眠れない夜長に、戦いの軌跡をたどる日記でございまス。
・久延彦
特に何も背負わず、ただただ中二病患者として出したキャラ。
思いの外久延彦は面白いキャラになってくれたので、彼なりの話を展開させてやれればなぁ、などとは思っている。
試合展開的には、詰め筋の甘さがとにかく目立つ。
簡易までしかない相手には、全力踏み付けなりKOパンチなりで、きっちり四肢を奪って有利を固定する動きを導入する。
しかし、誘いに対して抵抗放棄をしまくってたあの動きの根拠が、ちょっと知りたい感じだ。
・ 文一
大改定の大きさと、それに反比例する募集期間の短さを縫って、決勝まで上がったキャラ。
キャラ作成時に用意しておいた物語の種は、ほぼ完璧に使いきった。
これで、江文一は一格闘家として流儀なりプライドなり、成功経験なりを背負って、武神に出れるキャラになったわけである。
文一をああいう物語を背負うキャラにしたのには何個か理由があり、一つは「これだけ負ける場で、ヘタレキャラは美味しい」ということ。
なのに誰も触ってない物語類型なので、「ヘタレが師匠と出会い結果を出す」というガッツストーリーを略奪させてもらった。
勝利という結果、強打という説得力、そして戦ったPLとの相性が噛み合ったため、ここら辺のストーリーラインは綺麗に収束したと思う。
つくづく、話の通じるPLというのはありがたく、素晴らしい。
もう一つは『武神降臨に出るキャラクターのスタートライン』を、自分の中でもう一回引きたかったからだ。
10代キャラだろーが、40代キャラだろーが、最近の武神には妙に「完成」したキャラが目立っていた気がする。
それは試合と並列して物語を回す関係もあるだろうし、参加PLの好みもあるだろう。
だけど、「ゼロからスタートしてプラスにする物語」は武神だと危ういと思う。
負けるからね。
最初から完成して、最低点がゼロから始まるキャラは負ければいきなり色が変わる。
PL本人がどう思おうと、周囲の観客(というには、武神村の住人は少なくなってしまったが)はそう見るだろう。
そういう立場のキャラクター(≒悪役や壊れることが前提の自信家)ならいいが、前向きになりたいキャラは難しいよなぁ、と。
「マイナスからスタートしてゼロに至る」キャラなら、負けても最初のポイントに戻るだけだし、勝てばグイグイ人格が矯正され「いいやつ」になり、プラスを大きく出来る。
そういう「負け」に対しての保険として、文一のスタートラインは引かれていた。
のだが、結果として武神戦まで勝ち上がってしまったので、そういう保険は必要なくなった。
勝ち筋の50%を占めると僕が考える運がこっち側に向くと、こういう勝ち方をするのだなぁ、と思った。
ともあれ、当初思い描いていた理論値に、それなり以上に合致する動きが出来たかなぁ。
ソエジマさんが言っていた「勝つべくしてかつ、非常に強いキャラ」をやる勇気が、自分にはなかったということでもある(これは別にジャブとかではなくて、素直な本心)
試合内容としては、全体的にダイスに好かれた。
アッシュ戦でのクリティカルでもそうだし、強打やスイッチに失敗していないのもそうだし。
ただ、中量級でも先手型が成立するとか、クリティカルの仕様上手を出すほうが強いとか、状況の雑さはバカ火力で補えるだろうとか、そこら辺の読みが呼び込んだ運勢でもある。
最終戦でガクンと運勢が落ちたのは多分、決勝戦でマミさんっぽいこと言ったせい。
強打に改訂が入るかどうかは判らない(俺がGMなら最低集中時間復活、簡易強打非漫画技能化かな)が、次回以降は麒麟の套路で完成する予定。
今後強打が流行るのであれば、それを無効化出来るメタが回るはずで、となると達人が増えると思う。
空蝉、チャンバラ避け、見切り+攻撃的避けあたりがあるので。
ただの屈み受けだと、移動戦術を併用された時対応しきれないし、その攻め筋は鍵に乗っちゃったわけで。
るーさんが軽量級強化を目論んだ以上、何らかの形で「軽いけど火力出る」手段は残るんじゃないかなぁ。
・ 次回
三枠貰ったわけだが、さてはて。
久延彦は続投、えるたそが復帰するかどうかは改訂見てから。
文一はちょっと引っ込める。
「しっとりと落ち着いた格闘者」つー立場は、もう少し間を置いたほうが美味しく回る気がする。
新キャラを作るとしたら……どーすんべーかなぁ。
モバマスコピペ祭りは、実は原戸市で勝手に始めちゃってんだよね……。
スペックとして面白そうなのは、短身2+クラウチングでC入ってくる、早くて重い柔法。
あとはガチカウンターかなぁ……アッシュつええなぁ。
今思いついてるのはグッドスタッブ所属キャラで、「コイツと戦うだけで悪い話がはじまる」キャ
ラ。
組織を軸になにか悪いことが起こる事があっても、個人単位で悪い因縁が勃興するキャラって今いないなぁ、と。
アームドセルを『ミダス王の右手』にして、「喜怒哀楽の感情や、記憶、思い出、実感などを黄金化して抜き出し、所持できる」能力者にしようかなぁ、と。
希望者がそいつに負けると、喜怒哀楽のどれかを引っこ抜かれて、それを取り戻す物語が自動生成される、と。
もしくは、キャラ作成段階で「俺ミダスに感情抜かれているので、勝って取り戻したいです」という因縁をとれる。
そんな感じの、シェル・スプレンドーロとスーペルス=マーキナと歪曲王の融合体。
ともあれ、一応52回にはピリオドが打たれた。
復帰二戦で決勝戦まで上がれたことは、自分の中にあった一種のわだかまりが抜ける結果になったと思う。
ある意味「どーだこの野郎!」って感じである。
誰に対してかは、自分でも判らん。
そんな感じ。