アイドルタイムプリパラを見る。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2017年10月17日
コメVSパンVS麺VS芋ッ! 血糖値爆裂!!糖質制限ナンボのもんじゃい!!! って感じのグランプリ。
ここまでアイドルが頑張ってきたことをコンパクトにまとめつつ、そことは一つレベルが違うしゅうかの努力とアイドル像が見える回だった。ミミ子復活歓喜。
ステージ四回とかなり尺圧迫がキツいのに、メイン4人にそれぞれのメンター、地方回って獲得したファンにモブアイドルと、色々描くものが多い回。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2017年10月17日
描写の圧縮率を上げ、描くべきものを絞って丁寧に配置した結果、取りこぼしのない綺麗なまとめになっていた。経過を分かりやすくまとめる手腕がスマート
アイドルタイムは白紙の状態から、一筆ずつ努力と情熱で世界を塗り替えていくサクセス・ストーリーの側面が強くある。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2017年10月17日
夏休みのドサ回りもその一環で、今回地方アイドルが観客席にいたのはその成果である。バックの夢喰いから守ったみさきちゃんが、ステージに上っていたのも同じ。
アイドルたちは皆自分たちなり(のトチ狂い方で)に努力をして、それは結果に結びついている。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2017年10月17日
二人だけの第一回、観客席がミッシリとめが姉で埋まっている異常さを思い返せば、今回のグランプリは大成功だ。しかし夢を食われたままのちあ子は、そんな花のグランプリを見に来ない。
ゆいの虹色妄想が生み出したモノ、そこから奪われたモノを、急ぎ足ながら横幅広くまとめていて、良いグランプリだったと思う。ここで確認した価値をより強固にし、取り返していくことが今後物語を支える軸になる。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2017年10月17日
ラストのガァララが薄暗いキャットウォーク≒システム側に立っているのも良い示唆だ。
そういう大きい画角の中に、四人のアイドルが収まっている。これまでと同じように、あるいは自分の歩みの結果として、適度に努力し適度に頑張る三人。徹底して自分を追い込み、ギリギリの現実すらステージ演出に変えてしまうしゅうか。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2017年10月17日
しゅうかが持っている現実主義の理想が、良く見える構図といえる
おとぼけ三人組だって努力はしていて、特ににのはようやく、あこがれのシオンの直接指導を受けている。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2017年10月17日
しかししゅうかが、今回見せた(文字通り)足元でのあがきは、そことは別次元にある。意識の高さと汗をあえて見せつけず、観客に夢と輝きだけを見せるしゅうかのアイドル像は、古くて強い。
ここまでスーパー銭ゲバ、嫌味な現実主義者(でありつつつつも、そこからはみ出る可愛げと優しさも)として描かれてきたしゅうかは、今回『努力と友情』というパパラ宿の基本ルールを、しっかり守っていることを示す。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2017年10月17日
ミミ子を教師に迎え、甘えのない特訓を積み重ねて、完璧じゃないから完璧目指す。
しゅうかはミミ子にちゃんと礼を尽くし、同士として飾らない姿を見せ、傷ついた指を思いやる。飯抜きで自分を追い込んでしまう姿勢は姉にはバレバレで、芋満載の助け舟も出してくれる
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2017年10月17日
主役たちを支える『友情』という世界の土台は、しゅうかにもしっかりある。目立たなくても『トモダチ』は大事なのだ
今回は、しゅうかサイドを影から支えるミミ子とみあの描き方が、とても良かった。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2017年10月17日
厳格な委員長だったミミ子が、しゅうかのストイシズムに共感していく描写。ちゃらんぽらんなようでいて、妹の個性を尊重しエネルギーを補給してやる姉。きっちり移動音もアイススケートだ!
観客もアイドルも、しゅうかの努力には気づかない。努力と友情でぎりぎり引き寄せた奇跡の勝利を、さぞ当たり前のように演出し続けるプライドだけが表に出て、『華園しゅうか』というイメージを高く押し上げる。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2017年10月17日
それはアイドルがゼニを稼ぎ、興奮を生み出す形として、強い説得力がある。
"ASAYAN"のリアリティーショー路線を源流とする、親しみやすい現代アイドルの潮流と、あくまで高嶺の花として咲き誇り、ファンと距離を作る古式ゆかしい『アイドル』
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2017年10月17日
"アイドルマスターシンデレラガールズ"のアニメでも切り取られた永遠の対立構図を、しゅうかはプリパラに持ち込んだ。
今回のパフォーマンスに主役たちがどういう衝撃を受け、どういう反応をするかは、そんな古流のアイドルイズムに『みんなトモダチ』のプリパラがどういうアンサーを返すか、ということにもなる。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2017年10月17日
アイドルフィクションに興味を持つ視聴者としては、思わず面白い絵が浮かんできて楽しい回だった。
一つ大事なのは、しゅうかのやり方も、これまでもパパラ宿も、否定はされていない、ということだ。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2017年10月17日
勝敗はかなりブッチギリで付いたものの、ゆめ達もしゅうかも友情を育み、努力はしている。アイドルとしてパフォーマンスはする。根っこの部分は同じで、『トモダチ』になれる可能性は大だ。
ただ、しゅうかが見ている世界=パフォーマンスを通して観客が見る世界は、主役たちがいるレイヤーとは一段階違う高みにあって、それはしゅうかが(ゼニの視点も含む)別角度から『アイドルと努力』を認識し、行動しているから生まれている。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2017年10月17日
その差が結果に結びついた。分かりやすい描き方だ。
ならば今回の敗北を受け、しゅうかが隠している世界に迫っていく…反発しつつも『トモダチ』になることで、主役たちも自分たちの強みを磨き上げる道はある。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2017年10月17日
プリパラらしく、ギャーギャー仲良くケンカしつつ、今週のミミ子のように距離を詰めていけば、しゅうかの強みは学べるだろう。
そうやって距離が縮まったとき、しゅうかは下に見ている連中の強みを身近に感じて、彼女もまた変わっていくかもしれない。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2017年10月17日
安心できるトモダチでありながら、危機感と真剣味を忘れないライバルでもある。題目としてはよく聞くが、実際に書くのは難しい関係の輪郭が、シャープに見えてきた。
しゅうかの秘められた努力と友情をじっくり描くことで、今回の勝敗、そこから広がっていく世界を鮮明に見せる、とても善い回でした。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2017年10月17日
なんだかんだ、みあが良いお姉ちゃんしてる姿を堪能できてよかった。あとミーチルカルトマジこええ。ずっとあの路線で行くんだろうか。行くんだろうなぁ…。
しゅうかのプライド型アイドル像に、ゆめ達のトモダチ型アイドル像はぐうの音も出ないほど負けたわけで、こっから何を学び、どう変化していくかは楽しみだ。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2017年10月17日
そのうねりがアイドル個人を飛び出し、パパラ宿という場に影響を及ぼすダイナミズムも、今回ちゃんと確認していた。
人間と人間、人間と場所。そして人が集まる場所そのもの。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2017年10月17日
『色んな場所に共鳴と変化があって、それはとても面白いもの』だという作品の背骨を確認できる回でした。
ガァララはボーカルドールとして、『場所』そのものに干渉できる別次元の存在なのだな。そんな彼女との接点は、今ん所マスコット、と
ハロウィンは彼岸と此岸、星幽界と現し世の淡いが妖しくなる、賽の祭り。このタイミングでバックと、その背後にいるガァララに接触してくる話が来るのは、なかなか面白い。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2017年10月17日
バーチャルとリアルの境界線が揺らぐ次回、楽しみです。
そしてそこに切り込むのがレギュラー唯一のボーカルドールというね。
全然関係ないが、しゅうか様がメイキングドラマする度に、脳内の外道さんが「金の雨が降るぞー!!!」って煽ってきて困る。なかなか沈まないゆい相手に、レインメーカー三連発とかして欲しい。https://t.co/iw3QYIP0WY
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2017年10月17日