戦姫絶唱シンフォギアAXZを見る。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2017年8月27日
大爆走湾岸バトル、ティキティキマシン大レースッ! という感じで、調のコミュ障っぷりを掘り下げ、プレラーティの退場とアダムの暗躍を描いていく回。
調が壁を肯定する話なのだが、プレラーティとは対話しきれずズレていく話なので、ちょっとまとまりが弱いか
今回はここ最近のホットなネタ、シンクロを素材に調を掘っていく回。マリアとクリスがシンクロした時に『あー、調勝手に曇りそうだなぁ…あの子閉鎖的だから…』と予測したネタが、綺麗にやってきた感じ。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2017年8月27日
AXZはキャラ要素の抽出と語り直しを、凄く意図的にやってる印象。良いことだ。
バカで金髪であっけらかんとしてる切ちゃんと対比を作るべく、重い黒髪で閉鎖的な調。なかなか打ち解けないことが彼女の物語的財産でもあるわけだが、それがシンクロという暴力を阻むのなら、理由をつけて乗り越えなきゃならん。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2017年8月27日
ここで一期翼の閉じっぷりを持ってきて、壁に孔を開けるのは良かった。
他にもケンダマVS電鋸VSマシンサキモリーのギリギリ湾岸バトルとか、共通要素をとにかく並べて、なかなか打ち解けてくれない調を捻じ曲げることなく、状況に適応させようという努力が見えた。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2017年8月27日
調神社の宮司も、先週のステファンと並ぶ人格強者っぷりで、良いトスあげてくれた。
翼と調は分かり合えたわけだが、プレラーティとは真っ向勝負のボコり合い。正義のための戦いはしかし、プレラーティを生命エネルギーに変換しつつ自分の手は汚したくないアダムにとっては、願ったり叶ったり。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2017年8月27日
味方とのコミュニケーションと、敵とのミスコミュニケーションが並走するのは面白い。
お互い事情を話せば、目的はかなり似通ったところにある(そのために取った手段で譲れるかはまた別の話だが)のが判るはずなのに、花から壁を作って殴り合いを選ぶ。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2017年8月27日
モブの犠牲は平気なのに、身内になると青ざめる結社の閉鎖性は、こういう場面でも顔を出す。それはSONGも同じことなのだ。
まぁここまでやってきたコトがコトなので、今更お話タイムってのも難しいだろうが、ここまで描かれてきた結社のエゴイズムと、SONGの未熟さが際立つ戦いだったとは思う。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2017年8月27日
対話への志向を主役たる響が唯一持っていることから考えると、多分この『壁』の描き方は意図的なのだろう。突破力と唯一性。
正義のために、みんなのために、暴力執行をためらわないSONGの直線性を見越して、猟犬に使ったアダム。生贄を選別する片手落ちの指摘といい、悪なりの一貫性みたいのはある気がする。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2017年8月27日
そこを突破する整合性を、SONGが再獲得できるか。今後はそこらへんが焦点になる気もする。
オカルトとしては、浦和に映し出された鏡写しのオリオンと、人形天体観測装置ティキを重ねていく発想力が面白かった。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2017年8月27日
オカルトは地図に線引くのホント好きだなぁ…今後の争点として、『レイライン争奪戦』というフレームをくっきり描いていく狙いもあるかな。陣取り合戦的な。
ティキの『早く人間になって、アダムの子供を生むの!』はあまりに露骨な踏みにじられるためのフラグ過ぎて、少々悲しくなる。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2017年8月27日
感情の機微が一切わからないクソガキ自動人形ながら、ティキが見せる幼い夢はなんか綺麗だ。それだけに、絶対敵わないこと、アダムのヘイトアーツの燃料にされるのも判る。
フラグと言えば、わざわざ兎狛犬を大写しにして『調神社』を強調してきたあたり、調のオリジン回だったか。宮司の動きも露骨だったしなぁっ…今後回収するのかしら。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2017年8月27日
氷川神社=スサノオ=アマノハバキリ=翼ってラインでもあるかな。オカルト要素の料理の仕方も、なかなか楽しみである。
かくしてプレラーティはスピードの向こう側に旅立っていった。調は壁との付き合い方を覚えたが、組織としてのSONGはアダムの猟犬として良いように踊らされ、対話可能性を暴力で蹴飛ばす形に。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2017年8月27日
仲間が二週連続で抜けて足元グニャグニャなサンジェルマン含め、今後の運びが気になる回だった。
『無辜の民の命」という大義をSONGが背負う(そして三幹部が積極的にそれを踏みにじり、今身内を生贄に要求されて揺らいでいる)とはいえ、SONGが手を下したのは事実。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2017年8月27日
加速する恩讐とすれ違いがどこで衝突し、少女たちは何を果たすのか。最終決戦に向けて準備を整えるAXZ、来週も楽しみ。