シンフォギアAXZを見る。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2017年7月23日
TOMATOとZENRAとADAMとKAKU!出し惜しみ一切なしフルスロットルでお送りする、松代限界ギリギリバトル~!!という回。
サンジェルマンのオリジン開陳、ファウストローブ披露ってイベントだけではなく、FIS組の人間性をちゃんと確認したのが良し。
ラストのZERA錬金が全て持っていった感じもあるが、お話としてはバヴァリア光明結社三幹部と、FIS三色団子の人間性を掘るエピソードだったと思う。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2017年7月23日
アルカノイズはばらまくわ、独裁者は金に変えるわ、やりたい放題の悪役なんだけども、妙に仲良しよね三幹部…そこが好き。
サンジェルマンはローマ帝国の奴隷出身であり、階級社会に母をぶっ殺された過去から、人類解放を夢見て魂を売ったことが判明。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2017年7月23日
神への愛を拗らせたフィーネ、英雄志願をネジ曲がらせたウェル博士、ファザコン地獄絵図なキャロル。シンフォギアの敵役はみんな、愛が反転して重力崩壊しとるのう。
悪党だろうが行動に理由はあるし、理由があれば何をしてもいいわけではない。ギアはあくまで繋げ、守る力なので、暴走した思いを受け止め対話するのが解決策。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2017年7月23日
ズタボロにされつつ、これまでやってきた方針を守って対話しようとする響が痛ましくも頼もしい。そこを見失うとグダグダ一直線だ。
アバンとラストを繋ぐ形で、サンジェルマンたちとの対話フラグが立ったが、ZENRAの超暴力が全力でそれを邪魔する形に。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2017年7月23日
大気圏内での常温核融合といい、問答無用の横殴りといい、アダムはいいタイミングでキャラを立てた。『めんどくせーし奏者殴ろうぜ』とは先週言ってたからな、有言実行だ。
人類革命を目指すサンジェルマン、そのカリスマでまとまってるプレラーティ&カリオストロに対し、アダムは唯我独尊な感じを受ける。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2017年7月23日
命を黄金に錬成して『鐚一文』呼ばわりな辺り、あんま命は大事にしてない感じするなぁ。もうちょっと掘らないと本性はわからんけども、分かりやすい悪役なのかな。
ティキは何がどうなろうとアダムLOVEっぽいし、結社内部でどういうイデオロギー対立があるのかは、今後明らかになるだろう。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2017年7月23日
ぶっちゃけアダムはもうちょい引っ張るかと思ってたが、いいタイミング、いい演出で最高の顔見世をした。上手く燃やしきって、話を盛り上げて欲しいものだ。
アダムがあまりに存在感デカイので、せっかくのファウストローブお披露目もちょっと霞んだ。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2017年7月23日
先週のマクー空間といい、油断なく奏者メタを重ねているというのに…ZENRAは卑怯だなぁ。
イグナイト封じをしっかりやってきたのは、緊張感があって良い。敵が緩まないのはとっても大事。
とはいうものの、カリオストロは欲望赴くままに奏者と暴力を伴う対話を堪能しとるが。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2017年7月23日
超越者特有のムラッ気故なのか、はたまた知りたいと思う理由があるのか。そこら辺も今後明らかになろう。
しかし今回はスタイルの良さを強調した作画が多くて、パヴァリアのセクシー担当って感じだったな。
敵さんも色々あるが、味方サイドも描写を積んでいた。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2017年7月23日
ナチスの南米に引き続き、旧陸軍の松代。二次大戦終期の混乱に隠されたオカルトをバンッバン使っていて、AXZは脳の伝奇野がビュグビュグ刺激されるね。
バリッバリのナショナリスト・鎌倉のJIJIMORIの横槍とかもあったが。
奏者たちが命を守り、他者を理解するために所属しているSONG。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2017年7月23日
しかしその前身たる特異災害対策機動部は、旧軍のオカルト特務・風鳴機関をベースに組織されており、風鳴家の影響を否定しきれない。
後見になってもらうのなら、その歪んだ政治意図も汲まねばならん。世知辛いね。
人命よりも国防。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2017年7月23日
松代に吹き荒れる鎌倉ISMに背中を向け、FISの三色団子は自分に出来ることのために走り回っていた。
『人間にはそれぞれ個別に大事なものがあって、それを守ることには価値がある』というテーマを見せるために『トマト』を使うのは、シンフォギアだなぁと思う。
切調は子供なので、本音と建前、人命と国防の対立なんぞ気にせず、おばちゃんの手からトマトを食べる。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2017年7月23日
しかしマリアは一応年長者なので、素直に一番大事なものを受け取るのをためらう。組織があって自分と子供が守られている事実も、解ってし得る程度には賢いからだ。偏食いうわけではないッ、多分!
しかし結局マリアは優しく強いやつで、事あらばオバちゃんとトマトを背負って全力ダッシュし、膝を折り曲げ弱者と同じ目線で話をしようとする。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2017年7月23日
今回のマリアの描き方は、前線に立つ力がないからこその靭やかさみたいのが感じられ、ユーモアと一緒に美味しく飲み込めるものだった。
近寄る、寄り添う、トマトを食べる。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2017年7月23日
無力さに立ちすくむのでも、暴走する力に飲み込まれるでもなく、対話と防衛のために力を使いこなすヒロイズム。
そういうものをこのアニメはずっと追いかけてきたし、今後も追いかけるのだろうと、今週のマリアと響を見ていると思う。
理念がありさえすればそれを貫けるわけではなく、響はボッコにされるし、マリアは逃げるので精一杯だし、みんなまとめてアダムの太陽に焼かれた。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2017年7月23日
力なき正義は無力ということから、このアニメは逃げない。無力をいかに力に変え、正義に力を宿していくのか考える時、それはちゃんと描くべきポイントだ
命を悪銭鐚一文と取り替え、高笑いする傲慢なる邪悪。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2017年7月23日
これと対比するように、惨劇に耐えきれず目を覆ってしまう一般人のオバちゃんを画面に切り取るところがシンフォギアだなぁと思うわけだが、そういう弱者の剣である奏者が、この窮地をどうひっくり返すか。
ZENRAの顔面にどう一発入れるか。
窮地が英雄を育て上げ、不屈の闘志がピンチをチャンスに変える。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2017年7月23日
ヒーローの基本文法を説明するときもまたトマトなのがシンフォギアだなぁと思うわけだが、オバちゃんの優しい檄は予言なのであろう。
ボーボー燃えた奏者たちの反撃に強く期待したくなる、強敵登場の第4話であった。おもしれーな四期
追記 OTONA大決戦希望
AXZ追記。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2017年7月23日
今回は鎌倉の政治力、アダムの超暴力と、悪いOTONAが振るう理不尽を前にSONGが立ちすくむ展開だった。
この無力をどうひっくり返すかが今後大事なわけだが、やっぱ良いOTONAの背中にゲッターウィングつけて肉弾戦で終わらせよう。あるいは双魚理を卍解。