シンフォギアAXZを見る。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2017年8月19日
パヴァリア光明結社とのせめぎ合いも加熱を続け、ついに迎えた幹部退場回。負傷した仲間、悩める革命家を背負って今! キモい動きで漢が飛ぶ…。
そういう感じのカリオストロ回。OTONAの特訓にクリスチャンのトラウマ解消と、色々やりつつ熱もある回だった。
今回は敵味方の戦力バランスが大きく逆転する回で、味方サイドは対賢者の石システムの確立・切調以外でのユニゾン・クリスのトラウマ解消と、一気に戦力拡充。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2017年8月19日
対して敵サイドは、トップと現場監督の意見は対立してるわ、幹部一名包帯まみれだわ、切り札封じは破られるわ、かなりジリ貧。
元々光明結社は歪んだところはあれど、仲間の絆も背負う大義もある『歪んでしまった主人公たち』として描かれてきた。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2017年8月19日
ので、逆境を背負って敵を押しとどめるカリオストロの姿は、妙にヒロイックでカッコいい。敵のキャラが立っていて、悪なりの輝きがちゃんとあるのは良いことだ。
AXZの戦闘は『協調の奪い合い』という側面が結構強くて、ユニゾンを脅威と見たからノイズ時空で分断をかけ、それを先読みしてクリス&マリアでもユニゾン出来るように特訓していた。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2017年8月19日
戦闘シーンでの札の切り合いが、陣営ごとの絆の深さに直結しているのはなかなか面白い。心を強く織れたほうが勝つ
後ろめたいところがなく、仲間と強く手を握れたほうが勝つ。このルールで戦いを見直してみると、クリスちゃんがトラウマにグッバイしたのはとても大きい。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2017年8月19日
ステファンくんの英雄力が極限を突破していて、シンフォギア世界の無能力者はホント強いなと思った。英雄の資格は異能の有無ではないのだ。
過去回想でさらっと、クリスもまた降り掛かった悲劇を誰かのせいにしてしまう弱さを持っていて、因果が延々繰り返されていたのだと見せたのも良かった。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2017年8月19日
それをスパッと断ち切るステファンくん、その決意を受けて立つクリスちゃん。ぐだぐだした迷いが反転し、カタルシスになる展開がグッドだ。
一人だけでグダグダしてたら周辺被害も酷いもんだが、そこはマリアが踏ん張る形に。これもまた、仲間がいる強さだろう。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2017年8月19日
物語が積み重なりすぎて、『主役が苦労する理由』を探すのが大変なところまで来ている中、巧いこと燃料使って苦境を演出したと思う。画面にキャラ出しすぎないのも大変だ。
手を繋ぐからこその強さを奏者が背負ったとすれば、孤闘の果てに仲間を背負ったのがカリオストロ。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2017年8月19日
出し惜しみなしのあざとい動き、ドスの利いた男性CV、まさかの武闘派錬金ボクシングと、最後の見せ場をバンッバン盛り上げていた。近接でスパイス一つ効かせてくるのは、良いアクションだなぁ。
信じた理想…というか理想を信じるサンジェルマンへの信頼のために、体を張るカリオストロ。その姿は奏者と同じ絆に支えられているが、そこに仲間の姿はない。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2017年8月19日
アダムと反目しつつも、龍脈を使った祭壇計画に頼るしかない脆さ。響の言葉に魂を揺さぶられたサンジェルマンは、ひどく不安定で脆い。
それでも、だからこそ。今そこにいない誰かを背負って戦うカリオストロには、マリア&クリスと同じような『強さの説得力』がある。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2017年8月19日
同時に犠牲になりかけたステファンを移すことで、結社サイドの後ろ暗さ、『負ける説得力』も出てくる。他人の命使って運命引き出しても、それは正義とは言えんだろう。
CV蒼井翔太を最大限に活かした、カリオストロ最後の魂の燃焼。妙にまっすぐなその闘いには、口にしていた『絡め手』は見えなかった。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2017年8月19日
アダムの計画が進んでいくうちに、埋めた計略が炸裂するのか。はたまたノイズ時空による分断がそれだったのか。いいキャラだっただけに、『もう一枚』が欲しくなる
OTONAの特訓シーンは一種のファンサービス…と思いきや、油断なくカウンタープロットを張っておく『活きたシーン』になっていて、とても良かった。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2017年8月19日
勢い重点で進みつつ、知略も疎かにはしない。そういう戦闘のバランス取り、AXZはかなりいい感じだと思う。
IQ積極的に下げて、真顔で間抜けをやり抜くアツさ。それがシンフォギアだってのは確かなんだが、それを活かすためにも、きっちり固めれられるところはグズグズでやらないのが、大事だと思う。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2017年8月19日
ステファンとの因縁を過剰に引っ張らなかったこと含め、見切りが良い。いや、話数的には引っ張ったけども
これでカリオストロが退場し、プレラーティは実質死にたい。ガンガン追い込まれる光明結社、最後の希望は龍脈計画のみ。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2017年8月19日
アダムは人間を止めることを既に覚悟しているが、サンジェルマンは未だ迷いの中だ。悪を任じてやりきれないハンパさは、Gのマリアを再演している感じがする。
モブの命は革命に捧げられても、長年一緒に戦ってきた同志は捨てられない。そのダブルスタンダードもまた『人間らしさ』なんだろうが、奪ってきた命を正当化出来るほどでもなし。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2017年8月19日
一切を顧みないアダムの強烈なエゴと、サンジェルマンの手弱女っぷりは面白い対比だ。どっちに進んでいくのかなぁ。
カリオストロの奮戦が胸に扱っただけに、それを茶化すティキの無邪気にはイラッとくる。のだが、人間型ホロスコープである彼女の価値観は、そもそもそういうものなのだろう。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2017年8月19日
カワイイだけではない、幼い残酷さ、異質さが表にでてて、なかなか好きな見せ方だった。スーパーエゴと機械生命のカップルか
そんなわけで、試練を乗り越え味方はより強大に、敵はより追い込まれるお話だった。積み上げてきたものを考えると、一見逆転のこの構図のほうが説得力あるわな。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2017年8月19日
クリスのストレスも気持ちよく解消し、さてそろそろ終盤戦。どんな極太ロケットでクライマックスまで連れてってくれるのか、楽しみですね