イマワノキワ

TRPGやアニメのことをガンガン書き連ねていくコバヤシのブログ

さーて久々に犯罪するかぁ

今日はオンセでサタスペを遊んだよ。ろくでも無い単語(「AKはせめてポーランド製の買いましょうよ」「私護身用に64式微声手槍ほし〜ミ☆」などなど)がスラスラ口をついて出てきて、思わずイイ笑顔になっちゃった久々のオオサカクライムアクション。
シナリオタイトル:閉ざされた街で システム:サタスペ DD:浅間忍さん
よねちょくん:千代田礼三:41才男性:参謀 三流司会者として芸能界を泳いでいたが、共演したアイドルから「小銭稼ぎたくないですか?」の一言とともに、スモークガラスのハイエースに同乗し、現場について「今日何やんの?」「銀行強盗です」という流れで亞侠になったおじさん。宝石盗みに潜入したゲーテッド・コミュニティで「お前のように自分の利益しか考えない奴は地獄に落ちろ!!(平松作画)」と真顔で言い放つ。激戦の末片腕が吹っ飛ぶという、サタスペ初体験のトリッパーにキツイ洗礼を受けるが、きっちり箔をつけて親分もゲットする超かっこいい成長をする。犯罪昇竜伝チヨダ。
OKINAさん:ウォルター山背:31才男性:専門家 冴えない顔貌をしたサンドウィッチマン。その実態は犯罪に対する溢れる才覚を持ち、犯罪行為の完璧さを追求する、妥協しないスタイル持ちの亞侠。人を憎んで罪を憎まず、がモットー。NPCへの情報収集に仕組まれた足止めトラップに引っかかり、要所で貴重な時間が出血した時も迷わず金で解決するプロっぽさを魅せつける。
田中くん:"魔王"遭真三太:20才男性:荒事屋 動物園で虎に襲われ、異世界の記憶と戦闘能力に覚醒したマグロナルド定員。余暇表でパイオツカイデーなJK(声は東山奈央)をゲットし、チームの面々からは魔王さん言われる「犯罪(はたら)く魔王さま」教養が5あるので、ルーン文字の完全解析に成功しているリアル中二。愛銃エボニー&アイボリーで敵の殺し屋と近接戦を行い、0Gガン=カタでカウンターをもらった結果こちらも片腕が吹っ飛ぶ。が、むしろハッタリが効くようになったと前向きに捉える辺り器がデカい。
コバヤシ:心斎橋しょこら:11才女性:道化師 オーサカのロコドル「OSK48」に所属する干されアイドル。「亞侠チャレンジ!!」というバラエティーの流れで亞侠をやっている。味方に体の傷、自身に心の傷を強いるような、過酷なクライム人生を送っている。色事と手妻を武器とするプロフェッショナルの犯罪者であり、綺麗な仕事をし味方に傷を負わせないことに拘る。が、チームから二名のクリップル道入門者を出してしまい、ショックがデカい。
以上が「O4(Oraka Over Oraka:maOu)」のメンバーであります。久々のオオサカはグダグダも当然ありましたが、全体的にハードクライムの匂いを漂わせたいい塩梅の締まり具合で展開。まぁ一番喋ってたオレがそういう方向の展開を望んでいて、ストーリーの流れを握りこんじゃった部分もあるんですが。つくづく喋りたがりボーイだな、俺は。そこは良し悪しなので、あんま悲観的になる部分でもねぇか。
個人的には千代田のセッション全体通した流れが凄く好き。
『アマチュア犯罪者として飛び込んだビズの結果、「いや、千代田礼三っているじゃないですか、司会者の。あの人絶対右手の手袋、取らないですよね。海外のVIPがいても、官庁街のエリートの前でも。何でかなー、と思ってたんですけど、とある取材でヤクザと揉めて、右手ブスーってドスで刺されたんですね。でもあの人顔色一つ変えずに手袋外して、そしたら味も素っ気もない医療用義肢が出てきて『左手やればよかったのに』って言いながらヤクザを暗がりに引っ張っていったんですよ。ええ、取材はうまく行きました」みたいな噂が流れ本人に確認したら「やだなーそんなわけないじゃん。俺の義手、左手だもん」と返してくる芸能界の裏の実力者になった』という、サタスペでしかできねー超かっこいい成長が出来たよねちょ君超羨ましい。
オイラのキャラもTV番組で「LSDトリップにチャレンジ!!」とかやらされたり、人妻を籠絡してヴェスパで盛り場デートに繰り出し小悪魔フェイスでお願いしたら人妻が中国大使館にハメられゲーテッド・コミュニティに相応しい社会的ステータスを失った(ファンブル表で12ツモって生活が1下がった)り、アイドル探偵っ面で推理を披露してみたり、身内が欠損して凹んでみたり、千代田と宵越しの銭は持たねぇ!!とばかりにでAKとLSDを買うデートしたり(パパラッチは素知らぬ顔で「OSK次期センター候補に熱愛発覚!!」とかやった)、じぇじぇじぇ煩い北陸出身の後輩に「いやー先輩みたいになりてぇっすー」と言われて疲れ果てた顔(日本橋ヨヲコ作画)で「……本当に私みたいになりたい? しんどいよ」とか言ってみたり、家を追い出された人妻が「来ちゃった……」とか言いながら家になだれ込んできて「うっひょーエローい。玄鉄絢先生の漫画みたーい。戸塚はなんであんなにレズに好かれるんだろうな」とかPLが興奮したり、色々サタスペでしかできないシーンがあって楽しかった。
はたらく魔王さま! とウォッチメンと三流司会者とAKBが一緒の舞台に立って、時に台無しになって大笑いし、時にドブ板から這い上がるもののみが持つ熱気にPLも熱くなったりという、バラエティ豊かな満足を得られるサタスペというシステム。R&Rに乗っているこのシナリオの完成度と、PL達のセッションへの真摯さ。そしてDDの的確なハンドリングで、とても楽しいセッションになりました。いやー、サタスペおもしれーなマジ。