アイカツスターズを見る。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2017年4月20日
グリッターシステムを捨て去り生まれた、ブランド&コーデシステム。二年目の焦点にするだろうそれに切り込む足場を作るべく、色んな女の子が悩み、あるものは答えを出し、あるものは悩み自体を楽しむ心持ちを手に入れる回。
というわけで今回はリリィ先輩回…というよりは、『ブランド』『翼のドレス』自体が主役な回だったと思う。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2017年4月20日
二期からの新要素であり、キャラクター(を通じて視聴者)が憧れ追い求めるアイテムになるので、ここでしっかり値札を貼っておかないと、話は迷走する。必要な回だと思う。
ブランドとなれば、それを根本義にしてきたリリィの出番になる。のだが、一期ラストでPRコーデを棚上げした結果、リリィとドレスはかなり捻れた関係。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2017年4月20日
ここら辺をほぐしつつ、ゆずの献身に助けられながら、つばさのコーデ一番乗りを果たすまでが、今回のリリィの物語。
S4戦の値段を上げるために、願掛けでPRコーデを封印し、新シリーズでドレスを軸に据えるので封印を解く。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2017年4月20日
色んな事情に振り回されつつ、多少強引でもそこら辺を無視せずに整理して、キャラが新しいシリーズに無理なく溶け込めるよう工夫をするのは、長期シリーズでは大事だ。
『考えすぎて迷走』というリリィの動きは、ゆめやローラにも共通するものだ。羽という成果物を先に手に入れるのもそうだが、今回は悩みや問題を先に抜けることで、後輩が同じ課題に取り組む時、リリィをメンターとして機能させるためのお話でもあろう。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2017年4月20日
ブランド系のメンターなら、リリィが最適だわな
ココ・シャネルや寺山修司を引用してくるリリィの拗らせサブカル女子っぷりも面白かったが、今週はとにかくゆずが献身的で、お前ホントにリリィ周りは面倒見いいな! って感じ。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2017年4月20日
結構話の焦点が多い話なので、リリィ周りをスムーズに進める必要があって、その仕事を担当した感じか。
リリィが真剣に服飾について悩むことで、『ファッションブランド』という新要素の作品内価値は巧く確立できたと思う。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2017年4月20日
既にブランドを手に入れているゆめ、ブランドを手に入れることを新たな目標と定めたローラが、この流れをどう活かすか。足場を組む話なだけに、今後の使い方が大事だと思った。
S4制服を着てても悪戦苦闘の試行錯誤、間違えまくるゆめの姿は変わらない。ここら辺のドンガメ感とS4の『凄み』みたいのをバランス取っていくと、なかなかオリジナルなキャラになるのかな、と思った。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2017年4月20日
今回は『悩んでいる』ところまで描写を進めるのが狙いであり、答えは後で出るだろうし。
S4の立場が外仕事を持ってきて、ローラ一人が青服で置いていかれるシーンは、非常に残忍で素晴らしかった。アレがローラの現状なのだから、目を背けず描いたのは良いことだ。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2017年4月20日
惨めで無残な荒野から立ち上がるべく、ローラはブランドを選んだ。その足取りを残酷に、優しく描いてほしいと願う。
そういう惨めさは、ブランドを寝取られたあこにも通じる。譲られたS4、『格』の不在。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2017年4月20日
あこは『便利なコメディリリーフ』である限り惨めさからは逃れられないし、キャラクターのバランスとしても、ストーリーの仕事としても、道化役は降りられない。ならば、惨めさと正面から向かい合う必要がある。
皆が無条件で輝ける魔法が世界を支配することを、スターズは選ばなかった。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2017年4月20日
『持ってる』やつと『持ってない』やつの間に差があり、あらゆる瞬間に惨めさがつきまとう一切皆苦の『普通さ』を取り込んだスターズが、二期でどういう苦味を描くか。それは、あこが半主役になる来週見えてくるだろう。
同時に新キャラ・花園きららのお披露目にもなるので、これまたバランスが難しい回だと思うが。きららがアイドルとしてどう『強い』のかを見せなきゃならんので、あこが勝つシーンは少ないんだろうなぁ…難儀な立場だ。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2017年4月20日
そういう意味で、今回ローラが泥の中から光を見上げたのは希望のあるシーンだった
色んなものが入れ替わるセカンドシーズン、道具立てを捌く手際の良さが必要になる。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2017年4月20日
ブランドの値段を確立し、リリィの悩みを追いかけ、ゆめロラの未来に補助線を引く。今回いろんなことを一気にやったけども、手際と"荒野の奇跡"の楽曲力に支えられて、狙いは達成できたと思う。
それだけの手際があっても、例えばM4や教師の描写に手を広げる余裕はない(優先順位は高くないし、アンナ先生はチマチマ見せ場があるが)
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2017年4月20日
見せ場とテーマの取捨選択が問われる序盤、あこときららをどう描き、『普通』の惨めさとどう向かい合うのか。来週は結構大事な回になる気がしている。