終末のイゼッタを見る。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2016年10月22日
戦いすんで日が暮れて、さて次の戦いをどうしようかなという準備と覚悟の回。
肌色とおっぱいでこっちの腹筋を緩めておいて、思いっきり不穏な未来をあらゆる場所で予感させる作りが最高に性格悪くて素晴らしい。
イゼッタの能力、敵国の対応、こちらの状況といろいろ説明されたが、イゼッタが宮廷に向かい入れられる様子、姫様との心の繋がりもしっかりやってくれて、喋り過ぎな印象はなかった。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2016年10月22日
肌色サービス満点で賑やかに進めていたのも、状況を食わせるための方策といったところだろうか。
第3話で見せつけたようにイゼッタの力は無双だが、レイラインに縛られることやあくまで個人であることなど、弱点も多い。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2016年10月22日
これを秘匿しつつ威力を喧伝し、ゲルマニアを牽制するのが基本戦術となるのだろうが、彼女が血を流す一少女であることは幾度も強調されており、安泰とは行かないだろう。
可愛いメイドさんや優しい女騎士との心温まるやり取りの中に、『状況さえ整えば白い魔女は一瞬で死ぬ』『その過ぎた力は反発を招く』という事実を埋め込んできていて、未来は正しく不穏だ。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2016年10月22日
将軍がイゼッタを『兵器』となんとはなしに呼びつけ、姫様がむくれる所とか最高にヤバオーラ出てたな。
ゲルマニア上層部は突如現れた超常の力に判断を麻痺させるのではなく、むしろ待ってましたとばかりに心を踊らせているので、姫様の喧伝戦術がどう刺さるかも、一切油断はできない。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2016年10月22日
広告担当のメリケン人も『はいスパイです』って面してるしなぁ……どこから水が溢れるか、ナメずに見られるのが良い。
しかし一番不穏なのはイゼッタが姫様に寄せる無上の信頼と、それに答えつつ元首の勤めも背負わなければいけない姫様との軋みである。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2016年10月22日
初戦を大勝利で飾り方策が軌道に乗った今はいいが、ほころびが出てきた時彼女たちにどういう牙が突き刺さるか、否応なく想像してしまう危うさだ。
イゼッタの無邪気な理想は確かに尊いが、戦車と爆撃機が剥き出しのリアルを突きつけ続ける状況において、その視線こそが姫様を追い込み、殺戮を加速させていきそうな予感がある。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2016年10月22日
岡田以蔵と武市半平太の関係に、どっか似てんだよね、この二人……つまり土佐勤王党は百合。
そんな様々な危うさを孕みつつ、少女たちは絆をつむぎ、お互いを思いやる。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2016年10月22日
年頃の女の子らしい弾むような交流がかけていればいるほど、戦火に照らされてそれは痛ましいし、危うさも際立つ。
罪悪感と理想化で繋がった闇の百合が巧くかけていて、そういう湿度も好きだなぁ。
とりあえず味方サイドはレイラインを活用しつつ、魔女の宣伝効果を活かして張子の虎を大きく見せる方向を決定した。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2016年10月22日
ゲルマニアがこれをどう受取り、世界がどう動くかは次回見えてくるだろう。大国がさし合う国際政治のチェスボードで、姫様がどう立ち回るかという面白さもあるな。
ただ恩義に報いたい、大好きな人を守りたい。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2016年10月22日
その気持で流した血はどうしようもなく戦火を加速させ、全てが狂っていくだろう。
世界戦争を描くアニメである以上、そういう崩壊の予感は大事だし、それを成立させるためには日々の暖かさをちゃんと描くことが必要だ。
今回、それが両方できていた。
終末の名前を持つ姉妹は次回、マス・メディアを通して闘争を宣言するだろう。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2016年10月22日
麗しく輝かしいデビュタントの果てにどのような地獄が続き、いかなる裁きが待っているのか。
あらゆる場所に破滅の予言があり、今後が恐ろしくもなり、楽しみにもなる素晴らしい転換回でした。
あ、軍師さんが『魔女の鉄槌を下す!』と宣言した時、最高にIQ高くて性格悪いスタッフが作ってるアニメ最高だなって思いました。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2016年10月22日
魔女狩りを加速させた悪魔の書物を借りて、魔女による世界秩序への反乱の狼煙をぶち上げる転倒っぷりは、少女たちの愛と無人格的殺戮の時代を描くのに正しく相応しい。