Fate/Apocryphaを見る。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2017年7月22日
さらば英雄! ついに激突なった聖杯大戦、切り込み隊長のスパルタカスは速攻でぐえーし、生き残るべき連中は物分りよくチャンバラ愛撫だけすまして撤退、ジークフリートは凄く満足して戦争関係ない所で死んだ。
既に大戦の体をなしてない感じもあるが大丈夫?
というわけで、スパルタカスの独創から始まる第一回交戦。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2017年7月22日
弓兵が弓兵の、前線が前線の仕事をしてガチャガチャと実力がぶつかりあう展開は『待ってました!』という感じ。
やっぱなー、これだけ英雄が集まると正面からのビックリ人間大戦争がみたいのだ、自分としては。
流石に星座に名を刻んでるだけあって、ケイローンのインチキ弓術っぷりが一番印象に残った。この聖杯戦争は珍しく、弓兵が普通に弓撃ってるのう。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2017年7月22日
あとジークキック一発でボッコにされるフランちゃんの手弱女っぷり。ヒロインか!(多分そう) あの緑色のビリビリが切り札で、他は弱いんかね。
とまぁ、真っ当にぶつかり合いしのぎを削る部分があったものの、駒が勝手に動く将棋なのでかなりグズグズ。特に黒陣営。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2017年7月22日
突っ込むのが仕事のスパルタカスは網を張られてあっという間に死ぬし(再利用しようと捕まえられてたので、また暴走するんだろうが)、アストロフォは自由すぎるし。
『戦争』と聞くと個人的な心情を横において、陣営の利益とか大義のために粉骨砕身する様子を想像するわけだが、聖杯戦争だと個人の生き様やコミュニケーションが大事になる…ようだ。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2017年7月22日
7VS7の大規模戦という形式を維持するために必要な連帯が、最初から整ってない状態だから『戦争』にはならんか。
ダーニックを筆頭に、魔術師なんざぁエゴの強い連中ばかり。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2017年7月22日
他人を慮り、まともに交流し、地雷を除去してスムーズに戦争しようって価値観自体が、世界設定と噛み合っていない…のだろう。
陣営内部でのコミュニケーションの濃淡自体を、横から見て楽しむ感じもあるしな。
コミュニケーション不全自体は良い。欠けているものを埋めていくのは物語の醍醐味で、今ダメダメな対話している連中も、そのうちまともに話すのだろう。(出来ないやつは死ぬのだろう)
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2017年7月22日
しかし陣営がズッタズタになるほどだと、『聖杯大戦だのデケーこと言う前に、茶飲み話のスキル磨いてこい』となる
アストロフォの倫理的暴走にしても、ジークフリート怒りの腹パンチ→ドラゴン炉一本抜きにしても、マスターがサーヴァントの話を聞くか、その願いを暴走しない程度に転がすかしてれば起きなかったんじゃないかなぁ、という疑問が生まれてしまう。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2017年7月22日
『お前らほんとに勝つ気あるのか?』と聞きたくなる。
各陣営、各々死力を尽くし、勝利のために緩みなく戦いって欲しい
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2017年7月22日
それは『聖杯大戦』という看板、7VS7の状況で勝手に吹き上がらせ、構成員が自分のエゴをそれなりに抑圧し大目的に奉仕する『戦争』を見たがった僕の、勝手な期待だ。
まあそういうのは叶わんのだなと、今回見て思った。
これだけ人数がいるのだから、初期条件からバンバン離れていくのは当然だ。それでもまぁ、『陣営の勝利』という見えている目標のために、必死に努力し必死にやり抜く姿を、どっかで見たいなぁ、と思ってもいた。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2017年7月22日
が、真面目な連中は手早く撤退しちゃうし、残りはエゴ大暴走だしで、さてはて。
前にしか進めない香車たるスパルタカスは、吐出して頓死。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2017年7月22日
敵の大駒カルナとまともにやれる飛車ジークフリートは、凄い勢いで一人で煮詰まって自害。あとアサシンは陣営から離れて自由行動。
人数は減っているが、必死に己を尽くした果ての因果というよりは、(きつい言い回しだが)間抜けに見える。
今後黒陣営がガタガタの内情を立て直して『陣営』として再起するのか、このまま切り崩されていくのか、はたまた『大戦』という構造自体が破綻していくのか。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2017年7月22日
先のことはわからんが、今回の顛末を見ていると『戦争』を遂行する装置として、ユグドミレニア家は極めて不足ではある。
赤陣営はまともに動いているようにみえるが、それはゴダゴダする頭数がいないがゆえの安定感であり、アタランテとアキレウスが気にかけていた『マスターの不在』という謎が表になれば、こっちも崩れだすだろう。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2017年7月22日
最初からヒビの入った堤で、大戦争の混乱という濁流を受け止めてる感じするな。
とまれ、ジークフリートは死に、その心臓を宿したホムンクルスが爆誕した。今後この子が主人公になるのだろうか?
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2017年7月22日
生まれたばっかりだからしょうがないとは言え、自己主張が極端に少ないキャラなので、大事な大駒が自害するほどの存在とは。あんま感じられなかった。それは弱いところか。
初の正面衝突となったが、結果として『真面目に戦争やりきる』連中の少なさを強烈に印象づける形となった。モーさん&獅子劫組、登場すらしてないしな。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2017年7月22日
7VS7の『聖杯大戦』という構図自体が否定されるべきものなんだ、というなら、もうちょとその『悪さ』を強調しても良いかな、と思う。
現状、システムサイドから与えられたクエストに背中を向けて、自分のクエストに必死な連中が多い印象を受ける。弱いながら必死にやってるメガネが可哀想になってくるが、さて、どう転がるのか。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2017年7月22日
初期配置を否定する方向で転がすなら転がすで、ふさわしい説得力は欲しい。やりきるなら真面目にやれ。
一視聴者のクソ妄想なのだが、どーにも『聖杯戦争ってこういうもんで、魔術師ってそういうもんで、Fateってこういうもんでしょ?』っていう、物語の外部を前提にした語りかけを受信すんだよな。同人誌的というか。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2017年7月22日
いやまぁ、構造としては商業規模に拡大した同人誌ではあるんだが。
それが前提としてあるのは構わないが、それならそれとして、作中で明瞭に語り直して欲しい。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2017年7月22日
『聖杯戦争ってこういうものだから、こういう態度になって、だから子の結果は不思議じゃないですよ』という手順を飛ばさないで欲しい。人数多い、イベント多いで大変だとは思うが。
こっちが勝手に抱いていたイメージと反する描写が多かったため、愚痴っぽい感想となった。スパッと残像を切り離し、出てくるものを素直に受け止めたほうが、色んな意味で健全なのだろうなぁ。あるいは何も言わずに去るか。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2017年7月22日
お話と自分がどう転がるか、先のことはわかりませんね。楽しみといえば楽しみ