イマワノキワ

TRPGやアニメのことをガンガン書き連ねていくコバヤシのブログ

大気との戦い

エアコンと狭い部屋とバトルしつつ、「藤子Funkyと藤子AnarchyはFの方がヤバイんじゃないか」とかの話題で盛り上がる。まさかそれが、この後訪れる悲劇の前ふりだとは……。
シナリオタイトル:黒の烙印 GM:田中くん システム:BBT
シェンツさん:”都市伝説調査官”小泉八雲:25才男性:サポーター:転生者/ロード 圧倒的な財力をぶん回し、半魔事件の闇をえぐり出す死霊課のインスペクター。「記述する者」としての宿命を課せられており、事件に食い込むほどに惑乱する記憶に自我が押し流される。潔癖症で異性嫌悪。
Braveoneさん:”ロザリオインペール”八茨蔦子:外見20代女性:アタッカー:魔女/死せる者 中世、魔女として裁かれ、全身に聖痕を刻まれた女。死すら奪われ永世者としてさすらいながらも、人を助けたい気持ちは揺るがない。なお、魔法少女(データ的に)。
コバヤシ:”黒に選ばれしもの(カルナージ)”小栗栖めぬき:15才女性:ディフェンダー:魔剣/魔神 「飢餓の剣王」「嵐を呼ぶもの」などの異名を持つ、剣の魔王の振るい手として選ばれた女子高生。その実態は臆病なくせにお調子者で、すぐにヘタれるダメ人間。ヒーヒー言いながら半魔生活を生き残っている。
田中くんのオリジナルシナリオでした。モティベーションが高く、BBTへの行為がガッツンと感じられるシナリオを高速で錬成してくれる田中くんには、いやはや頭が上がりません。ヒロインの造形が巧くて、キャラのモティベーションを高く保てるシナリオでした。シンプルながらも骨太で、判りやすい展開もベネ。
自分はあまりにもロールプレイしやすすぎるキャラで、全体的に大暴走。「ロボノが面白れーし、フラウっぽい残念女子やるべ」と思っていたら、みるみる調子に乗ってはヘタれる女のび太に。OPでよく判んない呪いを受ける→高圧的な巫女さんに「静かにしてろ」と言われる→黙って受け入れ家に帰る→飯食って寝る→「(ムクリ)なんだか腹が立ってきたぞ……なんで私の命がかかってんのに黙ってなきゃいけないんだ!」という流れは、完全に野比家の血脈だった。
ウケがとれているのはいいが、出会い系シーンで何の脈絡もなく地下麻雀で代打ちしてるわ、何の脈絡もなく情報収集で「お困りのようだな!」と言いながら猫頭の怪人が寺の襖を開けながら登場したてるわ(どうやらプルソンの関係者らしい)、脳内ダダモレなグダグダが止まらず、本筋は順当に延期され時間は出血していく。イカンすぎる。シェンツ先生も迷わず「ハッハッハ、クズだな!」って言ってるし。
というわけで、美味しいポテトフライを注文して、モグモグ無言で食べたら見事に落ち着いた。変な勢いが付いているときは、思い切って腹にモノを入れるのは良い手段だなー。痛感しました。俺が戻ったらシェンツ先生がロールのシュバルツシルト半径にやや囚われていたけども。等価交換ってやつだな多分ウンウン。
自分の話ばっかしちゃいましたが、八茨さんのヒロイン説得ロールに熟練の技を感じたり(「他のPCも同じように思ってる」という発言を挟むことで、緊張感が高くなかなか出づらいためちょっとした不満を抱きがちなヒロインとサシでやりあうシーンの空気を、上手く抜いてた)、シェンツ先生が俺の頭をロールで横殴りするタイミングが上手かったり、やっぱ有難い環境でやらせてもらってんなー、と痛感することしかり。いいシナリオ、いいセッション、いい面子じゃった。
その後はアカシアでロールキャベツをたっぷり食べ、色々話して大満足。ポータルが移り変わって、そろそろTRPGの世代格差みたいの感じるよね、みたいな。やっぱり美味い飯で幸せになると、その間や後の会話もなんとはなしにホッコリする気がする。やや環境値が悩ましいけど、シンジュクを根城にしていくのはありかなぁ、とか思った。