イマワノキワ

TRPGやアニメのことをガンガン書き連ねていくコバヤシのブログ

55回試合解析 その6:Hブロック決勝

PIPさんからコメントでのリクエストがあったので、今回の解析はHブロック決勝を取り扱います。

とは言うものの、自分は両選手データを知っているのですが、鍵に入らないソフィアのデータは見える範囲だけを言及していくようにします。

 

1-1 先手

純体力型レスラーのグレイは、後手に回ってから試合を作るビルドなので、イニシにはリソースを払っていない。中量級のソフィアが順当に取る。

ソフィアのファーストタッチは気合。集中を挟まないのは強みだが、0行動発動ではなく、夢幻掌に比べて数字が伸びないのは悩ましい。生命力から伸ばせるのは強みなのだが。

グレイは防御を捨てているキャラなので、タフネスには相当リソースを回している。気絶関係のみならず、強制朦朧のケアも出来てしまうガッツは、現状のメタに合致した強特徴だと思う。

 

1-1 後手

タフネスを盾にガンガン攻める設計思想のグレイは、迷いなく前進して飛びつき。対処しにくく、グレイの決定力だと勝負の流れをほぼ掴める動作な上、大振りにもならない。つえー。

なのだが、ソフィアも達人の強みを活かし、チャンバラ避けからのカウンターコンボで攻めを切る。

流水3とグレイの主技能の低さが相まって、敏捷基準の見切りも通る。

 

1-1 後手(カウンター)

チャンバラ避けからの選択肢は、掌底二回を喉に入れる。

並の相手なら自動気絶まで突っ込んで状況大幅有利という展開なのだが、グレイのタフネスとは相性が悪い。一回目は筋肉鎧で止め、軽減不可をツモった二回目もガッツで打ち消される。

仮に意志15だと目標値12くらいまで落ちている状況なので、ダイスを振らないということの強さがよく分かる。

 

1-2 先手

をチャンバラ避けの効果でスキップして

1-2 後手

グレイは捕まえるまでが勝負なキャラなので、迷わずもう一度タックル。

チャンバラ避けでターン頭がスキップされているので、ソフィアの移動が回復しておらず、後退避けは出来ない。タックルは避けるも、二の手の組み付きを貰う。タックル回避後は距離Cになるので、-2ペナがしんどかった感じ。

 

1-3先手、2-1先手

超体力で振りほどきの目を殺されているので、ソフィアは暴れくらいしかやることがない。

なのだが、組み付きによるダメージ半減+頑強+筋肉鎧+ガッツという露骨なダメコンシフトを抜くためには、多分強打+体力12で脳殴ったりしないと無理。つーか打撃で対応するのは目狙い以外無理、多分。

 

2-1後手、2-2先手

掴んだ勝ち筋を確固たるものにするべく、グレイはリフト。

これは単純な体力勝負になるので、ソフィアだと抵抗するのは難しい。

ソフィアは空中ペナが入る中、なんとか掌底を通すがフェイルセーフの分厚さに阻まれる。

 

2-2後手

グレイはそのまま締め上げる。

ソフィアは気合使いなので、高生命力で凌ぐスペックだと判るが、筋肉鎧を取っていないということは、デフォのHPで打撃を捌く作りなのだと思う。

なのだが、関節は通したダメージがそのままギブアップ判定と根性に直結するため、筋肉鎧で軽減できないと一気に詰められることになる。

 

 

総じて相性が最悪に近く、グレイの攻め筋はソフィアの弱点に刺さり、ソフィアの攻め手はグレイの手持ちで全て弾かれるという流れでした。

ダメージ単品でグレイを落としきるのはしんどいので、行動阻害を徹底してターン差を作るか、攻撃的避けなり強打なりで火力を押し付けてダメコンをぶち抜くか、それなりに尖ったビルドでないと色々しんどい感じはしますね。