アイドルタイムプリパラ 第27話『華園しゅうかでございます』を見る。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2017年10月9日
2クールの物語を終え、新キャラ投入にユニット解禁、色々動きが激しくなってくる回。
銭ゲバで金ピカでフランスコンプレックス。でも努力家で汗を見せないプライド持ち。しゅうかの面白いキャラがしっかり刺さる回だった。
というわけで、第22話で顔見世だけはしてたしゅうかの本格参戦回。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2017年10月9日
プリパラらしいインパクトの有る記号を猛プッシュしつつ、細かな人格も判るいい運び方だった。名古屋への風評被害が凄すぎて、現地民が怒らないか心配だ…。
記号が強いことが、逆にそこから漏れる人間性を強調するのは面白い。
画面がビカビカ光って眩しいくらいにゴールドな銭ゲバキャラだが、ただ金を持っているというより、金を効率良く稼ぎ、そのための努力は惜しまない成り上がり倹約キャラ。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2017年10月9日
フツーの超金持ちは、まほちゃんやちりっていう先例があるから、ちょっと角度を変えた感じかな?
クーポンにファン一人ひとりへのメッセージを書き記す姿から、しゅうかが客をゼニ袋ではなく、ある種の敬意をもって接していることは判る。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2017年10月9日
プリパラのボランティアー精神や遊戯性とは違う位置にあるけど、彼女なりにファン=顧客をしっかり見て、気持ちよくお金を使ってもらえるよう努力をしている。
んで、その努力をとにかく表に出したくないプライドも、分厚くある。『夢が嫌い、汗が嫌い』というのは、それを看板にして自分の望みを掴む現実的努力を積み重ねない、空っぽな夢と汗を嫌っているのだと思う。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2017年10月9日
ゆい達の汗や努力は空疎なものではないが、そこに一擲を投じる面白い立場だ。
ゆいは『プリパラ』というタグが付けば無条件に好きになってしまうプリキチなので、らぁらがやや引いてるしゅうかにもグイグイ行ってプリトモになろうとする。そこら辺『みーんなトモダチ』の継承者である。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2017年10月9日
リアルワールドでの身長差が『勝てる』カップリング要素過ぎてエグい。
しかし1エピソード付き合ってみて、ゆいは「しゅうかちゃんとは合わないかも…」と口にする。あの目ン玉虹色、プリパラで世界を染め上げるプリキチゆいが、である!
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2017年10月9日
ゆいは何かにネガティブな評価をしたの、下手すると作中初めてかもしれんという衝撃で、非常に興味深かった。
トリオユニットへの対応もそうだが、ゆいとしゅうかは全く真逆、ソリの合わない存在として描かれている。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2017年10月9日
プリパラに求めているのも、無償無心で夢を追い続けるストイックなアマチュアリズムと、敬意ある金稼ぎでガッポガッポゴージャスに生きるという、真逆のものだ。
しかししゅうかはゆいの『敵』ではないし、ファンへの敬意やマメなコミュニケーション、ステージの表現力やキャラの強さという、アイドルとして肯定されるべき美点もたくさん持っている。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2017年10月9日
表に出さないだけで努力はたくさんしているし、金色の夢だってしっかり寝室に飾っている。
つまり今後、しゅうかを巡る物語はバラバラに見えていたものが実は似通っていて、正反対に思えるものもお互い繋がり、足りない部分を補い合えるという、子供の世界を広げていく方向に進むのではないか。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2017年10月9日
ソリの合わない描写の隅っこで、細かく細かくしゅうかの美点を描く筆を見てるとそう感じた。
ちょっと高身長な所、ミャーミャーやかましい所、下品な金ピカ銭ゲバなのに妙にノーブルな気配がある所。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2017年10月9日
デザインひっくるめて、しゅうかはかなり好きになるキャラとして描けていて、今後が非常に楽しみになる。ゆいとぶつかりあうことで、お互いの美点を学び、ライバルとの友情を育んで欲しい。
アイドルタイムというローカルシステムへの取り組みも、しゅうかが排除されるべき異物ではないことを強調している。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2017年10月9日
課金でゴリ押しするスタイルは否定されたが、アイドルタイムが査定する『精神的充足』『社会的倫理』はしゅうからしくアイドルしているうちに自然と貯まる。構えずとも順応出来ている
加えて、ガァルルにお駄賃渡してマスコットの卵を探させるという、金で押せる所はためらわず押し込むクレバーさもある。自分のスタイルと現地のスタイルを、無理なくすり合わせて居場所を作るタフさが、しゅうかの強みなのだろう。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2017年10月9日
稼いだ金を不必要に溜め込むのではなく、必要な所で使えるのは強い。
"Miss.プリオネア"の歌詞ひっくるめて考えると、しゅうかが欲しいのは金ではなく時間のような気がする。ゼニを使えば、時間の出血が避けれる。だから効率良く金を集めて、時間を圧縮し、本当に必要なモノに使う。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2017年10月9日
しゅうかの背景は今後掘り下げる部分だから、時間が必要な理由も今後判るだろう
『経済活動』はこれまでプリパラで掘ってこなかったネタ。基本的にアイドル活動は夢を追う無償の活動で、プリパラは銭金関係ない夢の園だった。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2017年10月9日
真摯にゼニ稼いでいるしゅうかが新しい視点を持ち込んで、世界観に奥行きが生まれそうな感じもある。濃口のキャラでゼニの持つヤダ味を削っている所が良い
ゼニを集めて時間を作るしゅうかのスタイルと、女の子の夢を集めてアイドルタイムを生み出し、その瞬間だけ死の眠りから目覚めるファララには不思議な照応関係もある。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2017年10月9日
Withへの目配せといい、途中参加でも話の中軸に絡めるようフックが作ってあるのは、なかなか目のいい造形だ。
そんな感じで、しゅうかはかなり視聴者の目線と心を奪ういいキャラとして描写できていた。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2017年10月9日
それと並走して、唐突にタフガイがイエティ(メス)連れて帰還し、ユニットカップが開催決定。STGキメてる暇があるなら、その珍生物についてもうちょっと説明しろ。
個性が強すぎるにの&みちると、ゆいがどういう経緯でユニットになっていくかも楽しみだが、ここでもしゅうかがキッチリ本筋に食い込んでいる。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2017年10月9日
3年間の実感を込めて『チームはいいぞッ…女三人はいいぞッ!』と言ってくる『三倍』ならぁらさんと、あくまで己だけを信じる『三分の一』なしゅうか。
独尊がなかなかプリパラでは機能しないってのは、トライアングルやセレパラで描写してきたところなので、しゅうかもトリオカップに挑む中で自分を見つめ直し、変わっていくのだろう。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2017年10月9日
僕彼女の孤高な所、プライドがあってそれで自分を支えている所がSUKIなので、変わるにしても残してほしいな。
ガァララとバックのプリパラ侵食つー、ふわ~っとしたネタを主人公がしっかり自分のクエストとして受け止めている描写もあったし。ここら辺は細かく階段作った成果だな。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2017年10月9日
ガァララもしゅうかにとっての『金』と同じく、夢を奪うことが目的ではなく、ファララを目覚めさせないことが狙いっぽいんだよな
新キャラにはまだまだ謎がたくさんあって、行動を生み出す源泉はこれから描くべき物語。でも、そこに至る道筋は賑やかな描写の奥にひっそり、しっかり描かれているという、非常にプリパラらしいしゅうか紹介回でした。面白かった。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2017年10月9日
ゆいしゅうはかなり可能性感じるよなぁ…身長差と凸凹感が『強い』。
次回はしゅうかの姉にしてDMF時空からの転生体、みあ先生がパパラ宿に降臨するお話。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2017年10月9日
シオンとの因縁も細かく積んできたので、来週は変則的なシオン回って感じになるかなぁ。にの相手に師匠っぽい顔を強調していたので、挑戦者の顔で画面に映るのは久々だ。楽しみですね。
ああ、しゅうかが"白鳥の湖"モチーフでパするのは、『白鳥は水面下でもがく』っていう彼女の努力スタイルを、ステージに持ち込んだ形か。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2017年10月9日
スターズでもバレエがステージに盛り込まれてたけど、かたや銭ゲバ名古屋人、かたや妖精系ふわふわガールっていう、真逆のキャラで使われるの面白い。