ラブライブサンシャインを見る。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2017年10月22日
学校説明会とライブライブ予選、いろいろあって日程が重なったAqours。奇跡など起こせない凡人達は何を選び、何を切り捨てるのか。ポストμ's時代の現実主義を描く苦いエピソード。
てことはなく、みかんパワーとエモさでまかり通る展開に。凄いな二期。
とまぁ、ちょっと揶揄する感じで初めてしまったが、『μ'sならぬAqours』を二期は描いていこうというのは、第一話からずっと触っているネタである。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2017年10月22日
一期最終回で都合のいい結末をもぎれとなかったAqoursに、奇跡は起こせない。現実に制約されつつ、何を選び取るのか。
小原家の銭金とか、都合よく船が出るとか、そもそも山のど真ん中だってんだろコノヤロウとか、一旦奇跡を否定する筆も第1話に似ている。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2017年10月22日
クソ田舎で、ただの女子高生で、天才でもなくて。そんな当たり前の縛りの中で、出来る限りの最善を積み重ねていく控えめは、しかしラブライブには存在しない。
要所要所でIQが底を打ちつつ、内浦のおバカ集団はなかなか良い手筋を思いつかない。見えてきたのは9人を分割し、半分になって両方取るという、とても現実的な解決策。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2017年10月22日
それが見える程度には、千歌はダウナーで自己評価の低いリーダーなのだ。彼女がエンジンになるAqoursも、また然り。
一旦見えた現実、『私たちに奇跡なんて起こせない』という諦めを、しかし千歌はひっくり返す。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2017年10月22日
『普通怪獣』などと自分を卑下しつつ、いざ衝撃が走ったら迷いなく突っ走る。仲間への連絡は無しで事前準備だけ進めるあたり、ほんとインパルスで生きてるなあ高海千歌。そのパンクスっぷりは大好き。
予選に合流した説明会組は、奇跡を信じずラブライブに賭けた形になる。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2017年10月22日
現実を踏破する準備をせず、衝動を信じてぶつかった結果が第一期最終話だ。帰る算段…『母校』も『ラブライブ』も両方もぎ取る奇跡の道筋をつけてなかった五人は、まだあの時間から出ていない、とも言えるだろう。
一方モノラック爆走大作戦を用意していた千歌は、予選を終えて九人で説明会をやる道筋は作っていたことになる。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2017年10月22日
衝動をどうやって形にして、欲張りな奇跡をもぎ取っていくか。絵面としては夢いっぱい(隠語)だし、エモさで押し切った感じもあるが、いい意味でもズルい現実主義を手に入れつつもある。
信じれば雨も止み、吹雪も乗り越え、世界中のラブ&ライブを広げることが出来たμ'sと、地元故のコスいルート選択と、地脈人脈をフル活用したスリルライド、そして最後は体力で二枚取りを可能にしたAqours。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2017年10月22日
同じ奇跡に見えても、違うそれを描くのが、サンシャイン二期かなとも思う。
とまぁ、ちょっと賢くなった二年組が引き寄せた奇跡の価値を描くエピソード…だったと思うんだが、そこに至る過程がゆるーいアタマの弱さ満載で、面白いやら分かりにくいやら。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2017年10月22日
結構地味なネタやってるのに、笑いと多幸感の作り方が極端なので、コアの部分が伝わりにくくなってね!? とは思う。
これは『奇跡』というキラータームを多用しすぎて、Aqoursと沼津の泥っぽさが薄れているのともつながっている気がする。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2017年10月22日
女神なんぞには願ってもなれない、世界の中心から程遠いクソ田舎。そこから夢ではなく目標を引き寄せていく方向でも良い気はするんだが、スケールデカくフワッと、は大事か
困ったことに、コア(と僕が感じたもの)をボヤけさせるハッピーハードコアな枝葉部分が、脳に直接快楽を流し込んでくるレベルで気持ちいいのも事実なのだ。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2017年10月22日
ヨハネがギャーギャー騒ぎ、衣装が可愛くてエッチで、ステージの演出が良い。それだけで脳がドライブしていく強さは、やっぱ見てて気持ちいい
文字通り善子の『ケツを押し』てやるずら丸の侠気とか、隙あらば夜闇の中眼と眼で通じ合うちかりことか、黒澤姉妹の清廉なのにアモラルな空気とか、アホ学生どもがはしゃぎまくってるときのテンションとか、なんかキラキラしたエモさとか、背骨を焼き付かせる感情のラッシュは、やっぱ強い。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2017年10月22日
特にステージ特有の照明の強さを活かし、3Dと2Dのつなぎ目を見事に消してきた"MY舞☆TONIGHT"は、ステージ前の拍手の少なさが逆に、あのステージングでAqoursが掴んだものを巧く表現していてよかった。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2017年10月22日
Wステージのパワーで押し切ってしまうのは、正着だよなぁ。
あ、ちかりこが相変わらず湿度と特別感を跳ね上げる中、面倒見とノリの良さを盾に状況をまとめ、本命との1ON1を逃した渡辺の約束された負け戦には相変わらず涙が止まりません。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2017年10月22日
二期は何がどうなろうと、『渡辺VS普通怪獣・最後の決戦』に1エピソード使ってもらうからな…。
というわけで、相変わらずネジを飛ばした多幸感と、豪腕でねじ込まれるエモさと、女神ならざる自分たちの状況を理解した衝動の迸りと、確かに積み上げてきたパフォーマンスの強さが、混じり合わないまま殴りかかってくるエピソードでした。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2017年10月22日
二期はほんと、総体を掴みにくい。作品内部でも、メタ的にも
作品が価値として振り回している世界律は正直よく分かんなくて、形状として刺さるはずないのに仕草とシチュエーションの腕力で強引にぶっ刺されてる感じが強い。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2017年10月22日
それはそれで気持ちいいのだが、勢いをあえて殺し、コンパクトに的確に指してくるエモさを体験したくもあるのだ。
次回のダイヤ回で、そういう小回りの良さを見せるのか、はたまた勢いで押し切ってくるか。
— コバヤシ (@lastbreath0902) 2017年10月22日
どういう組み立てで1クール投げきりたいのか、制作陣の構築意図が見える回になりそうだし、なによりダイヤは好きなので、次回も楽しみです。二期のダイヤの描き方は、比較的落ち着いてるしね。