やや曇り空ながらも正気を保てない暑さのシンバシで、僕たちはシノビガミ・バトルロワイヤルシナリオを遊んだよ。超おひさなPIPさんも一緒だよ。
シナリオタイトル：Never More システム：シノビガミ GM:シェンツさん
アカメ君：藤井雷：17才男性：バヨネット：忠 鞍馬に忠誠を誓い、組織のために邪刀を求める青年。要所要所で眼鏡をクイッとさせる、クールな青年忍者。一見機械か傀儡のような印象を受けるが、血の通った約束を守り通す暑さを持つ。
PIPさん：定歌：25才女性：常世：律 黄泉とこの世の間を見守り、ルールと境界線を与える常世の巫女。比良坂の忍びらしく、お金持ちで高慢。なのだが、自宅を爆破されたり、居酒屋で酔いつぶれたりおちゃめな面も。
浅間忍さん："記憶屋"杯屋慈影：28才男性：斜歯忍軍：凶 斜歯に所属していたサイコダイバー。通称、記憶屋ジェイ。とある少女とコンビで仕事をしていたが、残酷な運命によりすべてを奪われ、その凶気により邪刀を求める。激戦の結果、満足した顔で死んでいった。
田中くん："黒霞の"國生禍澄：年齢性別不詳：斜歯忍軍：我 生来のサイバネ適性により、もはや本来の自分が思い出せないほどのウェアを埋め込まれた斜歯の忍び。自我崩壊の危機に常に晒されており、己と世界を買い潰せるほどの「金」を求めている。
コバヤシ："鉾止めの"槐：15才男性：ハグレモノ：和 邪刀を巡る闘争により家族と里を焼かれ、盤面をひっくり返すべくバトルロイヤルに身を投じた少年。我欲を受け流し正義を貫く暴力的な「正しさ」と、全てをやり直したいというかすかな欲求を持つ人格破綻者。
そんなこんなで、以上が邪刀の化身に見出され、己の願いを叶えるべく戦いの巷に降り立った忍び達です。「ぶっちゃけFate/Zero」というGMの言もあり、「信念に応じたモチベーションを、PLが選択する」という異例のプレアクトから開始したこのセッション。シノビガミ的な「真実の隠匿」を取っ払って、ストレスを減じてバトルロワイヤルを楽しめる工夫がされてました。サイクルが進むにつれやることがなくなっていく、というシノビガミにありがちな停滞を、上手くNPCを使うことで回避していたのが印象的。
自分バトロワ型シノビガミははじめてでしたが、キャラ提出の段階からまぁまぁ周り見れたかな、と自画自賛。全員悪人という、アウトレイジ型でも良かったとは思いますが、一人くらいは正論しか言わない生き物いたほうがいいだろと。ややシナリオクラフト的というか、他PLとの間合いを図りながら話を作っていく感じが、疲労しつつやりがいがありました。無論、他PLが周り見てくれたおかげなわけで、つくづくTRPGは協力のゲーム。
ガッツリ一本遊んだ後、シンバシ特有の「他に行く所ねーわマジ！！」感に苛まれつつ土風炉へ。久々なPIPさんともたくさん喋り、満足して帰宅でござる。オフはこういう重厚なシナリオを遊ぶのに、とても向いているなぁ。オンだと、この分厚さは取り回しきれない気がする。濃厚な満足感に包まれ、僕はシンバシを後にしたのであった……。
