イージスサイドが活性化して来て、本当に休めない漫画だなと思います。ありがたい。やっぱり護り屋をしている雁人はゴッドカッコイイ。伊健からの依頼だってのも煮えるが、何より滾るのは「傾いだ十字傷」まさかの再登場。ただでさえ大量の組織と要素が高圧に詰め込まれている現状、"蝶"まで拾ったらどうなってしまうのか。期待が止まらんばい。